【永久保存版】Amazonの真贋調査とは?解除する方法・対策を徹底解説マニュアル
amazonでは、たびたびアカウントが停止・閉鎖したという話を聞きます。そのほとんどが、真贋調査によるものです。
Twitterにも、以下のような声がありました。
ありがとうございます!
アイコン、新しくなりましたか…?真贋調査の対象になってしまい
アカウントが停止しそうでした!笑— あきら@せどらー (@akira_consult) May 29, 2020
速報!
真贋調査によるアカウント停止が解除されました。
詳細は不明ですが、整理の後報告致します!— Mr.CHIHIRO@超初心者せどらー (@zhihao2nd) August 11, 2020
仮に、amazonで商品を販売する際は、真贋調査に引っかからないように気を付けなければなりません。そこで今回は、真贋調査が入る原因や、その対策について解説します!

【この記事をまとめると】
真贋調査の対象になる人
- アカウント開設1年未満の人
- 新品商品を販売しているセラー
- 中古販売をしているセラー
真贋調査が入った場合に起きること
- アカウントの停止処分
- 商品の停止処分
真贋調査が来る理由
- 真贋品を販売した
- クレームが入った
- ランダムチェック
amazonの真贋調査とは?どういう人が対象?
Twitterでは、たびたび真贋調査について話題になることがあります。「そもそも真贋調査とは?」という人もいるので、簡単に解説します。
真贋調査とは、その名のとおり、商品が真贋品かどうか運営が調査することです。これには、Amazonに真贋品が増えてきた背景が関係しています。
例えば、こちらの商品。鬼滅の刃のTシャツですが、商標権を侵害している海賊版商品です。
現在のAmazonには、このような商品が頻繁に出品されています。削除されては、新しく出品されの繰り返しなので、運営も真贋調査で対応しているわけです。
ちなみに、amazonで真贋調査の対象になるユーザーは、以下のとおりです!
amazonで真贋調査の対象になるユーザー
- アカウントを開設して1年未満
- 新品を販売しているセラー
- 中古を販売しているセラー
つまり、amazonに出品しているセラーは、全員が真贋調査の対象です。しかし、言葉どおり”セラー全員に真贋調査が入る”わけではなく、一部の条件に該当している人が対象です。
普通に販売する分には真贋調査は入らないので、安心しましょう。
アカウントを開設して1年未満
amazonで、最も真贋調査の対象になりやすいのが、アカウントを開設してから1年未満の人です。普通に商品を販売する分には問題ありませんが、真贋調査の対象になりやすい商品を販売すると、調査が入ってしまいます。
この場合、真贋品を販売したからという理由ではなく、ランダムチェックがほとんどです。
特に1年目くらいまでの若いアカウントにランダムピックの真贋調査は多いらしいので注意しましょう!
もちろん過剰にビビりすぎても仕入れできないので、モノレートなどよくチェックしてリスクの確認を怠らないようにしましょう。
セラースケットなどのアプリもおすすめです👍#せどり #真贋調査
— メル@PT×本せどり×投資×ブログ(初心者) (@meru_2525_) March 26, 2020
真贋調査ランダムできてますね。
うちの周りでも数名、
中古のみの方も!
しばらく様子見ていく!!— てるアニキ【アニキのせどり塾】 (@anikigoto) August 13, 2020
このように、ランダムチェックに対してつぶやいている人がいました。詳しくは後述しますが、ランダムチェックの対象になりやすいのは、新品商品を販売している人です。
真贋品問わず、アカウントを規制する目的でおこなわれている真贋調査なので、割とシビアなのが特徴です。ちなみに、Amazonのセラーフォーラムでは、以下のような声もありました。
新規出品から1週間で真贋調査が入り、アカウント閉鎖になりました。
アカウント登録直後に出品した商品が好調に売れたため、第二陣として10数品ほど出品登録したところ、そのうちの3点(美容器具とフィギュア)が真贋調査の対象となりました。
当該商品は近隣の大手小売店の実店舗で仕入れた新品商品で、真贋品ではありません。
このように、新品で仕入れた商品でさえも、真贋調査の対象になるとのこと。逆手を取れば、「中古を販売すればいいのでは?」という人もいますが、以前はそれでもかまいませんでした。

新品を販売しているセラー
amazonで真贋調査が入るケースは複数ありますが、新品を販売しているセラーは注意したいところです。前述したように、アカウント開設から1年未満の人のほとんどは、新品商品を販売して調査が入っています。
これには理由があり、真贋品に新品コンディションのものが多いからです。これも、中国人セラーの悪質行為を規制するためと言われています。
こちらの商品がいい例ですが、人気があるキャラクターがプリントされていますが、海賊版の商品です。これら以外にも、以下のような真贋品が市場にあふれています。
amazonにある真贋品一覧
- スマートフォンケース
- フィギュア
- 漫画
新米アカウントが、基本的に規制されるわけですが、一部では熟練アカウントの人でも真贋調査が入った声も聞きます。そう考えると、アカウントの運営歴ではなく、販売している商品の可能性もゼロではありません。
中古を販売しているセラー
amazonの利用規約が改正されるまでは、新品の販売のみが真贋調査の対象でしたが、近年では中古商品も規制されることがあるようです。
商品によって異なりますが、なかでも有名なのは、漫画・雑誌などの書籍ジャンルの商品です。感染症の影響から、たびたび漫画が転売されるようになり、それを規制するための真贋調査と言われています。
本せどりにも真贋調査がくるんですね。
古物商の免許を提示して、古物台帳とレシートを照らし合わせてこの商品はこれですよっていうものを提出するぐらいしか対応が思い付かないですね。
他に何かあるかな?
— あかつき@ゲーム販売とebayと私 (@akatsuki__ak12) August 9, 2020
【本せどり】※注意喚起!
真贋調査きました。
アカウント開設したばかりの方
本当に注意してください。ブックオフ仕入れは
レシートにほとんど中古本としか記載されないため、
危険度かなり高いです。これから対応報告していきます。
— さく@ネットの古本屋さん (@sakusaku_sedori) August 9, 2020
このように、本せどりで真贋調査が来ることに対して、注意喚起をしている人もいました。新品中古問わず、領収書をもらっていると思いますが、仕入れ先によっては商品名が記載されていません。
例えば、鬼滅の刃の漫画をブックオフで仕入れたとします。その場合、レシートには以下のように記載されます。
ブックオフのレシートに記載される内容
- 中古本
- 単C
- 書籍
商品を仕入れたということはわかりますが、レシートを提出したからといって、真贋調査対象の本を仕入れたかの証明にはなりません。
請求書も発行できませんし、解除に難航する人も多い事例です。中古で真贋調査が入ることは少ないですが、以下の商品を販売する際は要注意です。
注意したい商品一覧
- フィギュア
- 漫画・雑誌
この辺は、たびたび中古商品で真贋調査が入っているイメージ。中古だからといって油断せずに、万が一のことを考えて備えておくことが重要です。
amazonで真贋調査が来る理由と原因を紹介!
amazonでは、真贋調査が入るケースがあります。原因はさまざまですが、具体的には以下が挙げられます。
amazonで真贋調査が来る理由
- ランダムチェックによるもの
- ユーザーがセラーにクレームを入れたから
- メーカーの警告を無視したから
- 規約に反する商品を取り扱ったから
最も多いのは、ランダムチェックによる真贋調査です。また、ユーザーのクレームによって、顧客満足度が下がり調査に入るケースも少なくありません。
また、amazonではさまざまな規約のもとで成り立っていますが、その規約を無視してしまうと、真贋調査が入るので注意しましょう。
ランダムチェックによるもの
Amazonで、最も真贋調査に入りやすいのがランダムチェックです。アカウント開設1年未満の人が対象で、新品コンディションで販売している人が、対象になりやすいです。
※最近では中古も真贋調査の対象
実際、Twitterにはランダムチェックの被害にあった人が投稿していました。
Amazonランダムピック型の真贋調査に対して資料提出しました。疲れた……😭
また進展があったら引き続き報告します。 pic.twitter.com/2TbK2ZObTI
— しろ@せどり初級者 (@shiroo_store) August 12, 2020
台風とともにアカウント開設3ヶ月目できたランダムピック真贋調査解除できた😂
任天堂のゲームソフト以外の仕入れはやめます…😂 pic.twitter.com/EV7Aow2cgc— 鹿ぽい@せどり垢 (@FET68827331) October 13, 2019
解除した人もいるので、調査が来たときは、然るべき対応をしましょう。また、新品商品で商品を仕入れた場合は、正規ルートなら領収書があると思います。
真贋調査の対象となった商品の領収書を提出すれば、解除できる可能性が高いです。そのため、ランダムチェックが入ったからといって、焦る必要はありませんよ!

ユーザーがセラーにクレームを入れたから
ランダムチェック以外にも、真贋調査が入る原因は複数あります。具体例を挙げると、セラーにクレームを入れたことが挙げられます。
amazonのセラーセントラルには、顧客満足度というものがあり、一定の指標を維持し続けなければなりません。対象の項目は、以下のとおりです。
amazonの顧客満足度の指標一覧
- 注文不良率
→購入された商品に欠陥があった割合 - キャンセル率
→セラー都合で購入をキャンセルした割合 - 出荷遅延率
→発送予定日よりも出荷が遅延した割合 - ポリシー違反
→利用規約に違反した割合 - 回答時間
→購入者が質問してから回答するまでの時間
基本的には、普通にamazonを利用していれば低下することがない数値です。しかし、顧客からなんらかの形でクレームが入った場合は、上記の指標が低下します。
もちろん、パフォーマンス指標が低下すると、”悪質なセラー”と判断されてしまい、真贋調査が入るわけです。この場合、たとえ真贋品を販売していないとしても、真贋調査が入ってしまうので要注意です。
メーカーの警告を無視したから
amazonで、商品の独占販売をしていると、メーカーから警告が来るケースがあります。これは、メーカーにとって不利益になるからです。
例えば、あなたがメーカー品を仕入れたとして、それを定価以上で販売したとします。10,000円の商品を20,000円で転売した場合、売上は10,000円です。
しかし、メーカーからすると、自社製品が高額転売されているので、消費者のことを考えて運営に通報するケースも珍しくありません。Twitterには、メーカー警告について詳しく書いている人もいました。
【Amazonアカウント復活情報🐤】
年末にかけて、特定の企業による商標権・意匠権が増加しています😓
Twitterでは具体的な企業名やASINは出せませんが、かなりの数きています。
通報されやすいメーカーや商品は存在しますので、もし警告を受けた際はすぐに取り下げるようにしましょう🌺
— 吉田航基@株式会社hibiki (@hiyoko_tabi) January 3, 2021
【メーカーから警告が来た場合】
Amazon販売していると、メーカーから警告がくる場合があります
・警告くる
→出品削除
→商品返送返送した商品はフリマ等で捌きます
→女性が多いメルカリ、ラクマがおすすめ◎謝罪メール等は特に送る必要はないと思います
— えんがわ@転売×ポイ活 (@engw2020) January 1, 2020
ヘルビ用品や食品を仕入れているときにありがちですが、警告が来たあとは、商品の自主削除を求められます。
(状況次第ではこの時点で通報されるケースもあります)
しっかり対応すれば問題ありませんが、対応せずに放置すると、運営に対応が委託されるわけです。その結果、真贋調査が入ってしまいます。

規約に反する商品を取り扱ったから
amazonの真贋調査は、利用規約に準拠しています。規約違反に該当するような商品を販売した場合や、行為をした場合は真贋調査が入る可能性があります。
出品関連でありがちなのは、以下の事例です。
amazonでやりがちな失敗例
- 利用規約に抵触する商品を仕入れた
(例:偽ブランド品、海賊版商品など) - 無在庫転売をした
- 市場独占をした
この場合、アカウントが規制されてしまうので、注意しましょう。あまりにも悪質だと判断された場合は、停止ではなく閉鎖に追い込まれます。
この場合、真贋調査の手続きは一切なく、直接アカウントが閉鎖されてしまうので改善の余地はありません。運営の判断からすると、アカウントが停止するほど悪質な行為をしたユーザーという認識になります。

amazonで真贋調査が入った場合はどうなる?
amazonで真贋調査が入った場合は、何かとセラーにとって不都合なことが起きます。さまざまなシーンが想定されますが、特に起きるのは以下のとおりです。
amazonで真贋調査が入ったときに起きること
- 商品の停止・削除措置
- アカウントが一時的に停止する
特に気を付けたいのが、アカウントが停止するケースです。一時的に停止すると、amazonのすべての業務ができなくなります。
さらに、購入用アカウントがある場合は、連携されて停止するので、商品の購入もできません。何かと使いづらくなるため、事前対策や事後対策が重要です。
商品の停止・削除措置
真贋調査が入ると、商品の停止・削除措置がされる場合があります。メーカーから警告されると起きやすいことで、出品が一時的に取り消されてしまうので注意しましょう。
状況次第では、FBA納品しているものは、返品されるケースもあるようです。真贋調査の対象になる商品は複数ありますが、1回の調査で3つほどが対象になることが多いです。
仮に、出品が取り消しになって削除されたとしても、真贋調査の解除はしなければなりません。
例えば、こちらの商品が真贋調査の対象になったとします。メーカーからの警告によって真贋調査が入った場合は、商品の出品が取りやめになります。
出品が一時的に停止するならまだしも、削除された場合は、一から出品作業をしなければなりません。
アカウントが一時的に停止する
仮に、真贋調査が入った場合、調査期間中はamazonのアカウントが停止します。解除すれば、普段どおりアカウントを運用できますが、停止期間中は一切の出品作業ができません。
セラーセントラルへのログインは可能ですが、出品作業や売り上げの確認などもできないので、注意しましょう。ちなみに、売上金については、真贋調査をクリアするまで、運営が預かる形です。
ここで注意したいのが、クレジットカードを使って仕入れをしていた場合です。
本来、クレジットカードは以下のような支払いサイクルで回していきます。
クレジットカードの支払いサイクル
- クレジットカードを使う
- 締め日に利用金額を締める
- 翌月の指定日に引き落とし
アメックスを例に挙げると、20日~22日が締め日で、引き落としは翌月の10日です。締め日が20日だとして、支払いから引き落としにかかるのは、約50日程度です。
それを利用して、クレジットカード仕入れをする人がいるわけですが、アカウントが停止してしまうと、キャッシュフローが悪くなります。最悪の場合、売り上げによって仕入金額の支払いができなくなることも。
そのため、真贋調査に発展した場合は、早急に問題を解決しなければなりません。
補足:アカウントが閉鎖した場合に起きること
amazonで真贋調査に入った場合、期間中はアカウントが停止します。よく、”アカウント停止”と聞くと、垢バンだと思う人がいますが異なります。
amazonのアカウント停止は、あくまでも”一時的に停止している状態”なので、解除すれば通常どおり復旧するので安心しましょう。しかし、アカウントが停止したまま放置していると、閉鎖に追い込まれます。
閉鎖とは、いわば垢バンのことであり、以下のペナルティを受けます。
アカウントが閉鎖した場合に起きること
- 売上金の90日間振込停止
- Amazonアカウント削除
- FBA納品したものを返送
※送料は実費
最も負担になるのは、売上金の90日間振込停止です。アカウントが閉鎖すると、商品を購入した人の返金対応に追われます。
その補填として、一時的に売上金を運営が預かるわけです。一度閉鎖したら、アカウントの利用はできませんし、FBA納品しているものは、すべて返送されます。
何かと不都合なことが起きるため、最初からアカウントが停止しないように気を付けなければなりません。
真贋調査を実施する部署を段階別で徹底解説!
真贋調査をする際、状況によって対応部署が異なります。普通に真贋調査が始まった場合は、以下のステップで進んでいきます。
真贋調査をおこなっている部署
- ステップ①:アカウントヘルス
- ステップ②:アカウントスペシャリスト
最初の段階では、アカウントヘルスという機関に委託されます。しかし、対応から14日間経過すると、アカウントスぺシャリストに移行する流れです。
先に説明しておくと、ステップ①の段階で真贋調査をクリアしないと、ほぼ間違いなくアカウントが閉鎖するので注意しましょう。

ステップ①:アカウントヘルス
アカウントヘルスは、amazon全般の問い合わせを受け付けている部署です。真贋調査でも、初期段階ではこちらの機関に対応が委託されます。
ちなみに、アカウントヘルスは主に以下の業務をおこなっています。
アカウントヘルスがおこなっていること
- 真贋品のチェック(サイト内パトロール)
- 顧客のクレーム対応
- セラー×お客様の対応
ランダムチェック以外にも、アカウントの運用方法が悪ければ悪いほど、即アカウントスペシャリストに対応が委託されます。
アカウントヘルスは、14日間のサポートを受け、その間に無事真贋調査が解除された場合は、いつもどおりamazonの出品ができます。
ちなみに、アカウントヘルスで真贋調査を解除するには、以下の条件を満たさなければなりません。
アカウントヘルスで真贋調査を解除するために必要なもの
- 調査対象の商品の請求書
- なければ領収書・レシート
- 業務改善書類の提出
アカウントヘルスでは、商品が真贋品なのか気になっています。仮に、営利目的で海賊版商品を仕入れて販売いた場合は、規制される可能性は十分あります。
ステップ②:アカウントスペシャリスト
アカウントヘルスでの対応は、14日までと決まっています。それまでに、真贋調査を解除できなかった場合は、アカウントスペシャリストという機関に対応が委託されてしまいます。
このアカウントスペシャリストがかなり厄介で、一度この機関に対応が委託されてしまうと、二度と解除できずに、アカウントは閉鎖するとまで言われています。
基本的には、”アカヘル→アカスペ”の流れで進んできますが、悪質性を判断して、いきなりアカスペに対応が委託されることもあるようです。
ちなみに、アカウントスペシャリストの対応は、以下のように雑です。
アカウントスペシャリストの対応
- 真贋調査の問い合わせが通じない
(改善個所を教えてくれない、テンプレ返信など) - 電話対応は一切無し
一応部署として存在するようですが、すべての対応がテンプレでの応答・返信ということもあり、存在すら否定する人も少なくありません。
ちなみに、アカウントスペシャリストに対応が委託された場合、真贋調査を解除するためには、アカヘルで必要だったものに加えて、”販売証明書”が必要になります。
販売証明書とは、メーカーが販売委託店に渡すような書類のことで、代理販売をする場合にのみ発行されます。あなたが、商品を直でメーカーから仕入れている場合はもらえる可能性がありますが、個人のセラーの場合はほぼ間違いなくもらえません。
メーカーからすると、個人のセラーに販売証明書を出すメリットがないからです。
Amazonアカウント作成直後にアカウント停止されて半年・・・
長かったです😵
アカスペが冷徹な悪魔だと何度思ったことか😅
間違ってたのは僕でした🙇
Amazonさんこれからよろしくお願いします。
少しずつ勉強して一歩一歩進んでいきます!
まずはAmazon出品大学で勉強します! pic.twitter.com/KWEigrlsDM— しーたす@健康で豊かな人生を (@generalist_pt) September 19, 2020
ネットビジネスといえど、ディスプレイの向こう側には人間がいるんだってことを忘れてはいけない。
とはいえamazonのアカスペとかとやりとりしてると、どう考えてもディスプレイの向こう側に血の通った人間がいるとは到底感じないよな。
少なくとも俺たちは、人間らしさを忘れないようにしようぜ。
— EIKING【Shopdemy講師】 (@eiking_asia) September 15, 2020
このように、アカウントスペシャリストの対応について、Twitter投稿している人がいました。対応が雑なことを考えると、確かに冷酷なのもわかります。
万が一、真贋調査の対応が遅れて、アカスペに移行されてしまった場合は、残念ながら、Amazonでの販売はあきらめたほうが吉です。

amazonで真贋調査が来たらどうする?解除に必要な3つの方法!
amazonでは、普通に商品の販売をしていても、真贋調査が来るケースがあります。その際、焦らずに対応できるように、事前に解除方法を把握しておきましょう。
主に、真贋調査の解除に必要になってくるのは、以下の二つです。
真贋調査解除で必要なもの・こと
- 対象商品の領収書・請求書を用意する
- 業務改善書の用意・提出
また、あなたが独占販売をして、メーカーからの警告により真贋調査が入った場合は、メーカーへの謝罪もしなければなりません。対応を放置してしまうと、アカスペに移行する間もなく、アカウントが閉鎖してしまうので注意しましょう。
対象商品の領収書・請求書を用意する
amazonの真贋調査をクリアするためには、請求書・領収書が必要です。原則として、請求書の提出が求められますが、領収書でも代用できます。
条件はさまざまですが、以下の範囲内で提出する必要があります。
領収書・請求書の条件
- 発行日から365日以内
- 仕入れ先の情報が明確に書かれている
この条件に該当していない領収書・請求書は、クリアできないので注意しましょう。中古品の場合は、”中古本””単C”などしか書かれないため、クリアしづらいといわれています。
また、その他にも以下の条件を満たしている必要があります。
真贋調査をクリアできる領収書・請求書の条件
- 仕入れ先の連絡先
- 仕入れた数量
- 名前
- 電話番号
- 住所
- 仕入れ先の押印
これらの情報が記載された請求書、領収書を提出しなければなりません。形式は、PDFの書類ファイルかjpgやpngなどの画像ファイルで構いません。
仕入れ先の領収書であれば問題ないので、真贋調査のために必ず保管しておくことをおすすめします。請求書に関しては、店舗によっては発行してくれることがあるようですが、取引先ではないと厳しいです。
補足:レシートで真贋調査は通過する?
真贋調査を通過するには、仕入れ先の領収書か請求書が必要になります。普段から習慣づけている人なら問題ありませんが、”領収書はないがレシートはある”という人もいると思います。
そこでに気になるのが、「レシートで真贋調査はとおるのか?」ということです。結論を言うと、どちらも言えません。
というのもレシートで通過した人もいれば、落ちる人もいるからです。
真贋調査の返答がAmazonからきました!
3商品中1点だけヤマダ電機のレシートと現物の写真(シリアルナンバー)で通りました!あと2点なんとかします💦 pic.twitter.com/TfLt0mYtNB— 月商800万円突入kj@中国輸入×店舗&電脳せどり (@kj56091604) August 17, 2020
実際、Twitterでは、レシートを提出して通過した人もいました。こちらの人は、現物の写真とレシートで通過したとのこと。
仕入れ店舗によっては、レシートでも真贋調査の通過に必要な情報が記載されているものもありますからね!そう考えると、「レシートでは通過しない」と断定するのは早いです。
ただ、レシートよりも、領収書のほうが確実なので、提出するなら領収書のほうが吉です。
業務改善書の用意・提出
領収書を用意できたら、業務改善書も用意する必要があります。業務改善書とは、真贋調査が起きたことに対して、再発を防止するようなことを記載する書類です。
要するに、会社の始末書のようなイメージです。ただ、「以後気を付けます」「気を付けて出品します」などと簡単なことを書いたものでは、通過しないので注意しましょう。
通過するために必要なのは、”具体的な情報が記載された”業務改善書です。一応テンプレートが用意されていますが、以下の内容の記載は必須です。
業務改善書の内容
- 挨拶+謝罪
- 今回調査に入った理由・違反についての記載
(真贋調査の場合は、真贋調査でOK) - 規約に違反になった原因を記載する
(こちらも真贋調査でOK) - 2~3が起きた問題に対しての改善策の提案
※多いほうが吉 - 改善策を実施したところで得られる効果
- その改善策を実施する具体的な日にち・期間
- 運営責任者の名前
これらの情報を記載すれば、通過する可能性が高いです。しかし、一度でクリアすることはなく、数回再提出をしなければなりません。
改善書を作成する際は、簡潔に伝えることが重要で、原因や改善策については具体的に記載しましょう。真贋調査を通過しないことには、Amazon物販が再開できませんからね!
メーカーへの謝罪
あなたがメーカー規約に違反して、真贋調査に入ったとします。その場合は、メーカーへの謝罪が必要です。
独占販売や、高額販売をしていると、メーカーから警告が来るケースがあります。仮に、真贋調査の条件をクリアしたとしても、謝罪がなければ通過できないケースもあるためしましょう。
また、巷では「メーカーに謝罪したら真贋調査を取り下げてもらえる」という人もいるようですが、まったくのデマです。謝罪をして、メーカーが許したとしても、入っているのは真贋調査ですからね……。
真贋品かどうか確かめる調査なので、謝罪をしたところでクリアというわけにはいきません。とはいえ、メーカーに迷惑をかけたままだと、再度クレームに発展する可能性があります。
そのため、業務改善書同様に、丁寧に謝罪することが大切です。
真贋調査を防止!事前に防ぐ5つの対処法!
Amazon物販をしている人からすると、真贋調査をされたくないのが本音だと思います。しかし、普通に商品を販売して、意図的に対策していれば、真贋調査が入らないケースも珍しくありません。
実際、Amazonで長年販売していて、真贋調査をされたことがない人は大勢います。
興味ありますね😍
幸いまだ真贋調査は一回もないのですが https://t.co/iFHDVBv1T8
— ろうきん (@rJ1YN6Tpuoh7okE) January 8, 2020
Twitterでは、このような人もいました。変な調査に時間を取られないためにも、以下の対策を意識しましょう。
真贋調査が来る前にできる事前対策
- 領収書の管理を徹底する
- 個人仕入れはしない
- クレームに発展しないようにする
- 真贋調査が来る商品は仕入れない
- 中古せどりをメインにする
いずれも、規約に抵触せずにクリーンな販売ができる方法です。ホワイトな販売をすることで、真贋調査から守れるので、それぞれ意識しましょう。
領収書の管理を徹底する
真贋調査は、ランダムチェックや顧客満足度低下などが原因で、引っかかってしまいます。それを解除するためには、領収書が必要です。
メーカーと直接取引をしているなら、請求書で代用できますが、量販店から仕入れた場合は、個人仕入れだと請求書はもらいづらいです。請求書が用意できないなら、領収書で対応できます。
Amazonの真贋調査をクリアするために必要なもの。
それは・・
・仕入れの際に発行した領収書
です。記載する内容は↓
・amazonの店舗名
・amazonの登録住所
・仕入れた商品名と個数どれだけ仕入先の店舗が忙しくても、領収書をもらうことは忘れないようにしましょう
— さとあつ@楽天せどり×発信力強化アドバイザー (@atsu_raku) September 14, 2021
■真贋調査の際に用意すべき書類
①領収書
②納品書やレシート
※①or②は必ず用意しておく!物が正規品であることを証明すればいいだけなので難しい書類は正直いりません(*´ω`*)
真贋調査は普通に来るので
「来たらどうしよう」ではなく
「来る前提で」準備するのが重要です!— もりもとら@現役せどりプレイヤー (@motora_0201) August 13, 2020
このように、真贋調査をクリアするための条件として、領収書の提出を求める人も少なくありません。
「請求書でしか解除できない」という誤った声もありますが、領収書でも解除できるのは事実です。レシートでも解除できるという声もあるものの、確実性はありませんし、情報次第なので注意しましょう。
個人仕入れはしない
amazonで商品を販売する場合、極力個人仕入れはおすすめしません。特に、新品コンディションの商品を販売する場合、メルカリやラクマなどから仕入れた商品は、出品できないようになっています。
(利用規約でも以下のように記載されています)
「新品」として出品できない商品
以下の商品は、Amazonで「新品」として出品することはできません。
- 個人(個人事業主を除く)から仕入れた商品。
新品として販売できないだけで、中古コンディションなら問題なく出品できます。ただ、人によっては、「仕入れ経路までバレないんじゃないの?」という人も少なくありません。
確かに、運営は仕入れ経路まで把握できませんが、新品コンディションで販売したときに、よくありがちなのが真贋調査です。本来、真贋調査をクリアするためには、領収書・請求書が必要ですが、個人仕入れの場合は用意できません。
相手が領収書まで商品につけているなら別ですが、確実ではないのでおすすめしません。また、最近では中古コンディションでも真贋調査が来るといいます。
中古でも普通に真贋調査ありますし、新規の垢でも高確率でランダムピックアップ型の真贋調査あります。
これはネットでググれば普通に出てくるレベルの情報です https://t.co/rtEiEKGgBv
— なみのり@せどり (@nami_sedori) August 5, 2021
中古商品は、正直真贋品かどうかの区別ができません。例えば、ブックオフで中古のフィギュアを仕入れたとします。
しかし、ブックオフの査定の際に、偽物を間違えて仕入れていた場合、あなたが意図せず仕入れた商品は偽物ということになります。ただ、amazonはそこまで判断することはありません。
あくまでも、”正規なルートで仕入れているか”がカギなので、中古品だとしても正しい請求書・領収書を提出すれば、真贋調査はクリアできます!
これが、個人仕入れ(メルカリ・ラクマなど)の場合は、用意できないため、真贋調査が来た時点で、通過できないことが確定するわけです。

クレームに発展しないようにする
ランダムチェックでの真贋調査が主流となっていますが、顧客満足度が低下したことによる真贋調査もあります。amazonの見解は、「顧客満足度が低下しているから偽物を販売しているのでは?」というものです。
そこから、ランダムに3つの商品が選ばれて、真贋調査に発展します。これを解除したいなら、クレームに発展しないように、対策しなければなりません。
具体的にできることは、以下のとおりです。
真贋調査が入らないためにできること
- 動作チェックをする
※家電、ゲームなどのジャンルの場合 - 外箱の傷・ヘコミがないかのチェック
- 付属品の有無、欠品がないかのチェック
- 商品の外観のチェック
amazon以外に出品するときでも、真贋調査が入らないようにするためには、検品は徹底したほうが吉です。ちなみに、最近では”報復評価”として、低評価レビュー+通報をする人も少なくありません。
最も面倒なのが、「購入した商品が偽物でした」というクレームです。amazonは、購入者を大事にしているため、このような声が1件でも入った時点で、真贋調査に移行します。
しかし、それが不当なレビューだと判断した場合は、運営とセラーに対して異議申し立てができます。最も簡単なのは、該当商品の領収書や請求書などで、仕入れルートを正しく示すことです。
そのルートが正しいと認められた場合は、真贋調査が取り下げられます。

真贋調査が来る商品は仕入れない
amazonの真贋調査は、解除するまで出品ができないので注意しましょう。また、amazonが指定する期限内に解除しないと、アカウントが閉鎖してしまいます。
そうなると、二度とamazonでの販売ができなくなるので、注意しましょう。販売商品によっては、真贋調査に入りやすいものがあるため、一部抜粋して紹介します。
(具体的には以下のとおり)
真贋調査が来やすい商品
- メーカー販売品
→公式メーカーが販売している商品 - 家電系全般
→新品でも保証期間が切れている場合はクレームに発展しやすい
(その結果真贋調査に発展することも) - ゲーム機、ゲームソフト
→独占販売をするとメーカーからクレームに発展しやすい - ラグジュアリーブランド
→そもそもamazonでの販売が禁止されている
詳しい内容については後述しますが、真贋調査に発展しやすい商品は確かにあります。普通に仕入れにおすすめできる”家電系商品”でも、保証書がないとクレームに発展して、真贋調査になることも少なくありません。
そのため、amazonで販売をする場合は、一度真贋調査に入りづらい商品なのかどうか確認してから仕入れるとよいでしょう。
中古せどりをメインにする
真贋調査に極力遭遇したくないなら、中古せどりをするとよいでしょう。しかし、これは正攻法ではなくなりつつあります。
というのも、前述したように、中古商品でも真贋調査に入ることはあるからです。ただ、中古品のすべての商品が、真贋調査の対象というわけではありません。
過去の事例を紹介すると、以下が挙げられます。
【漫画本を販売して真贋調査】
本せどらーで垢BANになった人はまだ聞いた事ないけど、実際いるのかな🙂
真贋調査は以前あったけど、把握してる限りではみんな無事だったようですし🙄
垢BANに特別怯える事なく取り組めるジャンルって、精神的にも良いものですね😆✨
— めぎゅ🌻本せどり・ネットビジネスで稼ぎながら日本一周放浪旅の人🚘✈️⛴ (@megyu555) October 12, 2021
【中古ゲーム機を販売して真贋調査】
中古しか扱ってなく PSPで真贋調査きた、、、
こんなんどないしようも無いやろ、、、 pic.twitter.com/SpmzeFETif— メルヘン@アロワナを飼育したい (@kawaiiimouto) October 4, 2021
どちらの商品も、中国で海賊版が出回っている商品です。特に、トレンドで商標によって守られているものは、中古でも真贋調査が入りやすいです。
これは、amazonがユーザーを保護する目的でおこなっているため、受け入れるしかありません。中古で真贋調査に入ると、解除に難航しますが、基本的に”ゲーム機・漫画本”以外での真贋調査報告はありません。
そのため、家電やゲームソフトなどは対象外なので、積極的に仕入れていきましょう!しかし、真贋調査に入る可能性も考えて、領収書は保管することをおすすめします。

amazonの真贋調査が入りやすい商品!
amazonは、一部真贋調査が入りやすい商品があります。今後、amazonで商品を販売してきたいなら、その商品についても把握しておきましょう。
具体例を挙げると、以下のとおりです。
amazonで真贋調査が入りやすい商品
- ゲーム機
- 家電製品
- 偽物が多い商品
- 品質が悪い商品
- 海外メーカー品
- 個人購入の新品商品
これらの商品は、いずれも真贋調査が入りやすいので注意しましょう。特に、ゲーム機・家電製品は、たびたび真贋調査の対象になっているイメージ。
仮に入ったとしても、領収書を保管していれば、簡単にクリアできるのでおすすめですよ!
ゲーム機
ゲーム機は、amazon物販で仕入れる人が多い商品です。利益になりますし、人気があるジャンルですが、真贋調査の対象になるので注意しましょう。
過去の事例を例に挙げると、任天堂Switchが挙げられます。
昔に比べると、値段も落ち着きつつありますが、感染症が流行していたときは、高額転売が目立ちました。以下は、そのときのKeepaのグラフです。
自粛期間として、2020年2月~4月は初めての緊急事態宣言が出されていたときでした。その兼ね合いから、Switch本体の値段は一時80,000円台まで跳ね上がりました。
それを見かねた任天堂は、一時的に任天堂Switchの生産を中止。それが、かえって価格上昇の原因になりました。
最終的には、メーカーの許可がないと販売できない形式の商品になり、極端に高値転売している人は、真贋調査に入られたこともあったようです。

家電製品
家電製品は仕入れている人も多く、利益になるため人気があるジャンルです。しかし、状況次第では真贋調査に入る可能性もあるため、注意しましょう。
ちなみに、家電製品が真贋調査に入るケースを挙げると、以下が挙げられます。
家電製品で真贋調査に入るケース
- 保証書がなくクレームに発展する
- 偽物だと判断される
(中国輸入商品にありがち)
中古の場合は、そもそも保証書がない前提で購入するため、そこまで気にする必要はありません。しかし、新品コンディションで販売しているにも関わらず、保証書がなかったり、期限が切れていたりすると、クレームに発展します。
また、家電製品には一部偽物も存在します。メーカーが継承している以下の製品を仕入れて販売する場合は、注意しましょう。
偽物がある家電製品一覧
- デジタルカメラ
- ヘルビ用品
- メディア関連
(例:プロジェクターなど)
いずれも人気のあるジャンルですが、新品商品だと真贋調査が入りやすいので要注意です。
偽物が多い商品
amazonに販売されている商品のなかには、一部偽物や海賊版商品が販売されています。中国人セラーが増えてきたことから、年々増加しつつあります。
特に、以下の商品を仕入れる場合は、要注意です。
amazonに多い偽物商品一覧
- キャラクターグッズ
- メディア関連
- フィギュア
いずれも、メーカーが警告している商品で、偽物が届いたという人も後を絶ちません。Twitterでは、Amazonで購入した商品が偽物だったとして、投稿している人もいました。
Amazonでフィギュア見てたけど、海賊版多すぎてやばいですね…これ全部偽物です pic.twitter.com/4lXGsFhz7S
— 輿水幸男 (@FgBukkake) April 30, 2020
久々にAmazonのフィギュア売り場覗いたけど中古のイベントガレキとか
絶対コピー魔改造の版権キャラのフィギュアとかかなりカオスな売り場になってたな・・・
普通のフィギュアも異様に安いやつは偽物疑うな・・・流石にここで買うのは危険だ。— トキチ (@tokiti) June 13, 2020
フィギュアは、回転率・利益率がともに高い商品なので、仕入れている人も少なくありません。しかし、仕入れた商品に海賊版が出回っているという情報が出回っている場合、あなたも出品をした販売が規制されたり、真贋調査されたりするかもしれません。
意識していれば仕入れることはありませんし、安心しましょう。
補足:ブランド品はamazonに出品できる?
amazonでは、ブランド品が販売されているのを見かけます。実際に、ブランド名で検索すると、以下の商品が出てきます。
そのため、個人セラーでもブランド品を販売できると思っている人も少なくありません。しかし、amazonでブランド品を出品する場合は、販売証明書が必要です。
真贋調査でも必要になる書類ですが、個人のセラーがもらえるようなものではありません。特に、ブランド品となると、ブランドイメージを下げないために、個人のセラーには120%販売許可を出しません。
一部では、裏技を使って通過する人もいるようですが、いずれはアカウントが規制されます。真贋調査の対象にもなるので、注意しましょう。

品質が悪い商品
真贋調査は、ユーザーのクレームから発展する場合もあります。そのほとんどが、セラーが検品していないことが原因です。
徹底した検品をしないと、クレームに発展し、そこから真贋調査に至る可能性も少なくありません。とくに、以下のような商品は要注意です。
注意したい商品
- 外箱にへこみ、傷がある
- 商品に汚れがある
- そもそも商品が動作しない
- 保証書がない
- 付属品がない
いずれも、クレームに発展しやすそうな内容ばかりです。少しでもクリーンな販売がしたいなら、あなたが購入者の立場になったときのことを考えましょう。
その際、クレームには発展しなくとも、いやな気分になることがあると思います。そのような経験を購入者にさせないように、徹底した検品をしましょう。

海外のメーカー品
近年、海外のメーカー品を仕入れて販売する人も少なくありません。中国輸入や欧米輸入をする人も多く、amazonが販売対象です。
しかし、海外のメーカー品は、真贋調査の対象にもなりやすいので、注意しましょう。海外でしか販売されていない商品を仕入れて、国内のAmazonで販売すると確かに売れます。
輸入ビジネスともいわれており、海外のAmazonから仕入れた商品を、国内のAmazonに販売することで価格差を得られます。
たとえば、こちらの商品。北米版のPS4ソフトで、国内ではまず手に入れられない商品です。
しかし、海外版のamazonで購入手続きをすれば、普通に手に入ります。この価格差を利用して、商品の販売をすることをamazon輸入と呼びます。
ただ、海外メーカーでも、自社の製品が高額転売されていた場合は、クレームや警告をしてくるので注意しましょう。
国内外問わず、警告・クレームが入った時点で、真贋調査の対象になるので要注意です。
最も安心できるのは、メーカーに許可を取って商品を販売することです。無許可販売は、真贋調査のリスクを高めてしまいます。
個人購入の新品商品
amazonでは、利用規約上、個人購入の商品を”新品コンディション”として販売する行為が禁止されています。規約改定前は普通に販売できていましたが、購入者によるトラブルが多発したことから、禁止されています。
この場合、対象になるのは”個人”だけで、個人事業主は対象ではありません。
対象の仕入れ先を紹介すると、以下のとおりです。
規制の対象になりやすい仕入れ先
- メルカリ
- ラクマ
- PayPayフリマ
- ヤフオク※一部
メルカリやラクマは、完全に個人が出品しているため、新品コンディションで仕入れたとしても、中古で出品しなければなりません。
また、ヤフオクで仕入れた商品も、仕入れるユーザーによっては、amazonでの新品販売ができないので注意しましょう。
amazonの真贋調査がクリアできないケース一覧!
amazonでは、真贋調査がクリアできないケースもあります。一部例を紹介するので、真贋調査解除の参考にしてくださいね!
amazonの真贋調査対応が難しいケース
- 小売店から購入している
- ヤフオク・メルカリで購入している
- オリジナルブランドの品質が低すぎた
このようなケースは、真贋調査がとおりづらいので注意しましょう。
小売店の仕入れは、領収書で対応できる場合があります。しかし、店舗によっては必要書類をもらえないこともあるため注意しましょう。

小売店から購入している
小売店から商品を仕入れた場合、必要な書類を用意してもらえない可能性があります。小売店について簡単に説明すると、イオンのようなモールや、ヤマダ電機のような家電量販店のことを指します。
小売店での仕入れでは、基本的に領収書を用意してもらって対応しますが、それだけでは通過しないこともあるようです。
この場合は、請求書を発行してもらう必要がありますが、個人のセラーに対してはほぼ発行しないような動きになっています。また、電子化が進み、紙ベースでの発行は少なくなっているとのこと。
小売店での仕入れをしている人は多いですが、いざ真贋調査に発展した場合に対応できない人もいるようです。その多くは、以下が原因です。
小売店仕入れで真贋調査が対応できなかったケース
- 領収書で通過しなかった
- 請求書を発行してもらえなかった
前述しましたが、amazonでは原則として請求書の提出を求められます。しかし、個人セラーが取得できるほうがまれなので、領収書でも対応可能です。
とはいえ、領収書に記載されている情報が、真贋調査をクリアするのに不十分だった場合は、通過できないので注意しましょう。
ヤフオク・メルカリで購入している
商品の仕入れ先が、ヤフオクやメルカリだった場合、個人仕入れになるので、請求書や領収書の発行はほぼ不可能です。まだ救いがあるのは、ヤフオクでの仕入れです。
ヤフオクには、個人出品とストア出品の二つに分けられます。個人出品の場合は、領収書や請求書の発行は厳しいですが、ストア出品なら発行してくれます。
このように、ヤフオクに販売されている商品のなかには、領収書発行してくれるようなストアもあります。このようなストアから購入した場合は、領収書の準備が可能です。
しかし、メルカリの場合は、個人出品が原則で、法人が出品するには”メルカリshops”という別媒体で販売しなければなりません。
以前までは、「中古商品なら真贋調査の対象ではありません!」とレクチャーできたものの、2021年11月時点では中古商品も普通に真贋調査が入ります。
そう考えると、仕入れ難易度は高くなったイメージです。それでも稼いでいくなら、真贋調査をクリアできるように、必要書類が集めやすい方法を実践しましょう。
オリジナルブランドの品質が低すぎた
Amazon物販の中級者から上級者向けの話しになりますが、オリジナルブランドを販売している際に、商品の品質が低すぎると真贋調査の対象になります。
この場合、真贋調査をクリアするためには、商品の改善が必要になります。商品の改善には大きな手間がかかりますし、労力を注いだ結果、真贋調査をクリアできるとも限りません。
ネットの情報を見ていると、オリジナルで作成したブランドを出品していた場合、100%真贋調査にはならないという話しがあります。
しかし、オリジナルのブランドだったとしても、品質が低すぎるなどの理由で真贋調査の通知がくるケースはあります。
そのため、オリジナルブランドであれば、真贋調査がくる可能性が低いという言い方が正しいですね。
そして、オリジナルブランドで真贋調査の対象となった場合は、その対応は大変になることは覚悟しておきましょう。
要注意!amazonの真贋調査でやらないほうがよいNG行為!
amazonで真贋調査が来た場合は、しないほうがよいことがあります。グレーな手法で改善するのではなく、正攻法で改善することが重要です。
とくに、以下のような行為は、NGなので注意しましょう。
amazonの真贋調査でのNG行動
- 書類の捏造
- 不十分な回答対応
- 回答期限を守らない
領収書や請求書を集められないからといって、捏造する人もいるようです。しかし、amazonもプロですし、正規の請求書や領収書かどうかはすぐにわかります。

書類の捏造
真贋調査が入ると、正直焦ります。amazonでの出品ができなくなりますし、売上金も一時的に没収されるなどの理由があるからです。
一刻も早く、真贋調査をクリアしたいと思って、書類を捏造する人もいるとか。世間では、”領収書発行業者”というものも存在し、Twitterでは以下のように回答されていました。
領収書発行業者の領収書について
[結論]
これを真贋調査で提出するのは辞めましょう😭😭😭ブランド規制解除はできたからと言って真贋調査でも提出する人多いです‼️(みんなやるやつ泣)
Amazonのアカスペは偽造領収書を完全に見抜いています(´TωT`)
詰むよ(っ’ヮ’c)❤
— ゼニガメ@Amazon真贋調査アカウント再開支援&アカラサポーター (@AmazonZeniZeni) October 23, 2020
アカウントスペシャリストの制限をクリアするために、領収書を捏造して提出する人もいるとか。しかし、領収書でも書類を偽造した場合は、刑法159条2項の「有印私文書変造罪」に問われる可能性があります。
参照:デイライト法律事務所
文書を捏造したところで、プラスになることはありませんし、絶対にやめましょう!
不十分な回答対応
真贋調査の通知が来ると、返事に焦ってしまい、不十分な内容で回答してしまうことがあります。少しでも早く誠意を見せたいという気持ちが、から回ってしまったときにありがちなことです。
しかし、Amazonが求めているのは、具体的な改善策なので、内容の薄い回答が早期に届いたとしても、真贋調査が優位に進むわけではありません。逆に、内容の薄い軽すぎる回答をしたことで、マイナスの印象を与える可能性が高いです。
業務改善書は、テンプレが用意されているので、それをベースに作成していきましょう。時間をかけてゆっくり回答すれば、運営からはじかれることはありません。
焦る気持ちはわかりますが、必要な書類の準備と改善案を考案することに全力を注ぎ、1日でも早い回答を送るようにしましょう。

回答期限を守らない
真贋調査では、指定期日内に必要書類の提出と、改善計画を出す必要があります。真贋調査が来てから14日間はアカウントヘルスが委託し、それ以降はアカウントスペシャリストに委託します。
※真贋調査の状況によって異なる
あくまでも物販ビジネスとしておこなっているため、こちらの期限を守らないと、真贋調査はクリアできないので注意しましょう。
早く回答したからといって、誠意が伝わるわけではなく、まじめに回答して再発防止につなげられるかを重視しています。そのため回答が遅れるのは論外です。
そのため、期日内に回答できるように、余裕をもって必要書類や業務改善書を用意しましょう。
まとめ【真贋調査をクリアしてアカウント停止をストップ!】
Amazonの真贋調査が来ると、非常に焦ります。しかし、Amazonで商品を購入するユーザーにとっては、真贋調査があることで、偽物や品質の低い商品を買わずに済むため、ユーザビリティを保つためには必要な調査です。
Amazonで販売されている商品の品質が向上し、より多くのユーザーがAmazonを利用することは、あなたの商品を購入してくれるユーザーが増えることに直結します。
対応が大変な真贋調査ですが、真摯に向き合い、必要な対応をおこないましょう。
そして、将来的には真贋調査の対象にならないように、クリーンな物販ビジネスを心がけましょう。