【国内メーカー直取引のメリット7つ】Amazon物販で長期的な利益をだす方法と流れを紹介
転売やせどりで長期的に稼いでいくことは難しく、以下のような悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。
- 価格競争になり収入が安定しない
- 毎日同じことの繰り返しで疲弊する
- アカウントの停止・廃止のリスク
そこで、この解決策としておすすめなのが「国内メーカーとの直取引」です。
今回は国内メーカーと直取引をするメリットや、海外メーカーとの違いについて説明していきます。
国内メーカーとの直取引がおすすめな理由
せどりや転売では、基本的に小売店から仕入れて販売をします。
メーカーから業者に卸し、小売店へと渡るため少しずつ利益が足されていった価格で購入しなければなりません。
直接メーカーと取引することによって、安価に商品を仕入れることできる点が大きなメリットです。
その他、安定して利益をだせることや、メーカーと関係性を深めていくことによりさらに利益を上げられる可能性も秘めています。
国内メーカーとの直取引は他にもたくさんのメリットがあるぜひおすすめしたい手段です。
また、せどりや転売では定価よりも高い値段で販売することに「これでいいのだろうか?」というような罪悪感を感じることもありますが、直取引することでメーカーや購入者にも利益のある販売ができます。
こういった面でも国内メーカーと直取引することは非常におすすめです。
国内メーカーと海外メーカーの違い
結論から言うと国内のほうが敷居が低く、取り組みやすいことが特徴です。
国内メーカーは直接会って関係性を深めることも可能なので、まず参入するなら国内がおすすめです。
それでは、具体的にどんな違いや特徴があるのか解説していきます。
言葉の壁や情報交換の早さ
国内メーカーには言葉のカベが少なく、深いコミュニケーションをとることができます。
さらに、メールの返信が早く電話もつながりやすいことが特徴です。
しかしアメリカやヨーロッパ圏など海外メーカーは外国語で対応する必要があるため、外国語に対する知識や慣れがないと厳しいでしょう。
国内と比べてメールの返信が遅く、問い合わせても返答に1週間かかるケースもあります。
また、時差や言葉が通じないなどの理由で連絡がとれないことがあるのも難しい理由のひとつです。
利益計算
国内メーカーは基本的に原価や送料を計算するだけで計算することができ、非常に分かりやすいことが特徴です。
利益計算ツールを使用すればすぐに確認することができるので簡単です。
海外メーカーだと、輸入時の許可申請に加え、関税や送料など複雑な計算をしなければなりません。
さらに為替レートによって利益が変動することもあるので、難易度が高く参入しにくい理由のひとつです。
納期
国内メーカーは納期が早く、資金繰りがいいことが特徴です。
基本的には注文から販売を開始するまで5日ほどで行うことができ、売り上げもすぐに入るので資金の心配をすることなく販売ができます。
海外では、例えば中国だと注文してから船便で届くため2~3週間ほどかかる場合もあります。
届いてAmazonに納品することを考えると、注文してから販売まで1か月ほどかかるため資金に不安がある人はおすすめできない方法です。
送料
国内は1個からでも仕入れることができる上に送料も安く設定されています。
指定の金額以上購入すると送料が無料になるケースもあるため、非常に仕入れやすく少量でも利益をだすことが可能です。
海外は送料が高いため、少量での仕入れで利益をだすことは難しいでしょう。
利益がでても送料で相殺されてしまう場合もあるので、大量にまとめて仕入れることが基本です。
国内メーカー直取引の流れ
国内メーカーと直取引する際は、以下の流れです。
- 売れているメーカー品のリサーチ
- メーカーへアプローチ
- メーカーからの返答
- 見積りを確認し利益精査
- 商品の仕入れ
法人ではないと取引ができないメーカーはありますが、屋号をもっていれば個人でも取引してくれるメーカーも存在します。
長期的に利益をあげる手段として国内メーカー直取引はとても有効です。
直接メーカーとやり取りできるので、安心して仕入れることができる上に信頼関係も築くことができます。
国内メーカーと直接取引をするメリット7つ
国内メーカーと直取引は、長期的にみて非常におすすめな手段として説明しました。
それでは具体的にどんなことがメリットなのか紹介します。
メリット1.卸価格で仕入れることができる
国内メーカーと直取引すると卸業者や小売店を通さないため、一番安い価格で仕入れることができます。
卸価格は大体60%ほどで場合によっては40~50%で仕入れることも可能です。
継続的に仕入れると値下げ交渉もしやすくなるため、さらに安く仕入れられる可能性もあります。
また、信頼関係が必要になりますが、決算などのタイミングで大幅な値下げをしてもらえることもあるのが大きなメリットです。
メリット2.リピート販売ができる
メーカーの商品が生産中止にならない限り、継続的に仕入れと販売を行うことができます。
セールやタイミングが合った時に仕入れた商品は、来月に同じ商品があるとは限らないため販売は限定的になってしまいます。
「今月30個売れたから、来月も同じ数くらい売れるだろう」という予測を立て、リピート販売ができることは強みでしょう。
メリット3.直取引ならではの信頼性
直接取引をしているので、安心と信頼があり商品の不良が少ないという点もメリットのひとつです。
検品の手間を省くことができ、万が一不良品が発生した場合は直取引ならすぐに対応してもらえます。
また、Amazon物販をしている中で「販売している商品は正規品か?」というような調査が入ることがあります。
その際は、正規で仕入れているので証明することも可能です。
メリット4.アカウント閉鎖のリスクが低い
商品の調査が入り、正規品であることを証明する書類が不十分だと最悪アカウントの閉鎖に追い込まれることもあります。
その点、メーカーとの直取引していると正規品であることを証明できるのでアカウントの閉鎖のリスクが低いでしょう。
品質が担保されていて、信頼性があるため調査が入っても安心して対応できます。
メリット5.メーカーと信頼関係を築く=利益率UP
メーカーと信頼関係を築くによって、利益率がアップする可能性があることは大きなメリットのひとつです。
決算のタイミングや在庫の処分に困っている時などに「買い取ってもらえないか?」というような話を持ち掛けられた場合、利益率が通常の2~3倍程度の提案を受けるケースもあります。
最安値以下で仕入れることができればその分利益になり、メーカーの助けにもなるのでお互いメリットになるでしょう。
信頼されているメーカーからはいい話をもらえることがあるので、日々の関係を大切にすることは利益率にもつながります。
メリット6.Amazonでの独占販売権を獲得できる可能性
もちろん信頼関係が必要になりますが、Amazonで独占販売できる可能性もあります。
例えば、価格競争に巻き込まれることを避けるためにどういった対処をすればいいかをメーカーから相談を持ち掛けられたとします。
そこで独占販売を提案し、信頼関係があれば販売を任せてもらえるケースもあります。
Amazonの仕組みや流れが分からないメーカーもいるため、そもそも「独占販売」の存在も知らないこともあるでしょう。
メーカーと深く付き合い、ヒアリングや相談を受けながら提案することがおすすめです。
メリット7.OEMで自社製品を販売できる
上級者向けではありますが、OEMで自社製品を販売することは長期的な利益を作っていくうえで重要なポイントです。
このOEMとは「自社ブランドの製品を製造する」ということです。
- Original=自社ブランド
- Equipment=製品
- Manufacturing=製造
OEM商品はサプリメントや食品、美容液や化粧品などさまざまですが、関係の深いメーカーから「自社で作らないか?」というような提案をもらえることもあります。
国内メーカーと手を組んでビジネスを行ったり、オリジナルブランドの商品を立ち上げるなどOEMの経験を積むことによって、さらに利益を伸ばしていくことができます。
また、ブランドを数年育てた後に売却し、次のビジネスに投資する選択肢もあります。
毎月利益が400万ほど発生するブランドを立ち上げて2億円で売却した夢のある話も存在しているので、ある程度経験を積んだ後はOEM商品の立ち上げを検討してみるのもおすすめです。
国内メーカー直取引のデメリットと解決策
国内メーカーとの直取引はたくさんのメリットがある反面、デメリットもあります。
参入しずらいと感じる人もいるかもしれませんが、解決策もあわせて紹介するのでチェックしていきましょう。
デメリット1.基本的に現金前払いでの取引
基本的には現金の前払いで国内メーカーと取引をします。
そのため資金がゼロの状態で取り組むのは難しく、資金力はある程度必要になります。
メーカーとの関係性が深まれば、月末締めの翌月末払いをする取引(掛け取引)をできるようになるケースもありますが、新規取引では現金の前払いが基本です。
仕入れる際にクレジットカードが使えるメーカーもありますが、数としては少ないためカードのみで取引するのは厳しいでしょう。
この解決策として、まず不用品の販売やせどりで資金を貯めることです。
まだ取り組んだことがない人は家にあるいらないものを売ることから始めるのがおすすめです。
月30万円の利益を目指す場合、大体現金で100万円程度あるのが理想ですが、第一歩を踏み出すことが重要なので行動に移していきましょう。
デメリット2.副業の場合、電話や訪問が難しい
販売を副業としている場合は、メーカーと直接会う時間を確保することが難しく、日中に電話をすることができないなどのデメリットがあります。
電話の方が連絡がつながりやすいケースもあるので、日中に連絡することができると取引がよりスムーズにいくこともあります。
専業に比べて副業で取り組んでいる人は不利な点はありますが、メーカーと取引ができないという訳ではありません。
メールのみで取引が完結するメーカーもいるので、思いのこもった提案やメールでアプローチしてみましょう。
まとめ
国内メーカー直取引のメリットや長期的な安定が見込める方法だということを紹介しました。
販売者は利益を安定させることができ、メーカーは販路が拡大します。
さらに消費者は品質も担保されているので国内メーカー直取引はwin-win-winのビジネスです。
せどりや転売の厳しい状況を解決するために、非常に有効な手段なのでぜひ取り組んでみてください。