Amazonで危険物を申請して納品する方法は?規制がかからない方法を徹底解説!
この記事は、このような悩みを解決しています♪
Amazonに商品を登録する際ですが、状況次第では危険物取扱の申請が必要になることがあります。
爆薬や銃火器なども危険物であるものの、実は化粧品も危険物に該当する可能性があるため、販売する際は要注意です!
今回は、Amazonで危険物を出品する際の申請方法や、商品の登録方法について紹介しますね♪
よくわかる解説
- 危険物の申請はそこまで難しくない
- 仕入れる前に危険物かどうか確認しておくべき
- エクセルから簡単に申請できる
Amazonが規定する危険物とは?販売できる?
Amazonには、危険物と定めている商品があります。
定義づけられているものはさまざまですが、大きく分けると以下の三つです!
Amazonで危険物に定められている商品
- FBAの納品できないもの
- 事前に申請が必要なもの
- そもそも販売できないもの(例:爆薬、銃火器など)
三番目の商品は、そもそも販売できないので仕入れることはないと思います。
しかし、アルコールが入っている商品や、化粧品でも一部の商品は、危険物に該当します。
これらを知らずに、そのまま納品してしまうと、アカウントが規制される可能性があるため注意しましょう。
AmazonのFBA倉庫に納品できない危険物一覧!
「危険物っていっても何があるの?」と思う人がいるので、該当するものをそれぞれ紹介しますね!
一応、Amazonの要件では、以下のものが危険物として認められています。
危険物として認められているもの
- パッケージに以下の表記がある
(腐食性、可燃性、刺激性、有害性、有毒、環境に有毒など) - 引火点が250度以下
- スプレー缶に入っている商品
- 圧縮されたガス※メタン、フロンなど
しかし、これだけを見たところで、何が危険物なのかわかりません……。
仕入れることを想定した場合、以下のような商品が主に該当します。
【危険物に該当する商品の例】
- オイルライター
- 香水
- 接着剤※セメダインなど
- プリンター用インク
- アロマオイル
- アルコール配合の化粧品・ヘアオイル
※グリセリンが配合しているものも
オイルライターに関しては、なんとなく危険そうなので仕入れないと思いますが、香水やプリンター用インクは人気のある商品です!
化粧品も同様ですが、アルコールが含まれているものは、基本的に危険物扱いになります。
詳しい内容については、Amazonの公式ページで解説されていたので、そちらも併せて確認してくださいね♪
補足:そもそもFBAに納品できない商品
Amazonには、発送の代行サービスがあります。
倉庫に商品を納品することで、商品が売れたときに梱包から発送まで代行してくれます!
FBAと呼ばれるサービスですが、危険物を納品するためには、申請と手続きをおこなう必要があります。
しかし、すべての危険物が、申請後に納品できるかというとそうでもありません。
そもそもAmazonに販売できないものもあるため、それぞれ押さえておきましょう。
該当するものが多いので、早見表を作りました!
(気になる人は以下を参考にしてください◎)
特性 | 主な商品例 |
爆発物・火薬類 | 花火、クラッカー、爆竹など |
引火性ガス・非引火性ガス | ヘリウムの圧縮ガス、消火器など、炭酸水用のガスカートリッジなど |
引火性液体 | 業務用の消毒用アルコール、ペンキ、メタノール |
毒物類 | 過酸化水素水、ヒ素、クロロホルムなど |
放射線物質 | ウラン鉱石、ガイガーカウンターテスト用の物質 |
腐食性物質 | 解放式、密閉式カーバッテリー、水銀式温度計 |
そのほか | エンジン、ネジウム磁石、強い磁石 |
仕入れる可能性があるものにマークを付けましたが、基本的に仕入れない商品ばかりです。
また、1キロ以上のアルコール・エタノールが含まれる商品も、納品ができないようになっています。
(例:化粧水、美容液など)
それぞれ、FBA納品ができない商品なので、注意しましょう。
さすがにないと思いますが、間違えてFBA納品をしてしまうと、重大なミスを犯したアカウントと記録されてしまい、規制されてしまうことも……。
最悪の場合、アカウントが停止する可能性もあるため、注意しましょう!
Amazonで商品が危険物かどうか確かめる方法を徹底解説!
Amazonで、これから納品しようと思っている商品が、危険物かどうか確認したいなら、それぞれ方法があります!
危険物を納品しないためにも、事前に確認しておくことが重要です。
見分ける方法は複数ありますが、以下の方法がおすすめです◎
Amazonで商品が危険物かどうか確かめる方法
- ASINコードチェックツールを使う方法
- セラーアプリを使う方法
この二つの方法がありますが、手軽なのはASINコードチェックツールです!
コードを入れるだけで、危険物に該当するのかどうかがわかります◎
ASINコードチェックツールを使う方法
これから納品しようと思っている商品が、危険物かどうかチェックしたいなら、パソコン上でチェックツールを使うとよいでしょう。
使用するには、セラーセントラルにログインしている必要があります。
ASINコードチェックツールを使うと、ASINコードを入力して、その商品が危険物かどうかがわかります。
例えば、Amazonで規制がかかることがある化粧品のASINコードを入力すると、以下のような表示が出ます。
この場合、指定の申請をしないと商品が販売できないので注意しましょう。
万が一、普通に納品した場合は、返送されるだけではなく、ペナルティがかかる可能性も考えられるので要注意です!
セラーアプリを使う方法
ASINコードチェックツールを使えば、簡単に危険物かどうかがわかります。
しかし、アプリでもチェックできるので、インストールしておきましょう。
Amazonが提供している公式アプリで、セラーセントラルをスマートフォンで閲覧できます!
外出先で、情報を閲覧したいと思っている人や、店舗せどりをする際などに活躍しますよ!
このセラーアプリを使えば、商品が危険物なのかどうかがわかります!
方法は簡単で、調べたい商品を検索しましょう。
(出品予定の商品を調べるとよいです!)
その際、ページに赤枠で囲んでいるマークが出たら、その商品は危険物ということになります。
一般的に、これは危険物マークと言われており、Amazonで危険物に該当する商品は、このマークが必ず付与されています。
これから、Amazonに出品しようと思っているなら、危険物かどうかを確認しておくと、スムーズですよ◎
Amazonで危険物を納品する手順を紹介!
Amazonで、商品を登録する際ですが、状況次第では危険物を納品する可能性があります。
無許可で納品してしまうと、アカウントが停止する可能性があるため、必ず申請をして許可を受けたうえで、登録しましょう。
実際、危険物には、回転率が高い化粧品なども含まれていますからね!
解除して、販売できるようになるためには、以下の手順で進めていきましょう。
危険物を納品・申請する手順
- 事前に危険物かどうか確認しておく
- 危険物取扱リクエストフォームで申請する
- 危険物納品申請をする
- 納品ルールを確認する
- ルールを確認したうえで梱包・配送する
この手順で進めれば、規制がかかることはありませんし安心ですよ!
香水や化粧品などの、人気商品を出品するためにも、所定の手順で必ず申請しましょう。
1.事前に危険物かどうか確認しておく
まず、危険物申請でするべきことは、事前に危険物なのかどうか確認しておくことです。
ASINコードチェックツールを使えば、簡単に危険物かどうかが確認できます。
特に、新規開拓で化粧品や香水などを販売する際は、必ず確認しましょう!
関連性がない商品でも、一応確認しておけば、トラブルになることはありませんよ!
また、そもそもFBA納品ができないような危険な商品は、この対象からは外しましょう。
よほどなことがない限り、そのような商品は仕入れないと思いますが、念のための確認です。
Amazonでは、「これって危険物なの!?」という商品が、危険物認定されていることがあります。
アカウントを守るためにも、この辺の確認は必ずおこなうべきです!
2.危険物取扱リクエストフォームで申請する
販売する商品が危険物だとわかったら、危険物取扱リクエストフォームから、商品を申請しましょう。
FBA納品をする場合は、事前に申請が必要です。
ちなみに、申請から納品できるようになるまでには、1週間ほどの期間がかかってしまうので要注意です!
万が一、仕入れた商品が危険物で、FBA納品を検討している場合は、早めに申請しておくことをおすすめします。
商品のリクエストに関しては、以下のフォームからおこなってくださいね♪
(FBA危険物取扱リクエストフォーム)
ちなみに、危険物の納品申請リクエストができるのは、大口出品アカウントのみです!
小口出品の場合は、トークンIDが発行できないので、申請はできません。
手続きを進めていく場合は、各種同意にチェックを入れましょう。
そして、マニュアルに問題がなければ、進むボタンを押します。
この作業は、クッキーを削除しない限りは、1回設定をすればよいのでそれぞれ進めていきましょう。
3.危険物納品申請をする
内容に問題なければ、危険物申請へと進める必要があります。
ヘアオイルや化粧水を納品する場合、”引火性液体”というものに分類されます。
(アルコール・エタノールが配合されている商品は全般)
これらの商品は、納品をするたびに、危険物の申請をしなければならないので、少し手間です……。
引火性がある液体は、管理方法を間違えてしまうと気化しやすくなってしまい、それが影響で発火することも少なくありません。
保管している倉庫も、特定のエリアの倉庫のみでしかないので、必ず申請をしなければなりません。
ちなみに、危険物納品の申請をする場合は、以下の方法があります。
危険物納品の申請方法
- セラーセントラルの申請方法
- エクセルの申請方法
いずれも、申請手続きは変わらないので、好きなほうを選びましょう!
申請の方法については、これから紹介しますね♪
セラーセントラルの申請方法
危険物の申請は、セラーセントラルから可能です!
流れは、以下のとおりです。
セラーセントラルから危険物申請をする方法
- ヘルプページを開く
- サポートを受けるをクリック
- フォームに入力する
この手順で進めると、問い合わせフォームが出てきます。
問い合わせフォームが表示されたら、申請の詳細を入力しましょう。
化粧水の申請をする場合は、「引火性液体の納品リクエスト」という件名で問題ありません!
内容に入力するのは、以下のとおりです。
【質問の内容に入力する項目】
- Amazonに登録したい商品のASINコードを入力
- 商品のタイトル
- 直近30日の販売個数
※まだ出品していないなら0で申請
この内容でメッセージを送れば、申請が完了します。
この場合、申請を出したからといって、即出品していいわけではありません。
3~4日以内に返信が来るため、許可が出た場合のみ、納品ができるようになります◎
エクセルでの申請方法
セラーセントラルでの申請が面倒なら、エクセルで申請するとよいでしょう。
危険物申請をすることが多い、引火性液体のフォームを紹介しますね!
(こちらのリンクからどうぞ♪)
2021年5月時点では、引火性液体の事前申請が停止されています。
既定の納品数量であれば、引火性液体でも申請なしで納品できるとのこと。
そのため、化粧水を販売することがあれば、普通に納品して問題ないということです。
しかし、念のために、セラーセントラルからメッセージを送っておくことをおすすめします!
気化性が高いものなので、状況次第では規制がかかることも考えられます◎
本来は、エクセルの専用シートに、要件を書いて提出しなければなりません!
これは、引火性液体以外でも、危険物に該当する場合は、必ず申請が必要なので注意しましょう。
4.納品ルールを確認する
申請が完了したら、3~4日ほどで連絡が来ます。
その間に、事前に危険物を納品する際のルールを確認しておきましょう。
通常の商品を登録するときよりも、危険物をFBAに納品する際は、少しルールが複雑です。
ルールは多いですが、それぞれ紹介しますね!
危険物納品のルール
- 商品の返送・廃棄をする場合はテクニカルサポートに連絡する
- FBAパートナーサービスは利用できない
- 引火性液体は事前申請が必要
※現在は申請なしで登録できる - 引火性液体の納品先は狭山FCか小田原FCのみ
- 危険物を納品するときはラベルの貼り付けが求められる
※詳しくは後述 - 納品サイズは小型・標準サイズのみ
- 通常の商品との梱包はできない
- 衝撃吸収材は紙の梱包のみ
- 混合在庫は納品できない
ルールが複雑ですが、危険物を納品するということは、これをすべて把握しておかなければなりません!
少しでも間違えてしまうと、アカウントが停止する可能性もあるので注意しましょう。
5.ルールを確認したうえで梱包・配送する
申請が完了したら、いよいよ商品を梱包して発送します!
梱包する際に注意したいのが、危険物の梱包は紙類でしかできません。
プチプチのような衝撃吸収材は、気化したときに発火する可能性があるので、使用が禁止されています。
そのため、新聞紙や専用の紙などで包んで、梱包するとよいでしょう。
内容に問題なければ、あとは発送するのみです!
Amazonで危険物を納品・申請する際に注意したいこと3選!
Amazonで、危険物を納品・申請をする際ですが、注意したいことがいくつかあります。
間違えた納品方法をすると、アカウントが停止してしまう可能性があるため要注意です。
具体的に注意したいことは、以下のとおりです。
Amazonで危険物を納品・申請する際に気を付けたいこと
- 梱包する箱に”必ず”「危険物在中」のラベルを貼る
- 納品できるのは小型・標準サイズのみ
- 通常商品との同梱は不可
この三つは、どれも欠かせないことです。
一つでもかけて納品すると、ペナルティを食らてしまう可能性があるので注意しましょう。
梱包する箱に”必ず”「危険物在中」のラベルを貼る
危険物の申請が通り、商品を納品できる状況になったとします。
FBA納品をする場合は、段ボールに以下のラベルを貼り付けなければなりません!
このラベルを貼り付けないと、納品を受け付けてくれません。
返送されてしまう可能性が高まり、二度手間になりますよ!
ちなみに、ラベルを貼り付ける際は、以下の注意点があります。
ラベルを貼り付ける際の注意点
- A5サイズ以上で貼り付ける
- 複数の箱で納品する場合はすべての箱に貼り付ける
納品不備が認められた場合は、基本的に返送対応されることが多いです。
しかし、ラベルを貼り付けていないと、なかに危険物が入っているかの意思表示ができません。
さすがにありませんが、輸送方法に難があり、すでに気化が始まっていた場合、納品先でトラブルになることが想定されます。
納品できるのは小型・標準サイズのみ
Amazonでは、通常商品を納品する場合、四つの発送方法があります。
それぞれ紹介すると、以下のとおりです。
納品できるサイズ一覧
- 小型:25×18×2センチ 250g以内
- 標準:45×35×20センチ未満 9キロ以内
- 大型・特大型:45×35×20センチ以上 9キロ以上
- 小型・軽量:35×30×3.3センチ以下 950g以下
このように決まっていますが、危険物の場合は、小型サイズと標準サイズのみしか受け付けていません。
そのため、商品を納品する際は、段ボールの大きさをよく把握してから、納品しましょう。
小包サイズの段ボールなら、メルカリ用でコンビニなどに販売されています!
そちらを使って納品すれば確実なので、小物の香水や化粧品を送る場合は、そちらで対応するとよいでしょう。
通常商品との同梱は不可
危険物は、基本的に同梱が禁止されています。
通常の商品と同じように納品したい場合は、危険物は危険物で分ける必要があります。
この辺は少し複雑なので、詳しく解説しますね!
同梱が可能な例・不可能な例
- 危険物(引火性液体)を複数同梱:可能
- 危険物(引火性液体)などを複数同梱:不可能
- 危険物と通常商品を同梱:不可能
できるのは、危険物のなかでも、同一の商品のみです。
危険物として認められている”ヘアオイル・化粧水”は、同梱が可能です。
しかし、ほかの危険物と同梱したり、通常商品を同梱したりは不可能です!
通常の商品なら、同じ段ボールに入るだけ詰め込んで納品してもOKでした。
しかし、危険物の場合、原則として一つまでと決まっています◎
まとめ
Amazonで危険物を納品する際は、申請をしなければなりません。
ここでいう危険物は、そもそも納品できないものから、納品する際に許可が必要なものに分けられます。
毒性が強いものや、爆薬などは納品できないので注意しましょう!
しかし、以下の商品は、物販で取り扱うことが多いので、登録をするときは事前申請が必要です。
危険物として認められている商品
- ヘアオイル
- 香水
- 化粧水
- 美容液
アルコールやエタノールが入っているものは、基本的に危険物に該当します。
ヘルビ関係は、物販で回転率・利益率ともに高い商品です。
そのため、取り扱っている人も多い商品ですが、危険物に関する申請をしておかないと、アカウントが規制される可能性があるため、注意しましょう!