タイ輸入ビジネスとは?リサーチ、仕入れから販売までの流れを解説
「タイ輸入仕入れとは?」
「タイから仕入れてメルカリ、amazonなどで販売する方法を知りたい!」
この記事は、このような悩みを解決しています♪
そもそもタイ輸入ビジネスとは?利益は出るのか?
「タイ輸入ビジネス」をざっくり説明しますと…「タイで仕入れた商品」を、「メルカリ」「ヤフオク」「楽天市場」などで売る物販ビジネスです。
中国輸入と比べると知名度がまだないのでライバルが少なく、現地に行く必要があるため商材によっては50%以上の高利益率を出すことも可能な穴場の物販ビジネスといえます。
輸入ビジネスですと欧米、中国輸入ビジネスが王道ですが、タイでは欧米や中国では仕入れられない、仕入れが難しい商品を仕入れることができます。
タイの輸入ビジネスの全体的な流れは、次の通りです。
- タイ輸入で需要のある商品をリサーチする。
- タイの市場特性と仕入れ先を確保する。
- 仕入れの関税率と輸入規制を把握する。
- 代行や発送パートナーを選定する。
- 少量を輸入してテスト販売をする
- 売れた物を検証、売ってみる
- うまく売れたらその後、数量を増やす。
この記事では、これら順番に解説していきます。
タイ輸入仕入れでおすすめの商品とは?
タイ輸入仕入れで扱う主な商品は以下の通りになります。
- 衣料品全般
- レザー商品
- シルバーアクセサリー
- 民芸品・エスニック雑貨
衣料品全般
衣料品全般がタイでの仕入れでおすすめです。また、タイパンツやストールも安価で仕入れることができます。
レザー商品
タイではバッグ・財布・ベルトなど革製品全般を安く仕入れることができます。
また日本では高級品とされるクロコダイル革やヘビ革もタイでは安価です。
※ワシントン条約に触れるクロコダイル革などは、必要書類を用意していないと密輸になるので注意する必要があります。
- リザード(トカゲ革)
- オーストリッチ(ダチョウの革)
- パイソン(ヘビ革)
- スティングレー(エイ革)
- クロコダイル(ワニ革)
シルバーアクセサリー
タイではシルバー925アクセサリーなど、様々なアクセサリーを安価で仕入れることができます。
※シルバー925とは、銀割合92.5%のことを指しまして、
一般的にアクセサリーは、
原料である銀の国際相場は、大体60〜70円/gです。(為替にもよりますがバーツでいうと、17〜20バーツ/gになります。)
ですがタイでは店によってこの単価が異なり、25バーツ/gの店もあれば、35バーツ/gの店もあります。
民芸品・エスニック雑貨
民芸品・エスニック雑貨もタイでは格安で販売されています。
- 民族柄のサンダル
- ベンジャロン焼き
- タイシルクを使用した小物
上記のようなタイの特産物は、日本でも売れやすいです。
※雑貨の種類によっては同じものが中国でも売られており、タイで買うより安いことがあるので注意しなければいけません。
タイで輸入仕入れのメリットとは?
他の輸入ビジネスに比べてタイ輸入に参戦しているライバルは少ない
仕入れを行うために現地に行く必要があるため、欧米や中国輸入物販と比べて、タイ輸入を実践している方はまだまだ少ないです。
高い利益率
タイの物価は日本の3分の1以下と言われており、仕入れ価格を抑えて高い利益率を出すことができます。
国内物販(新品)ですと平均利益率は10〜20%前後ですが、タイ輸入転売なら最低でも30%、商品によっては60%、70%以上を狙うことができます。
ヤフオクやメルカリでの単純転売しても十分な利益は出ますが、OEMでオリジナル品を作ったり、ブランド化する道もおすすめです。
品質は高いハンドメイド商品が多い
タイで仕入れる商品の多くは、職人が作るハンドメイド商品です。
東南アジアの優秀国と言われている「タイ」ですが、その理由の1つがタイ人は手先がとっても器用な上に忍耐強い国民性のためです。
そのためハンドメイド商品の品質やデザインセンスが非常に良いです。
小ロットからOEM(オリジナル)商品が作れる
中国輸入で自社製品を開発する場合、最小ロットが1000単位の所が多いです。
しかし、タイの場合は100個単位で受け付けてくれる所が多いため、資金力がない方でも、リスクを小さくして始められます。
また、買い付けをする際も10個単位ほどで購入をすれば、価格を引き下げてくれる所が多いですので既製品の販売をリスクを抑えることができます。
タイで輸入仕入れのデメリットとは?
仕入れできる商品ジャンルや種類が少ない
タイ輸入ビジネスでおすすめの商材といえば革製品、アパレル衣服、シルバーアクセサリーです。
ですが、逆に言ってしまうとこれぐらいしか仕入れや生産依頼ができません。
偽物商品も一定数出回っている
中国同様、タイでも一定数の偽物は出回っているので、仕入れ時は十分に注意しなければいけません。
例えばシルバー925と思ったら鉄にメッキ加工をしているものだったり、本革のクロコダイル製品として売られた商品が革製品に似せた合皮の製品だったりします。
そのため、アテンド業者がおすすめしている信頼できるショップから購入するのが一番です。
仕入れを行うために一度はタイへ行く必要がある
中国輸入転売や欧米物販などはECサイト経由での仕入れが可能ですがタイはECサイトが整備されていないため、仕入れをするためには最低でも1回は現地まで足を運ぶ必要があります。
タイ輸入仕入れのリサーチ方法
まずパソコンからメルカリ、ヤフオク、Amazonにアクセスします。(今回はメルカリでのリサーチ手法を紹介しますが他の媒体(ヤフオクなど)でも基本的な流れは一緒です。)
タイ輸入品のリサーチ方法【メルカリ編】
パソコンからメルカリのページについたら、早速リサーチをしていきましょう。まずは、検索窓に「タイっぽい」商品がでるようなキーワードを入れてみてください。
「タイっぽい」キーワードはどんなのかといいますと…例えば、次のようなキーワードです。
- タイ
- タイ産
- タイ製
今回は、
- キーワード欄に「タイ産」
- ジャンルは「メンズ」
- 販売状況を「売り切れ」
これで「売り切れた商品のみ」が表示されます。 (売り切れた=需要がある商品)
下記が検索した結果です。何やら「タイっぽい」商品がいくつかありますね。
「この商品は、タイ産だ!」と見つけられることは少ないので、最初は「それっぽい」物をリストアップするだけで大丈夫です。
この検索結果の画面では、クロコダイルとガルーシャの財布が見えます。
これらの詳細ページを開いてみましょう!
説明文章から、いくつかのキーワードをピックアップできます。下記のページでいうと、次のキーワードです。
- エイ革
- タイ産
- タイ直輸入
- ガルーシャ
- アカエイ
- スティングレイ
続いて、上記でリストアップしたキーワードをさらに深堀していきます。
それぞれのキーワードを窓に打ち込んでみましょう!
因みに「エイ革」で調べた結果は、次の通りです。
スティングレーの二つ折り財布や長財布などたくさん商品が出ましたね。
因みに二つ折り財布をまとめ買いすると、1個400バーツ(約1,400円)
「スタースティングレイ」の結果が次の通りです。
「アカエイ」の結果が次の通りです。
いかがでしょうか?「タイ産」というたった一つのキーワードから、アカエイ、スタースティングレイなどのニーズが強い商品を見つけることができました。
その他のリサーチ手法としてタイ商品出品者が販売している他の商品も見ることをおすすめします。
タイ輸入の仕入れ方法
タイ輸入仕入れは基本的に現地仕入れとなります。
一度仕入れた製品ならメールでやり取りして同じものを再度送ってもらうことも可能ですが、最初は現地へ行く必要があります。
まずは「売れるかな?」と予想した物を「少量」輸入して、日本での売れ行きを確かめます。
仕入れに適した店舗や卸問屋はバンコクに集中しており、こちらだけで古着、革製品、シルバーなど幅広い商品ジャンルを仕入れることができます。
注意点としてバンコクは東京都の2倍以上の広さでありながら、エリア内には無数のショップが乱立しています。
そんな中から最適なお店を自分で探すのは…正直無理な話なので、仲介業者がおすすめしてくれる店舗へ行くのがベストです。
バンコクの市場の場所一覧
バンコクの主な市場は、3つの地区に分けられます。
- 北部にあるチャトゥチャック市場
- 中央部にあるプラトゥーナム地区
- 南部にあるチャイナタウン地区
です。
タイから通販で輸入したい時に利用したいECサイト
日本にいながらタイのECサイトで仕入れをするときは、次のサイトが便利です。
- Lazada(ラザダ)
- shopee(ショッピー)
- JD Central
- Central Online
- Shop at 24
- Pomelo
- PowerBuy
- KONVY
- TSURUHA
- HomePro
- Index Livingmall
タイ輸入で仕入れた商品を日本で販売する際の注意点
タイから輸入するときの関税率と輸入規制を把握する。
日本に輸入するときの関税率や輸入規制を中心に考えます。
何故なら関税率は、輸入原価に影響しますし、輸入規制は、商品自体を輸入できるか?に関わるため、さらに重要です。
JTEPAについて理解する
ご存知でない方が多いのですが日本とタイでは、JTEPA(日タイ経済連携協定)
具体的にどんな協定かといいますと…「日本とタイ間の貿易については、
両替、為替レートを注意する
仕入れたい商品が決まったら仕入れ代金を日本から送金する訳ですが、ここで知っておくべきなのが日本の銀行は国際送金手数料がかなり高いです。(1回4,000円前後の手数料がかかります。)
タイ輸入で仕入れた商品の販売先と方法
タイ製品を販売するとなるとAmazonでは下記の用にしっかり商品ページを作り込んで、広告を掛けて…と売れるまで時間は掛かります。
ヤフオク・
※メルカリでの販売方法は下記の媒体で詳しくは解説されています。↓↓↓
まとめ
タイ輸入ビジネスは注目されている物販ビジネスだけあって、単純販売(転売)でも十分な利益が出ます。
しかし、仕入れを行うために現地に一度行く必要があるため…
- タイが好きで、旅行も兼ねてビジネスしたい
- 他とは違う海外輸入に挑戦したい
- 中国輸入よりオリジナル商品を安く作りたい
- 現地に行く時間の余裕がある
上記のような方は参入を検討してみてもいいですね!