Amazon刈り取りとは?リサーチ方法やおすすめのツール・注意点について徹底解説
Amazon刈り取りとは?
Amazon刈り取りは違法?禁止されていない?
Amazon刈り取りのリサーチや仕入れ方法について知りたい!
こちらの記事ではAmazon刈り取りの概要を解説するとともにリサーチや実践方法・注意点も合わせて解説しています。
記事の後半には効率的に商品をリサーチできる方法についても解説していますので、是非最後までご覧ください!
Amazon刈り取りとは?
Amazon刈り取りとは、「Amazonで仕入れた商品をAmazonで販売する」という電脳せどりの手法のひとつです。
Amazonでは同一商品は同じ出品ページで販売しなければいけません。
一人の出品者が独占的に販売を行っている場合だと特段問題はないのですが、複数の出品者がいる場合、カートボックスの獲得をしたいがために価格競争が始まり、相場が崩れて出品者同士で価格差が発生することがあります。
Amazon刈り取りでは、適性の相場以下で出品している商品を購入して、再度適正価格で販売して利益を得る手法です。
Amazon刈り取りのメリット
1.仕入れと販売が同じAmazonで完結する
Amazon刈り取りの最大のメリットといえば、仕入れと販売が同じAmazonで完結するので仕入れが非常に楽です。
ヤフオク、メルカリなどは商品購入後に出品者と面倒なやり取りは発生してしまいますが、Amazonであれば商品をカートに入れて決済ボタンをクリックすれば最短当日中に商品が自宅に届きます。
更に決済方法はクレジットカード、銀行振込、コンビニ、代引き、携帯キャリア、後払いと幅広く対応していますので使い勝手が非常に良いです。
2.一度に大量&リピート購入も可能
新品商品の場合、一度に大量に商品を購入できたり、何度もリピートで仕入れをすることが可能です。特にリピート商品を増やすことができれば、安定的に利益を積み上げていくことが可能になります。
3.Amazonでの購入の場合は返品が容易にできる
アマゾンの場合、購入後30日以内なら返品が可能なので、いざというときの在庫のリスクを極限までに少なくすることができます。
商品やジャンルによっては返金を受付してくれない場合があります。また、無闇に返金を繰り返すとアカウント停止に繋がりますのでご注意ください。
→返品・交換の条件について
Amazon刈り取りのデメリットについて
1.構築に時間がかかる
keepa などを使ってアマゾン刈り取りを実践する場合、構築に時間がかかります。ただ、一度構築すれば資産として蓄積されて行くので徐々に楽になります。
2.質の悪い商品を仕入れてしまう場合がある
Amazon刈り取りがインターネット完結型というもあって、商品の状態を確認することができません。
なかには、状態が悪い商品が紛れている場合がありますので仕入れる前は必ず出品者の評価を確認してから行いましょう。(新規出品者やあきらかに価格が低い時は仕入れないようにしましょう。)
3.Amazon本体の在庫復活リスクがある
Amazon本体の在庫がかなり安い価格で復活して、カートボックスが取れなかったり、利益が出なくなることもあります。
Amazon刈り取りは禁止されているのか
結論から言いますと2023年1月現在、Amazon刈り取りは禁止されていません。
ですが…
元々はAmazon刈り取りが禁止されていた過去がある
実は、Amazon刈り取りは過去に一度規制されていた時期がありました。
具体的にAmazonの出品規約に「Amazonで仕入れた商品は新品で出品できない」という内容が記載されてました。
しかし、2019年に出品規約が削除・改訂され、再びAmazon刈り取りができる状態となりました。
※過去に削除された理由は不明ですが今後、再び禁止になる可能性もあるので、日頃から規約変更を確認するようにしましょう。
Amazon刈り取りのリサーチや狙うべき商品パターンについて
Amazon刈り取りでは様々な手法がありますが、ご自身の資金状況や作業時間に合わせて取り組むことをおすすめします。
Amazonで刈り取りするで狙う商品パターンは以下になります。
- 自己配送とFBAカート価格で価格差がある
- 価格改定ミスの商品
- 価格競争などで、相場が急落している商品
- プレミア価格or廃盤商品で在庫が復活した商品
- セール・イベントなどで値下げした商品
- 季節性の商品
それぞれのパターンを解説します。
①自己配送とFBAカード価格で価格差がある
メディア商品(CD・DVD など)によく見受けれますが、自己発送でカートボックスの獲得は難しく、かなり価格差があってもFBAがカートボックスを取ってしまう場合があります。
このような場合、ERESAなどを使って過去のデータをリサーチして、カート価格で売れている実績があるのであれば自己発送分を買い取って、FBAで出品をすることによって利益を出すことができます。
メディア商品には海賊品が出品されている場合もありますので極端な価格差がある場合は注意しましょう。
このような商品を見つけるのは中々大変ですが、ERESA PROを使えばカートボックス価格と新品最安値で価格差がある商品を一瞬で抽出することができます。
②価格改定ミスの商品
Amazon出品者が出品価格の見直し(価格改定)をする際にたまにミスをすることがあります。
例えば19800円で販売しようとしていた商品を誤って1980円と1桁少ない金額で販売することもあります。
このような相場からかけ離れている商品を発見、購入して、適正な価格で再販することで利益を得ることも可能です。
FBA出品の場合は出品者側でキャンセルすることができないですが自己配送の場合は注文をキャンセルされることもあります。
しかし、中には低評価を恐れて、そのまま商品を発送するセラーも一定数います。
③価格競争などで、相場が急落している商品
店舗(チェーン店など)やECモールの大型セール(楽天スーパーセールなど)で投げ売りされた商品は高い確率でAmazonの出品者が増えて、価格競争で相場が大幅に下がります。
時にはあまりにも出品者が増えて仕入れ価格を割ってしまう場合もありますが、ほとんどの場合、一定期間(数ヶ月)が経てば元の相場に戻ります。
資金と保管場所に余裕があれば、在庫を購入して相場が落ち着いてから再度出品することで利益を得ることができます。
④プレミア価格or廃盤商品で在庫が復活した商品
プレミア価格の商品でも、キャンセルや返品、在庫整理でAmazon本体やセラーの在庫が復活することがあります。
プレミア商品のリサーチ方法は下記の記事で解説しています。
⑤Amazonセール・イベントなどで値下げした商品
Amazonでは定期的に様々なセールやイベントが行われています。
例えば下記がAmazonが販売する人気タブレット「Fire HD 10」の価格の推移ですが、定期的に大幅なセールが行われていることがわかります。
https://search.eresa.jp/detail/B08F5Z3RK5
普段では16000円で販売されていますが、セール時は11000円と大幅に安くなっていることがわかります。
ここで11000円の時に仕入れて、普段の価格の時に売れば利益が出るというイメージです。
例として紹介している「Fire HD 10」はAmazonで出品することができないのでご注意ください。
実際のリサーチ手順
- セール時期を狙うもしくは事情のある出品者の安い商品を探す
- 過去の平均相場を調べる
- 利益が見込めるのであれば仕入れを行う
Amazonの主なセール・イベントについて
- タイムセール
- プライムデー
- サイバーマンデー
- ブラックフライデー
- 在庫処分セール
⑥季節性の商品
季節性商品によくあることですが、一定期間寝かせることでより高値で売れる商品もあります。
例えば、暖房器具は夏には安い価格で在庫処分されますが寒くなっていくにつれ価格が高くなります。
おもちゃやゲームなどもクリスマスあたりに一気に需要が高まるので価格が上がって行きます。
Amazon刈り取りでおすすめのジャンルについて
初心者の時はリサーチに時間をかけることが重要になります。
Amazonには様々なジャンルがありまので、まずは得意なジャンルが取り組むことをおすすめします。
※特に得意なジャンルがなければ下記のジャンルがおすすめです。
- ゲーム
- おもちゃ
- ホビー
- ヘルス&ビューティー
- PC周辺機器
Amazon刈り取りを実践する上で最も重要なことについて
市場の需要と供給のバランスを分析・意識する
Amazon刈り取りを実践する上で最も重要なことは常に需要と供給のバランスを分析・意識することです。
価格競争が起きた場合、数ヶ月で相場が元に戻るパターンと戻らないパターンがあります。
見極め方として価格が下がったときに、ランキングがきちんと上昇しているのであればその商品には需要があると言えます。
良い例:価格が大幅に下がったが、平均ランキングが1000から100位に急激に上がった
逆に価格が下がっているのにも関わらずランキングに大きな変化が見受けれない場合は需要がない商品とみなし、取り扱わない方がいいです。
悪い例:価格が大幅に下がったにも関わらず、平均ランキングは変わらず
また、大量刈り取りをする際には、対象の商品が廃盤かどうかも重要です。
なぜなら、現行商品再販が繰り返される商品の場合は大幅に相場が下がる可能性があるからです。
他ショップやモールの相場も確認する
Amazon刈り取りをする際は楽天市場やヤフーショッピングの在庫や相場(価格)もチェックするようにしましょう。
Amazonのみ刈り取りしてしまうと、他のモールがきっかけで価格競争が再度発生することがあります。
※ERESAの「他ショップ・モール横断機能」を使えば一覧で他のモールの相場を確認することができます。
その他のチェックポイントについて
- 出品者の増減、価格・ランキングの推移
- セラーの情報(個人or業者)
- 他ショップ・モール(楽天・ヤフーショッピングなど)の相場や在庫状況
- 商品の評価・レビュー内容
- Amazon本体の復活頻度
- メーカーの再販情報
- 類似商品、色違い
Amazon刈り取りでおすすめのツールについて
Keepa(キーパ)
Amazon刈り取りでおすすめのツールはkeepa(キーパ)です。
ウェブ版とGoogle Chromeの拡張機能版がありますが、主に拡張機能を利用します。
- Amazonの画面上で価格変動の履歴グラフの表示&トラッキング設定
- 値下時、在庫復活時にはメール・Facebook・Telegram Messengerで通知
- Amazonほしい物リストによる一括登録
keepaの使い方は下記の記事で解説しています。
ERESA PRO
ERESA PROでもkeepa同様に商品をトラッキングして、値下げ通知を受け取ることができます。
特徴として損益分岐点を確認しながら設定することができます。
詳しくは下記の記事で解説しています。
Amazon刈り取りの注意点について
Amazon刈り取りが再び禁止になる可能性がある
Amazonで仕入れて、Amazonで再度新品として再販する行為は2019年までは禁止されていました。
今後、再び禁止になる可能性もあるので、日頃から規約変更を確認するようにしましょう。
Amazonで中古品を扱うにあたっては、古物商の免許が必要
事業として中古商品の取り扱いを検討している方は、古物商許可証を取得しなければなりません。
古物商許可証とは、古物営業法に基づいて必要な許可証になります。
詳しくは下記の記事で紹介しております。
まとめ
Amazon刈り取りの最大のメリットといえば仕入れと販売がAmazon内で完結するところです。
セールや値下げのタイミングを狙う必要がありますが、keepaやERESA PROを活用すれば一度登録するだけであとはほったらしで通知を待つのみです。