amazonで転売するのは違法?逮捕・違反になる事例を紹介!

この記事は、このような悩みを解決しています♪
Amazonは、販売先として使用できるので、物販ビジネスで活用している人も少なくありません。
ただ、最近では悪質な転売をする人が増えてきて、「転売=違法ではないか?」と思う人も少なくありません。
そこで、今回はamazonで商品を販売する際に、違法になる例を紹介していきたいと思います!

よくわかる解説
- 古物商許可証の取得は大前提
- 化粧品を扱う場合は薬機法に気を付ける
- 転売・せどり=違法ではない
そもそもAmazonで転売するのは違法?
感染症の影響から、物販ビジネスを始める人が多いです。
そのなかで、悪質な形でせどり・転売をする人が増えたこともあり、転売そのものが違法だと思っている人も少なくありません。
さらに、Amazonで多くの商品が販売されているため、「Amazon転売は違法では?」とフォーカスが充てられています。
Twitterにも、このような口コミがあります。
先ほどから触れていますが、転売をすること自体に違法性はありません。
言い方はあれですが、”商品を仕入れて販売する”というれっきとしたビジネスだからです。
しかし、違法だといわれるのには、悪質な販売手法が関係しています。
商品を買い占めて高額転売する人がいたり、通常の販売価格以上で商品を販売したりする人がいるため、違法だといわれることが度々あるわけです。
ただ、販売そのものに違法性はありませんが、状況や販売手法によっては違法になる可能性があるので、注意しましょう。
Amazonで商品を転売して違法になる事例を紹介!
Amazonで、商品を販売するだけなら違法になりません。
しかし、状況次第では、せどり・転売が違法になるケースもあるので、注意しましょう。
複数の事例があるので、それぞれ紹介しますね!
Amazonで商品を転売して違法になる事例
- 古物商許可証を取得せずに販売した:古物営業法違反
- チケットを高額転売した:チケット不正転売禁止法違反
- 海外輸入のサプリ・化粧品を販売した:薬機法違反
- 偽ブランド品を販売した:商標法違反
- 許可が必要な商品を無許可販売した:各法律で違反
- マスク・衛生用品の販売:緊急措置法違反
明らかに違法性があることから、「これも違法だったの!?」という意外なものまで紹介するので、それぞれ参考にしてくださいね♪
古物商許可証を取得せずに販売した:古物営業法違反
これは、せどりをする際に意識してほしいことですが、利益目的で商品を販売するときは、古物商許可証が必要です。
古物商許可証とは、商品を販売する際に必要な許可証のことであり、せどり・転売をする際は用意しなければなりません。
「用意しなかったらどうなるの?」と思う人がいますが、その場合は”書類送検・逮捕”に至るケースがあります。
※古物営業法違反
以前、ラグジュアリーブランドで有名な”コムデギャルソン”の元社員が、前会社の古着を許可なしで販売したとして、古物営業法違反で書類送検されています。
この許可証は、”何かを仕入れて販売する”場合は、必ず求められるので注意しましょう。
しかし、許可証が必要ない場合もあるため、そちらも押さえておきましょう。
(具体的には以下のとおりです)
古物商許可証が必要ないケース
- 不用品を販売する目的でメルカリに販売した
- 知り合いからもらったものを販売した
- オリジナル商品を作って販売した
この場合、利益目的の販売だとしても、古物として認められないので、許可証は必要ありません。
そのため、物販ビジネスをしようと思っている人は、必ず古物商許可証を取得しましょう!
チケットを高額転売した:チケット不正転売禁止法違反
チケットは、不正転売が禁止されています。
これは、お金を払ってチケットを購入するようなサービスなら、すべて規制されるので注意しましょう。
(コンサートのチケットのみと勘違いしている人が多い)
規制がかかるチケットは、以下のとおりです。
規制がかかるチケット
- スポーツ観戦チケット
- 歌舞伎・劇などのチケット
- テーマパークの入園チケット
- コンサートチケット
もともとは、都道府県の条例にて規制されていたものでした。
しかし、そこで規制されていたのは”現場での高額売買”のみで、ネットでのチケット売買は範囲外だったわけです。
ただ、現場でチケットを販売しても購入する人が減ったため、ダフ屋はネットに販路を拡大しました。
その結果、”チケット不正転売禁止法”が2019年8月より施行。
チケットを販売する際は、販売価格以上の値段をつけて売ってはいけないという法律が定められ、違反したら”1年以下の懲役または100万円以下”の罰金が科せられます。
この法律ができても、ヤフオクや独自の販売プラットフォームを使って、高額転売する人は後を絶ちません……。
逮捕例もあるので、絶対に取り扱わないようにしましょう!
海外輸入のサプリ・化粧品を販売した:薬機法違反
Amazonせどりで気を付けたいのが、化粧品やサプリを販売するときです。
回転率が高いため、仕入れる人も少なくありません。
しかし、化粧品は状況によっては違法になるケースがあるので、注意しましょう。
その要件になるのが、”海外輸入の商品を無許可”で販売した場合です。
罪状は”薬機法違反”に該当します。
サプリメントは薬機法に抵触しますが、化粧品の場合は別の法律に該当する可能性があります。
(具体的には以下のとおりです!)
輸入品販売で抵触する可能性がある法律
- 薬機法:サプリメント・化粧品の販売でよくある
→amazonに転売する場合は指定の販売許可が必要 - 食品衛生法:手に触れるもの、食品などにかかる法律
→食器類、化粧品パレットなどを輸入する際は指定の許可が必要 - 景品表示法:誇大広告をした場合に罰則を受ける
仮に、海外から化粧品やサプリを輸入しようと思っているなら、薬剤師などが必要な指定の販売許可が必要です。
個人が申請してどうにかなるようなものではないため、海外輸入の化粧品やサプリメントはAmazonで販売できません。

偽ブランド品を販売した:商標法違反
Amazonに限ってはないと思い込む人も多いですが、偽ブランド品を転売したら、逮捕されてしまいます。
罪状は、”商標法違反”ですが、それ以外にもメーカーの著作権を侵害した場合は、”著作権違反”でも立件される可能性があります。
本来、市場に出回っているメーカー品は、商標によって守られており、ブランド品もその一つです。
しかし、模造品を無許可で販売したり、偽ブランド品を製造して販売したりすると、商標権を侵害することになるため、違反行為に該当するわけです。
「Amazonに偽ブランド品が販売されているの?」と思う人も多いですが、普通に販売されています。
このように、正規で販売されていないような粗悪なコピー品が販売されているのをよく目にします。
また、商標法違反はラグジュアリーブランドだけではなく、通常のメーカー品も対象です。
例えば、こちらはAmazonで販売されている鬼滅の刃のパーカーです。
ランキングカテゴリでは、上位にランクインすることも多いですが、メーカーの許可を得ずに製造されている海賊版商品。
この場合も、商標を侵害しているため、”商標法違反”として立件されます。
違法だと知らなかった場合でも、普通に逮捕されます。
実際に逮捕者が増えているので、万が一キャラクターグッズをAmazonで販売しようと思っているなら、一度確認してからにしましょう。
許可が必要な商品を無許可販売した:各法律で違反
Amazonでは、一部の商品を販売する際に、許可が必要な場合があります。
海外輸入のサプリメント・化粧品もその一つですが、販売難易度が高いです。
しかし、以下の商品は申請を出せばだれでも出品ができます。
その代わり、専用の免許・許可なしで転売すると、逮捕されるので注意しましょう。
販売に許可が必要な商品と許可証
- 酒類:酒類小売業免許が必要(国税庁が管轄)
→無許可販売すると酒税法違反で立件される - たばこ:小売販売業許可が必要(財務省が管轄)
→無許可販売はたばこ事業法違反で立件される - 医薬品:医薬品販売事業許可が必要(薬剤師・薬局が取得するようなもの)
→無許可販売は薬機法で立件される - 家庭用マッサージ器の販売:特定保守医療機器の場合のみ許可が必要
→無許可販売は薬機法違反で立件される
いずれも許可が必要で、無許可販売は立件されるケースがほとんど。
ただし、メルカリやラクマなどを見ると、普通にお酒が販売されていることがあります。
お酒の販売は、営利目的での販売ではない限りは、立件されません。
しかし、利益になると思って仕入れて転売する場合は、指定の免許が必要なので、注意しましょう!
マスク・衛生用品の販売:緊急措置法違反
感染症の影響から規制されたのが、マスクや消毒液などの衛生用品の販売規制です。
こちらは、国から発令された”緊急措置法”によるものです。
この法律が施行されるのは、1950年代のオイルショック以来とされています……笑
2021年5月現在では、規制が解除されて販売しても問題ありません。
しかし、感染症が流行していたときは、利益目的で仕入れて転売した時点で違反とみなされていました。
罰則は”1年以下の懲役または100万円以下の罰金”でした。
実際に逮捕された人もいて、高額販売をしたセラーは、アカウントを特定されて閉鎖された人も少なくありません。
一時的に規制された法律ですが、今後も規制される可能性が十分あります。
前回規制の対象になったのは、以下の商品。
緊急措置法で規制された商品
- 不織布マスク
- 布マスク
- アルコール消毒液
- うがい薬
- ハンドソープ
いずれも、感染症対策には必要なものでした。
国民の生活を脅かすと判断されたものは、基本的に規制されていたイメージなので、このような商品を仕入れるときは注意しましょう!
Amazonの利用規約で違反になる行為を徹底解説!
世間では違法にならなくても、Amazonの規定上せどり・転売をすると、違反になる行為があります!
数ある販売先のなかでも、Amazonは取り締まりに対して結構厳しいイメージです。
厳重な対処をしてくるので、販売先として使う場合は注意しましょう。
具体的に違反になる事例は、以下のとおりです。
Amazonで利用規約違反になる行為一覧
- 危険物の販売※必要に応じて許可が必要
- メディア関連の商品を定価以上で販売※新品コンディションのみ
- サクラレビュー
- 存在しない商品を販売する行為※無在庫物販
- メーカー保証ができない商品の販売
- 個人から仕入れた商品の販売※中古コンディションならOK
- 複数のアカウントにて販売
意図しないうちに、違反行為に抵触している人も少なくありません。
違法行為として立件されませんが、違反と認められた場合は、アカウントが規制されるので注意しましょう。
危険物の販売※必要に応じて許可が必要
amazonでは、危険物の販売が禁止されています。
当たり前ですが、実は身近なものが危険物として該当することがあり、回転率が高い化粧品なども危険物に該当するケースがあります。
そのため、せどり・転売の商材で取り扱う場合は、注意しましょう。
ちなみに、危険物として認められているものは、輸送が制限されているほか”狭山FC・小田原FC”のFBA倉庫でしか保管できない決まりがあります。
規制されている商品の例を挙げると、以下のとおりです。
Amazonで危険物に該当する商品の例
- 爆発物・火薬類
→爆薬、花火、爆竹、発煙筒など - 引火性ガス
→ガスライター、ガスボンベ、カセット用コンロガスなど - 非引火性ガス
→炭酸、ヘリウム圧縮ガス、消火器、炭酸水の専用カートリッジなど - 引火性液体
→オイルライター、香水、アロマオイル、ヘアオイルなど - 可燃性物質
→マッチ、ピンポン玉、着火剤、活性炭、カイロなど - 毒物
→農薬、ウイルス、培養土※一部など - 放射性物質
→ウラン鉱石 - 腐食性物質
→水銀が入っているもの、リチウム電池、酢酸、カーバッテリーなど
該当するものがないように思えますが、”炭酸・香水・アロマオイル”あたりは意図せず仕入れてしまうものです。
これらの商品をAmazonに出品するときは、危険物申請をしたうえで納品する必要があります。
FBAに納品する際は、このようなラベルを貼り付けてから納品しましょう。
※一部商品は自己配送のみ
メディア関連の商品を定価以上で販売※新品コンディションのみ
メディア関連の商品は、せどり・転売でたびたび話題になる商品で、利益になることから高額転売されることが多いです。
しかし、独禁法の観点から、新品コンディションの商品を販売するときは、一部規制があります。
なかでも、以下の商品を販売する際は規制されるので注意しましょう!
独禁法で販売が一部規制されている商品
- 雑誌
- 書籍
- 漫画本
- レコード
- 音楽用CD
- 音楽用テープ
これらの商品を転売するときは、”新品コンディション”に限り、定価以上で販売してはいけないというルールが設けられています。
これは、Amazonに限らずどの販売先でも同様で、”再販価格維持性”のもとで成り立っています。
仮に、知らずに高額転売してしまうと、違法行為ではないので罰則はありませんが、Amazonのアカウントが閉鎖してしまいます……。
※黒色が中古コンディションのグラフ
ただし、規制されているのは、あくまでも新品コンディションのみ。
中古コンディションで販売した場合は、定価を超えたとしても問題ありません。

サクラレビュー
Amazonでたびたび問題になっているのが、サクラレビューについてです。
サクラレビューとは、指定の商品を購入させて、全額返金する代わりにレビューを求めることを指します。
本来、Amazonでレビューされるケースは、購入数の1%と言われています。
例えば、Amazonで販売されていたこちらのプロジェクター。
エプソンが販売しているものですが、家電カメラランキングでそこそこ人気があります。
しかし、レビュー数は41件と若干少なめ。
ERESAで月間販売個数を調べると、1ヵ月に127個も売れている超売れ筋商品でした……。
その商品が、2017年から販売されていてわずか41件しかレビューがついていないのです。
一方、中国輸入で仕入れたと予想される以下の商品。
同じプロジェクターですが、995件のレビューがついています。
販売されたのは、2020年6月であり、2021年5月時点で1年1ヵ月しか経過していないのにも関わらず、1,000件近くレビューがついているのは不自然です。
(1ヵ月に76件の計算)
このような商品は、一般的にサクラレビューの商品と言われています!
サクラレビュー求めることも禁止されていますし、レビュワーとして書く場合も規制されます。
評判を改ざんする行為なので、状況次第では”詐欺罪”として立件されることもあるので注意しましょう。
補足:サクラレビューはどこで集める?
サクラレビューですが、FacebookやTwitterなどで募集されていることが多いです。
レビューを書いたら返金してくれることから、”0円転売”とも言われています。
実際に、このように案件が募集されています。
流れを説明すると、以下のとおりです。
サクラレビューの流れ
- Facebookでレビューを募集
- コンタクトを取ってレビューを書いてもらう
- レビューを確認したら全額返金
- レビューを書いた人には商品が届く
※返金されているため無料
お小遣い稼ぎでしている人もいますが、違反行為なのでおすすめしません。
存在しない商品を販売する行為※無在庫物販
Amazonでは、存在しない商品を販売できません。
以前は無在庫転売としてしている人がいましたが、現在では規制の対象です。
無在庫転売とは、その名のとおり存在しない商品を空売りすることです
通常の販売手法と比較すると、以下のようにあります。
【通常の販売方法の流れ】
- 商品を仕入れる
- 販売先に出品する
- 商品が売れる
- 商品を発送する
【無在庫転売の流れ】
- 販売先に出品する
- 商品が売れる
- 商品を仕入れる
- 商品を発送する
無在庫転売の場合は、商品が売れたタイミングで仕入れます。
そのため、在庫を抱えることなくストレスフリーな販売ができます!
ただ、規制されているので、そもそもできない手法です。
実践したところで違法ではありませんが、規約違反なので注意しましょう。
無在庫転売がバレた場合は、即アカウントが閉鎖されて、Amazonに出品ができなくなります。

メーカー保証ができない商品の販売
amazonで家電を販売するときは、メーカー保証を受けられるかどうかを判断しましょう。
商品に不具合があり、メーカーに保証を求めた場合に、保証を受けられないような商品は、販売を規制しています。
基本的に、メーカー保証は購入された時点で保証期間が開始されます。
しかし、保証書にサイン・ハンコが押されていない場合は、まだ対処ができます。
ただ、ヤフオクやメルカリなどで仕入れた商品や、リサイクルショップで仕入れた未開封品の場合、すでにメーカー保証が終了しているかもしれません……。
そもそも、Amazonでは個人から仕入れた商品を販売するのを、禁止しています!
これは、メーカー保証が受けられない商品の対策といえるでしょう。
ただ、メーカー保証が受けられない商品は一切販売できないわけではなく、中古品として販売すれば問題ありません!
その場合、未開封品でも”ほぼ新品”のコンディションで販売しましょう!
個人から仕入れた商品の販売※中古コンディションならOK
先ほどの話にも関係しますが、Amazonで商品を転売する際に、個人仕入れのものだった場合は、出品できません。
しかし、これは”新品コンディション”で販売できないだけで、中古コンディションなら販売できるため安心しましょう!
規約では、以下のように書かれています。
新品として出品できない商品
以下の商品は、Amazonで「新品」として出品することはできません。
個人(個人事業主を除く)から仕入れた商品
なぜ、このようなことをAmazonが規制しているかというと、先ほどのメーカー保証などのトラブル防止が関係しています。
個人仕入れの場合は、”ヤフオク・メルカリ・ラクマ”などから仕入れますが、新品で仕入れた場合は以下のトラブルが想定されます。
個人から仕入れた場合に起きるトラブル
- メーカー保証が受けられない
- 偽物である可能性
- 真贋調査に対応できない
※請求書・領収書が発行できないため
このような商品を仕入れて販売するときは、新品・未開封の商品だとしても、ほぼ新品のコンディションで販売しましょう!
中古品として販売しないと、アカウントが規制される可能性が高いです!

複数のアカウントにて販売
これは言うまでもありませんが、Amazonでは複数のアカウントで販売することを禁止しています。
しかし、申請をすれば複数のアカウントで運用できます。
私が会社員だったときのことを話すと、担当部署では”スニーカー・化粧品・おもちゃ”の販売をしていました。
どれも関連性がない商品なので、販売促進の名目から、それぞれアカウントを分けて販売する方針になりました。
最終的には、3つのセラーセントラルを開設できたわけですが、条件が結構厳しかったので共有しますね!
amazonで複垢を開設する際の条件
- セラーセントラル別で銀行口座を開設する必要がある
※同一口座はNG - それぞれのアカウントに別のアドレスを紐づける必要がある
- 各アカウントではジャンルが異なるものを販売する必要がある
- パフォーマンス指標がすべて良好である場合のみ申請可
単に、複垢を作りたいと思ってどうにかなるようなものではなく、理由があって初めて複垢を開設できます。
無許可で勝手に運用した場合は、紐づいているアカウントの両方が停止・閉鎖されてしまうので注意しましょう!
amazonで違法性がないクリーンな販売をする方法を紹介!
amazonでは、たびたび違法性が高い転売が取り上げられています。
買占め行為や高額転売は違法ではありませんが、ユーザーに迷惑がかかることなので、運営が規制する日もそう遠くありません。
仮に、あなたがこれからAmazonでせどり・転売などの物販ビジネスをしたいと思っているなら、以下の方法で実践しましょう!
amazonで違法性がないクリーンな販売をする方法
- 古物商許可証は必ず取得する
- ERESAを活用して商品をリサーチする
- トレンド商品を仕入れる
利益を出したい・稼ぎたいと思っている人は、要チェックです!
古物商許可証は必ず取得する
大前提ですが、Amazonでせどり・転売をする場合は、古物商許可証を取得しましょう。
特に、ネットや店舗から仕入れてきて商品を販売したいと思っているなら、必要になってきます。
古物商許可証を取得する場合は、以下の手順で進めていきます。
古物商許可証を取得する手順
- 管轄の警察署に確認する
→法人・個人ともに古物営業をおこなう地域を申請する - 申請する情報を警察署にて所定の書類に入力する
- 必要書類を確認する
(顔写真、住所歴、事務所の見取り図、周辺図など) - 添付資料を確認する
(法人書類※法人のみ、URL登録申請、営業所の確認書類) - 書類の印刷
- 警察署に申請する
この流れで申請が可能で、必要書類をそろえたうえで、申請しなければなりません。
ちなみに、1回の申請で19,000円の料金が発生します。
一度提出した場合は、書類の修正ができないため、再申請をしなければなりません。
その際は、申請の際に支払った19,000円は返金されず、新しく申請料として支払う必要があるので注意しましょう。
古物商許可証を取得したら、無事古物営業として物販ビジネスを始められますよ◎
補足:古物商許可証が必要ないケース
古物商許可証は、状況によって必要ないケースがあります。
物販ビジネスの観点からいうと、以下のケースは必要ありません。
古物商許可証が必要ないケース
- ハンドメイドを作って販売した
→オリジナル商品販売に該当するため - 中国輸入OEM・ODMをAmazonで販売した
→オリジナル商品かつ中国の商品なので範囲外 - 物販ビジネスの資金集めで不用品を販売した
→営利目的の販売ではないので範囲外
オリジナル商品を製造する場合や、不用品として販売する場合は範囲外です!
一般的なのは、OEM・ODMあたりなので、中国輸入を検討している人は許可証なしで販売が可能です。
ERESAを活用して商品をリサーチする
古物商許可証を取得したら、いよいよ物販ビジネスを始められます。
仕入れる際は、ツールを使うのが一般的で、そこでおすすめなのがERESAです!
ERESAは、Amazonにある商品の需要を調べたり、売れ筋を調べたりできるので、おすすめですよ◎
使い方は非常に簡単で、以下の流れで進めるのみ!
ERESAを使う手順
- ASINコード・JANコードで商品を特定
- 商品の情報を閲覧する
- 各グラフを確認する
- 日別販売推移を確認する
この流れで、簡単に商品のリサーチができます!
今回は、以下の商品の需要を調べていきたいと思います!
amazonのなかでも、それなりに需要がある商品で、売れ行きもよくおすすめです。
まずは、ERESAの検索で必要なASINコードをコピーしましょう。
コピーしたら、検索ボックスに貼り付けます。
キーワード検索もできますが、登録されている商品量が膨大なので、特定の商品を調べるならASINコード・JANコードでの検索をおすすめします。
実際に、商品を検索するとこのように出てきました!
この画面では、”コンディション別価格・販売個数”が確認できます。
この商品だと、1ヵ月間に125回ランキングが下がっているため、120個近く売れていると想定できます。
ただ、これだけでは情報がわかりづらいので、グラフを見て確認します。
3ヵ月間の各グラフですが、それぞれ”販売価格推移・出品数・ランキンググラフ”となっています。
それぞれ紹介すると、以下のとおりです。
【販売価格推移グラフ】
赤色が新品価格で、青色が中古価格です。
この商品の場合、4月23日の時点で、新品コンディションは5,000円台に下落しています。
しかし、中古商品の場合は、価格が変動しつつあります。
【販売個数推移グラフ】
紫色のグラフが新品の出品数推移で、水色が中古の出品数です。
新品販売が多いため、グラフの変動は新品メインです。
5月6日の時点で、大量に在庫がなくなっていますが、予想では在庫が追加されて損切りをした人が増えたからです。
価格競争などが起きると、一気に在庫がなくなります。
この時期に販売すると、無意味な値下げ交渉に巻き込まれるので注意しましょう。
【ランキンググラフ】
商品のランキングをチェックできるグラフで、商品の需要を調ベられます。
簡易的ですが、グラフが山になっているところが商品が売れた個数です。
この商品の場合は、ランキング上位をキープしているため、そこまでランキング変動がありません。
そこそこ売れている商品は、このような波形になります。
この商品の場合は、合計で7回ランキングが下がっているため、3ヵ月の間で7個売れていると想定できます。
このように、ランキンググラフを確認すると、商品の需要が確かめられるので、個人的にはおすすめです◎
さらに詳しい分析をしたいなら、日別販売数推移を確認するとよいでしょう。
ページ最下部にあるこちらの推移は、日別でどのくらい商品数が推移したのかがわかります。
2021年5月24日から5月31日までだけでも、かなりの数が売れています◎

トレンド商品を仕入れる
Amazonで違法性なく稼ぎたいなら、トレンド商品を仕入れましょう。
本来は、商品を仕入れるためにリサーチをする必要がありますが、トレンド商品の場合は情報を仕入れます。
以下の情報を仕入れて、利益になるかどうか判断しましょう。
トレンドせどりで調べる情報
- 商品の全体的な需要
- SNSで話題になっているかどうか
- 予約商品がすでにプレ値になっているかどうか
トレンドせどりのいいところは、利益になるのが確定している点です。
限定品・品薄商品にありがちで、定価販売されてるものの希少性が高まり、値段が上がります。
直近のトレンド商品でいうと、ポケモンカードが挙げられます。
封入率が低いカードが入っていて、そのカードが1枚あたり20,000円~50,000円台で取引されていました。
そのカードが当たるボックスが、市場ではプレ値になっています。

まとめ
感染症の影響から、多くの人が物販ビジネスを始めるようになりました。
マスクやハンドソープの転売を筆頭に、”転売の悪質さ”がフォーカスされたこともあって、違法性があると判断する人も多いです。
しかし、転売そのものに違法性はなく、違法性がある商品を仕入れたり、違法な販売をしたりするのがNGです。
そのため、物販ビジネスで少しでも稼ぎたいと思っているなら、合法的な方法で稼ぐように心がけましょう。
個人的には、ERESAなどで違法性がない商品をリサーチして仕入れるのが正攻法だと思います!
