【2021年版】Amazonスポンサープロダクト広告の隅から隅までを徹底解説
Amazonで新規出品の商品を売り切りたいと思っているなら、スポンサープロダクト広告を使うと良いでしょう。
特に、新規出品をしたときは、商品の集客が重要になってくるため、広告を打ったほうが良いですよ!
「スポンサープロダクト広告とは?」
「スポンサープロダクト広告は本当に集客効果があるの?」
今回は、Amazonで集客を考えている人のために、スポンサープロダクト広告について解説していきたいと思います!
広告を出稿することで、集客ができるほか、商品の売れ行きが向上する可能性もあるので、内容をしっかり把握して売れ行きを伸ばしていきましょう。
よくわかる解説
- OEMや新規出品との相性は抜群
- ターゲティングを分析すると良い
- 広告次第で売り上げが左右される
そもそもスポンサープロダクト広告とは?
そもそも、スポンサープロダクト広告って何?という人のために、簡単に概要を解説しますね!
スポンサープロダクト広告とは、Amazonのセラーアカウントで、大口出品用アカウントを持っている人が利用できる広告サービスです。
Amazon内に広告を表示されることができるので、集客効果・売上増進につながります。
実際に、Amazonではこのようにスポンサープロダクト広告が表示されており、特定のキーワードで検索した際に、”スポンサー”と表示されます。
リスティング広告に比べると、特有の広告感が出ないので、顧客もクリックしやすく低予算で最大限の効果を発揮することができますよ◎
スポンサープロダクト広告を出稿する場合は、以下の商品が特にオススメです!
【スポンサープロダクト広告と相性が良い商品】
- OEM・ODM
- 新規出品商品
- Amazon未掲載商品
これらの商品は、普通に出品した場合は、競合が少ない限りは上位に挙がってくることは少ないです。
(上がるとしても相当な時間がかかります)
しかし、スポンサープロダクト広告を打つことで、誰でも簡単に自分の商品を上位表示させることができます!
【超基本】スポンサープロダクト広告で使う用語を簡単に紹介!
スポンサープロダクト広告で集客を考えようと思っている人は、これから記事で紹介する用語を事前に把握しておいてください!
スポンサープロダクト広告に限らず、他のリスティング広告で使うことが多い単語なので、広告運用をしていく上で困りません。
スポンサープロダクト広告で使う用語
- IMP
- CT・CTR
- CPA
- CV・CVR
これらのワードは、頻繁に使うことが多いワードです!
スポンサープロダクト広告は、簡単に出稿することができますが、外注先に依頼する人もいます。
その際に、上記の基本的な用語を把握しておかないと、相手にされない可能性もあるので注意しましょう!
IMP(表示回数)
まず紹介したいのが、IMPです。
こちらは、広告が1回あたり表示された回数のことを指します。
例えば、私が「まつ毛美容液」で検索した際に、こちらの広告が表示された場合、IMPが1回と計測されます。
語源は、表示という意味の”Impression”から来ており、広告業界ではIMPと略されることが多いです。
一般的に広告は、IMPの割合が多いです。
【顧客の基本的なアクション】
- キーワードを検索する
- 広告が表示される→IMP×1
- 広告をクリックする→CT×1
- 商品を購入する→CV×1
この様な流れになり、表示回数ありきのクリックや成果発生が起きるわけです。
理想としては、後述するCTR・CVRを高めることであり、表示回数だけ稼いだとしても、顧客がアクションを起こすことは少ないです。
CT・CTR(クリック数・クリック率)
顧客がキーワードを検索して、表示された広告をクリックするとCTが計測されます。
CTとはクリック数のことであり、CTRは”クリック数(CT)÷IMP(表示回数)”で計算可能です。
例えば、表示回数が1,000回に対して、クリック数が10件の場合は以下の計算式になります。
【CTRの計算式】
CT数10回÷IMP1,000回=1%
1,000回表示されて、10回しかクリックされていないので、「あまり周知されてないのでは?」と思う人もいますが、スポンサープロダクト広告では普通にあり得ることです。
Amazonは、国内だけでも約5,000万人以上のユーザーが利用しています。
その際に、このように広告が表示されたとしても、興味がなければクリックされることは少ないです。
後述しますが、関連性の低いキーワードを設定していると、顧客はアクションを起こさずに、表示するだけで終わってしまいます。
こちらは、顧客ニーズを現した階層の表です。
顧客が「青汁がほしい!」と思っている場合、階層が上に行くにつれて、購買意欲は高まります。
当然、「健康になりたい」というワードを検索するユーザーは、青汁以外のものを欲している可能性も考えられますし、広告が表示されたところで購入しないケースも少なくありません。
しかし、「青汁 健康」「青汁単一」等の階層のワードは、購買意欲が高いユーザーが多いので、上位表示されれば広告がクリックされる可能性が高まります。
しかし、クリックから成果発生しない場合は、広告フィーだけがかかってしまうので注意しましょう。
※スポンサープロダクト広告の広告費はクリック課金型です
クリックされてから購買にに至らないのは、商品そのものに問題があるか、商品ページに問題があるかなので、改善する余地があるということです。
CV・CVR(成果・成果発生率)
顧客が、あなたが出稿した広告を経由して商品を購入した場合は、成果が発生したということになるので、CVが発生します。
CVとはコンバージョンの略称であり、成果発生数のことです。
CVRとは、成果発生数の割合で、クリックした中でどのくらいのCVが発生したのかで計算されます。
例えば、CT数50回の広告で、CVが5回発生した場合は以下の計算式になります。
【CVRの計算式】
- CV5回÷CT数50回=CVR10%
50回クリックされた商品のうち、5個の商品が売れたということになり、CVRは10%です。
広告費にもよりますが、最も重要なのはCVRです。
広告を出稿する目的は様々ですが、基本的には2つに分けられます。
広告を出稿する目的
- 商品を認知させる→IMP・CTR重視の広告
- 商品を購入させる→CVR重視
スポンサープロダクト広告の場合は、Amazonで顧客に商品を購入させることが目的なので、CVR重視の広告を作成しなければなりません。
リスティング広告に比べると、簡単に出稿することができることから、難易度はそこまで高くありません。
しかし、競合性が高い市場で出稿すると、CT数だけが増えてしまい、広告費だけがかかるということ多いです。
そうならないためにも、CVRを意識した広告を打つ必要があります。
CPA(広告単価)
最後に紹介したいのが、CPAです。
スポンサープロダクト広告にかかわらず、広告を打つときはCVRとCPAの目標を決めてから出稿することがほとんどです。
CPAとは、CVが発生するまでにどれくらいの広告費がかかったのかを示す指標です。
計算式は、広告費用÷CV数で計算可能です。
CV数が5回で、広告費に10,000円かけた場合の計算式は、以下の通り。
【CPAの計算式】
広告フィー10,000円÷CV数5回=CPA2,000円
つまり、こちらの商品の場合、1個売れるのに対して2,000円の広告費がかかっているという計算になります。
CVRとCPAを出稿する前に決めておくと良い理由は、成果発生の目安が立てやすいからです。
出稿するまでの基本的な流れ
- ターゲットを絞る
- 広告費をねん出する
- CPA・CVRを決める
- それに応じた広告を作成する
- 出稿する
ターゲットの絞り方は後述するとして、広告費をある程度ねん出した後に、CPAとCVRの目安を決める必要があります。
例えば、あなたがこちらの商品をOMEで開発したとして、売却する場合。
商品の単価が3,480円なので、CPAを3,480円以下に抑えることができれば、赤字になることはありません。
広告費を10万円用意して、スポンサープロダクト広告を打つ場合、最低でも28個以上商品を売り切ることができれば、赤字になりません。
(広告費10万円÷商品単価3,480円=28個)
つまり、この場合広告費が赤字にならない損益分岐点は、CV数が28回の時です。
CPAを2,000円に設定した場合、広告費が10万円ならCV数を50回になるような広告を打てばいいだけの話です。
(広告費10万円÷予想CPA2,000円=目標CV数50回)
これが実現できた場合、最終的には以下のような利益が出ます。
【スポンサープロダクト広告を出稿した場合の利益】
- 広告費:10万円
- 商品単価:3,480円
- CPA:2,000円
- CV数:50回
- 売上:174,000円(単価3,480円×CV数50回)
- 粗利:74,000円
スポンサープロダクト広告を打つからには、黒字化しないと意味がありません!
広告費がかからないように調整しながら、出稿することが重要です◎
スポンサープロダクト広告の種類を2つ解説!
広告で使う用語についてある程度学んだところで、スポンサープロダクト広告について詳しく解説していきます!
スポンサープロダクト広告は、セラーアカウントの中でも、大口出品用のアカウントがないと作成することができないので要注意です。
ちなみに、スポンサープロダクト広告は大きく分けて二つ存在します。
スポンサープロダクト広告の種類
- オートターゲティング
- マニュアルターゲティング
いずれも、スポンサープロダクト広告を出稿するという意味では同じですが、設定方法等が異なるので、自分に合ったものを選びましょう!
※最初はオートターゲティングがオススメです
オートターゲティング
オートターゲティングですが、こちらは商品別で自由にAmazon側がキーワードを選定して、設定してくれる方式です。
スポンサープロダクト広告を出稿する場合は、キーワードを選定しなければなりません。
顧客が検索するキーワードを推測して、上位表示を狙いつつCV数を増やしていくというのが、一般的な戦略です。
まつ毛美容液を出品する場合は、「まつ毛美容液」「まつ毛美容液 オススメ」といったワードが、検索キーワードとして最適ですね♪
この際、オートターゲティングなら、Amazonのアルゴリズムが最適なキーワードを選定してくれます。
つまり、出稿する際の面倒なキーワード選定の手間がかからないので、初心者でもスムーズに広告設定が可能です!
しかし、他の商品で設定しているキーワードをそのまま選定するため、ライバルと差をつけられないというのが、唯一のデメリットですね…
マニュアルターゲティング
次に、マニュアルターゲティングですが、オートターゲティングとは異なり、自分でキーワードを選定して設定しなければなりません。
オートターゲティングに比べると、出稿の手間はかかりますが、以下のメリットがあります。
【マニュアルターゲティングのメリット】
- キーワードを個別に設定することができる
- 広告費が無駄にならずに済む
- 顧客のニーズに把握した広告を打てる
オートターゲティングの場合は、既存である商品のキーワードで、関連性が高いものを設定します。
しかし、中には関連性が低いものも設定される可能性があり、無駄に広告費がかかる可能性もあるのです。
マニュアルターゲティングの場合は、自由にキーワードを設定可能なので、無駄に広告費がかかることは少ないです。
※自分の裁量で出稿できるキーワードを選べるため
スポンサープロダクト広告を出したいと思っているなら、オートなのかマニュアルなのかを設定する必要があります。
「どっちを選べばいいかわからない!」という人もいると思いますが、オートとマニュアルの両方を選択可能です。
そのため、ABテストをする目的で、どちらのパターンで出稿するのもありですよ♪
スポンサープロダクト広告を使うメリットは?
Amazonで、新規出品をする場合は、スポンサープロダクト広告を使ったほうが良いです。
早い段階で集客することができまし、売り上げ拡大につながりますよ◎
その他にも、以下のメリットがあります。
スポンサープロダクト広告を使うメリット
- OEMの集客に役立つ
- マーケティングデータの分析が可能
- 上位表示されやすく顧客に周知されやすい
- 広告費が入札方式(クリック課金型)
- リスティング広告の効果もある
特に、自社開発のOEMをAmazonに新規出品する場合は、相性がかなり良いです◎
あなたが出稿する商品ジャンルにもよりますが、競合性が低い商品なら、スポンサープロダクト広告だけで市場独占ができる場合もあります!
OEMの集客に役立つ
Amazonには、様々な商品が販売されています。
その中で、商品を新しく出品するというのは、難易度が高い行為です。
競合性が高い商品や、すでに市場独占が行われている場合、まともに商品が売れないことも少なくありません…
美容系の商品やダイエット商品は、OEMの中でも取り扱われることが多いジャンルですが、まぎれもなく競合性は高いです。
まつ毛美容液を例に挙げると、アンファーや資生堂等の超大手企業が商品を販売しているので、何も武器がない状態で戦っていくのは絶望的です…
【競合性が高い市場で勝ち残る方法】
- 商品そのものの価値を高める
- 付加価値をつける
- 広告を打つ
まつ毛美容液の中にも種類があり、”価格が安い””効果が期待できる”というのも武器ですが、いくら優れていても上位表示されなければ意味がありません。
Amazonでは、出品する際に5個まで検索キーワードを設定できますが、これだけではSEO対策は不十分です。
(SEO対策:検索ワードで上位表示させる対策)
付加価値+αがあれば、新規出品・OEMでも超大手の競合にも勝てるわけですが、そこでオススメなのがスポンサープロダクト広告というわけです!
他の企業も負けじと出稿していますが、それでも1位に表示されているのは、あまり名が知れていない企業。
数ある大手がいる中でも、このように上位をとれるのはスポンサープロダクト広告ありきですよ♪
特に、OEMの場合は周知されていないところから始まるので、利益・売上は広告費に全振りする勢いで出稿しないと、Amazonでは売れませんよ!
マーケティングデータ分析が可能
スポンサープロダクト広告を利用する際に、よくありがちなのが”出稿しただけで満足すること”です。
出稿するのは誰でも可能で、そこから先が重要になるので、気を抜かないようにしましょう!
スポンサープロダクト広告では、CSV形式で分析データをインストール可能です。
「検索キーワードレポート」というものでは、指定期間出稿したキーワードで、どれくらいの効果があったのかを把握できます。
(IMP、CT、CVがわかります!)
オート・マニュアルに関わらず、スポンサープロダクト広告を打つ場合は、キーワードの最適化をしなければなりません。
費用対効果が合わない広告を出稿していても、広告費がかさむだけですからね…
【広告キーワードAの場合】
- CV数:10回
- CT:100回
- CPA:1,000円
【広告キーワードBの場合】
- CV数:1回
- CT:1,000回
- CPA:10,000円
広告費を20,000円用意したとして、キーワードAとキーワードBでは、どちらが優秀な広告なのか一目瞭然です。
この二つを出稿していた場合、上限2万円まで達するわけですが、キーワードBはクリックされるだけで、CVの可能性が低いワードなので速攻停止したほうが良いです。
同じ広告費をかけるなら、キーワードAに2万円を全振りしたほうが効果は出ますし、CPAもさらに安くなる可能性があります。
定期的にキーワードを見直す意味でも、スポンサープロダクト広告のマーケティングデータ分析を徹底していきましょう。
1キーワードあたりの、CPAや広告効果を調べながら、徹底的に分析していきましょう!
上位表示されやすく顧客に周知されやすい
スポンサープロダクト広告ですが、上位表示されやすく周知されやすいというメリットもあります。
出稿するキーワード次第では、1クリック当たり数十円で上位表示させることも可能です◎
Amazonでは、このように多くのスポンサープロダクト広告が表示されています。
基本的に、購買意欲が高いキーワードを検索すれば、表示される仕組みになっていますが、広告らしさがありません。
赤枠で囲んでいる部分に、”スポンサー”と書かれているだけであり、それ以外は普通の商品と変わりません。
つまり、顧客からすると、表示された一つの商品にしか過ぎないのです。
しかし、スポンサープロダクト広告を打つ際は、関連性の低いキーワードを設定してしまうと、一切クリック・CVが発生しないような、無駄広告を作成してしまうことになります。
【まつ毛美容液をOEMで販売する場合】
- 「まつ毛美容液 おすすめ」
→関連性が高くCV・CTともに発生しやすい- 「まついく」「まつ毛 きれい」
→やや関連性が高くCV・CTが発生する可能性がある- 「美容液」「化粧水」
→関連性がなくCV・CTともに発生しづらい
美容液や化粧水というのは、ヘルビ用品という観点では同じですが、まつげ美容液を購入したい人が調べるワードではありません。
興味があってクリックすることはあっても、CVに至らない可能性がほとんどです。
そのため、「関連性があるから何でもいいや」というわけではなく、購買意欲がわきやすいキーワードを設定することが重要です。
補足:スポンサープロダクト広告の掲載位置の基準
スポンサープロダクト広告を出稿する場合は、掲載順位がそれぞれ存在します。
「まつ毛美容液」というキーワードの場合、以下の広告が表示されます。
順位をつけると、左から1位~3位で、その下に表示されるのが4~6位です。
当然、1位に表示されたほうがクリックされやすく、CVが発生する可能性が高まります◎
このランクでは、Amazonが定める広告ランクによって決まっています。
※ランクが高ければ高いほど上位表示される
【広告ランクを決める要素】
- 1キーワードあたりの入札額
- 予想CTR数
- キーワードの関連性
基本的には、この3つの要素で決まっています。
キーワードの関連性については、商品個別のカタログ内にキーワードが入っていないと、広告は表示されません。
計算方法は諸説ありますが、スポンサープロダクト広告を運用している人名から聞いた話によると、上記の要素をすべて掛け算した場合の数値によって決まるとのこと。
【パターンA:入札金額100円・クリック率2%の場合】
入札額100円×クリック率2%=2
【パターンB:入札金額200円・クリック率0.1%】
入札額200円×クリック率0.1%=0.2
入札金額は後述しますが、広告が上位表示されるために必要なコストのことを指します。
(高ければ高いほど上位表示”されやすく”なる)
パターンAの場合は、入札金額は100円でクリック率は2%で、広告ランクは2です。
パターンBは、入札金額が2倍でもクリック率が0.1%と低く、トータルのランクは0.2です。
つまり、”入札額が高い=上位表示される”というわけではないので、注意しましょう。
広告費は入札方式(クリック課金型)
スポンサープロダクト広告もそうですが、リスティング広告等は、基本的に入札方式という課金形式を設けています。
その中でも、スポンサープロダクト広告はクリック課金型という課金形式になります。
クリック課金形式とは、広告がクリックされた場合にのみお金が発生して、表示されただけではお金がかからないというもの。
リスティング広告を例に挙げると、「青汁 おすすめ」というワードでは、1ぺージ目に表示されるには1クリック当たり87円必要で、1~3位以内に掲載するためには、364円が必要です。
これはスポンサープロダクト広告も同じであり、キーワードによって入札金額の目安が決まっており、それに合わせて出稿するようなイメージです。
(最低単価・推奨入札単価は設定時に書かれています)
ビッグワードになればなるほど、広告費が多くかかります。
CVすれば話は別ですが、状況次第ではクリックだけで終わる可能性もあるのです。
上記のキーワードを設定して出稿した場合、1位表示を狙って入札金額を370円に設定したとします。
その場合、20回クリックされただけで、7,400円も広告費がかかってしまうのです…
あらかじめ予算を設定してから出稿するので、無駄に請求が来ることはありませんが、ビッグワードを狙いすぎると予想以上に広告費がかさむので注意しましょう!
補足:キーワードと広告費について
スポンサープロダクト広告は、入札方式になっており、クリックされたら課金が発生する仕組みです。
あなたが出稿する場合、キーワード選定をしっかり行わないと、無駄に広告費をかけてしまうことになります。
こちらは、「青汁 おすすめ」で検索した際の、キーワード一覧です。
※リスティング広告の例
スポンサープロダクト広告でも同じような入札単価ですが、キーワードによって入札単価は異なります。
【青汁 おすすめ】
- 最低入札単価:97円
- 推奨入札単価:365円
- 競合性:高い
【青汁 おすすめ 市販】
- 最低入札単価:78円
- 推奨入札単価:162円
- 競合性:高い
【市販の青汁 おすすめ】
- 最低入札単価:55円
- 推奨入札単価:184円
- 競合性:中
この様なキーワードがある場合、あなたはどれを設定しますか?
「青汁 おすすめ」というワードでは、購買意欲が高いユーザーを集められる代わりに、上位表示をするには1クリック当たり365円の入札単価がかかります。
しかし、「青汁 おすすめ 市販」というワードなら、検索ボリュームは少し下がりますが、1クリック当たりの入札単価は半額以下になります。
10万円の広告を用意している場合、それなりに自由な広告を出稿可能です。
ただ、キーワード選定を誤ってしまうと、CVが一切発生しないような無駄キーワードを設定してしまうので注意しましょう。
10万円の場合の費用対効果
- 平均入札単価500円のキーワードの場合:上限200クリック
- 平均入札単価250円のキーワードの場合:上限400クリック
- 平均入札単価100円のキーワードの場合:上限1,000クリック
- 平均入札単価50円のキーワードの場合:上限2,000クリック
少数精鋭で、入札単価が高いビッグワードを狙って広告を打つ戦略もあれば、入札単価が低いニッチなワードを複数狙って、CVを稼いでいく方法もあります。
「結局どっちがいいの?」という人もいるので、結論を言うと…
広告費をかけず効果が発揮できるキーワードを狙うと良い
です!
入札単価が低く、競合性も高いキーワードで、しっかり成果発生するようなキーワードであれば、費用対効果が合うような出稿ができます!
コスパが良いキーワードは、探せば必ず見つかるので、時間をかけて探していきましょう。
リスティング広告の効果もある
Amazonでスポンサープロダクト広告を出稿すると、Amazonで上位表示されるのは確かですが、実はそれ以外にも効果があるのです。
スポンサープロダクト広告では、通常の検索エンジンでも表示されることがあり、リスティング広告の効果も期待できます。
こちらは、「ヨガマット」単体で調べた結果です。
すると、リスティング広告として、Amazonのページが上位で表示されています。
こちらのワードで検索するユーザーは、商品を購入しようと思っている人が多いです。
ヨガマットに限らず、Amazonではリスティング広告を多く出稿しています。
こちらのキーワードは、上位表示させるのにそこまでコストはかかりませんが、キーワードによっては1個当たり500円程度かかるものもあります。
あなたが、スポンサープロダクト広告を出稿している場合、通常の検索流入からもユーザーが流れる可能性があるということです。
さらに、通常検索でもこの様にキーワードが表示されることがあります。
Amazonで特定ワードを検索するユーザーと、GoogleやYahoo等の検索エンジンでワードを検索するユーザーは、圧倒的に後者のほうがボリュームが多いです!
リスティング広告同様の効果を見込めるなら、利用して損はありませんよ!
スポンサープロダクト広告の設定方法を徹底解説!
スポンサープロダクト広告のメリットを解説したので、いよいよ出稿の方法を紹介していきたいと思います!
これまで紹介したものは、予備知識として頭の中に入れておくと便利ですよ!
あなたが、スポンサープロダクト広告を出稿する場合は、以下の手順で行いましょう。
スポンサープロダクト広告を設定する手順
- 1.キャンペーン名の選択
- 2.広告開始日・終了日の選択
- 3.ターゲティングの選択
- 4.1日の予算を選択する
- 5.出稿する
基本的には、リスティング広告を出稿する際と同じ流れです。
いずれも、出稿したことがない人は、これから紹介する手順に沿って進めていけば問題ありませんよ!
1.キャンペーン名の選択
まず、スポンサープロダクト広告を出稿したい場合は、セラーセントラルにログインしましょう。
※大口出品用アカウントが必要
ログインが完了したら、「広告>セラー広告」の順番でクリックします。
こちらの手順で進めていくと、スポンサープロダクト広告を選択できる画面に移動します。
スポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告がありますが、OEMや新規出品をする際は、赤枠の部分をクリックしましょう。
こちらをクリックすれば、本題のキャンペーン名の作成に移れます。
「キャンペーンって何?」という人がいると思うので、簡単に説明すると一つの組織のようなイメージです。
広告は大きく分けて、「キャンペーン・広告グループ・キーワード」という階層に分かれています。
一つのキャンペーンあたりに、複数個の広告グループ及びキーワードがあるようなイメージです。
【会社で例えた場合】
- 物販企業株式会社→キャンペーン
- ○○部署・○○チーム→広告グループ
- 各種従業員→キーワード
様々な会社がある中で、様々な部署と従業員がいると思いますが、広告の仕組みとよく似ています。
マニュアルターゲティングとオートターゲティングで分けたい場合は、キャンペーンを二つ作成すると良いでしょう。
キャンペーンを分ける場合
- キャンペーンA:オートターゲティングの広告出稿用
- キャンペーンB:マニュアルターゲティングの広告出稿用
分ければ、それぞれのレポートを比較できるのでオススメですよ◎
キャンペーン名を作成した段階では、まだ広告の出稿始めの段階です。
2.広告開始日・終了日の選択
キャンペーン名を作成したら、次は出稿を開始する日と終了する日を入力しなければなりません。
その日にスタートさせたいなら、すべて設定が完了した後に、そのまま出稿できるような設定も可能です!
終了日についても、任意で構いません。
こちらは、入金額によって異なり、予算がマックスに達成してしまうと自動的に広告が非表示になります。
10万円の予算があるとして、平均入札単価が100円のキーワードを出稿するなら、最大で1,000クリックまで保証されます。
広告を垂れ流しているだけでは、効果が得られない可能性も高いので、”1週間・10日・1か月”の間で、様子を見ると良いでしょう。
OEMの場合は、最低でも1か月は運用したいところです。
3.ターゲティングの選択
スポンサープロダクト広告を打つ場合は、どういう顧客向けに出稿するのかを考える必要があります。
その際に、重要なのがターゲティング設定です。
冒頭でも解説した通り、スポンサープロダクト広告には大きく分けて二つのターゲティングが存在します。
【スポンサープロダクト広告のターゲティングの種類】
- オートターゲティング
→既存の広告のキーワードをもとにキーワードを自動で設定- マニュアルターゲティング
→自分でキーワードを設定して出稿する方法
それぞれにメリットがありますが、スポンサープロダクト広告を打ったことがない人は、オートターゲティングから始めると良いでしょう。
自動でキーワードを選定してくれますし、パフォーマンスも高く、予算内で最大限の効果を発揮してくれるからです。
広告業界にいた人や、ある程度広告について熟知している場合は、マニュアルターゲティングのほうがコスパよく運用できますよ!
「初心者はオートターゲティングだけしか使えないの?」という人もいると思いますが、”オート→マニュアル”の切り替え方もあります。
最大限効果を高めるスポンサープロダクト広告の出稿手順
- オートターゲティングで1か月程度出稿
※予算度外視 - 期間終了後にレポートでCPAが高いキーワードを抽出
- マニュアルターゲティングで②のキーワードを設定
- 同じ広告費で1日の予算額を上げて出稿
この手順を繰り返していけば、コスパよくスポンサープロダクト広告が打てますよ!
最初のうちは、顧客がどういう行動をするかがわからないので、しっかり分析していくようにしましょう!
4.1日の予算を選択する
ターゲティングの設定が完了したら、最後に予算を決めなければなりません。
ここで言う予算は、1日の予算のことです。
10万円の広告費があるなら、30日間広告を打ち続ける場合、最低でも3,333円までは1日に使えるという計算になります。
様子を見たいなら、1日3,000円程度の広告費を用意して設定しておくと良いです。
24時間かけて3,000円の広告費を消費していく場合は、その設定がベストです。
しかし、以下の場合はキーワードや1日の予算を見直しましょう。
【キーワードを見直したほうが良い場合】
- 日中の段階で1日の広告費が上限に達する
→1日の上限を増やす、キーワードの再考- 24時間経過した段階で広告費が50%以上余る
→広告費、キーワードを見直す
1日3,000円と設定しているとして、お昼の12時の段階で上限に達してしまうと、そこから深夜の12時以降までは広告が表示されない状態になります。
それでは、機会損失してしまう可能性があるので、CT数だけが多くCVが発生していない広告を止めるか、1日の予算の上限を上げるか調整しましょう。
また、24時間広告を周したとして、50%以上1日の予算が残っている場合は、クリックされていないということなので、キーワードの見直しが必要です!
コスパよくキーワードを出稿したいなら、費用対効果が良い広告の出稿方法を学んでいきましょう♪
5.出稿する
全ての設定が完了したら、出稿の準備は完了です。
あとは、手順通りに進めていき、出稿をしましょう!
スポンサープロダクト広告を打つ場合は、基本的に新規出品かOEM以外には効果を発揮しません。
よく、既存の商品のスポンサープロダクト広告が出稿している場合がありますが、こちらは企業が出している可能性が高いです。
スポンサープロダクト広告は、特定のセラーのカートに誘導する効力はなく、あくまでも商品ページにまでしか誘導できません。
例えば、あなたが既存のゲームソフトを中古で仕入れたとして、スポンサープロダクト広告を打ち上位が取れたとします。
顧客が、「ゲーム名」のキーワードで検索した際に、商品が購入されたとしても、あなたの商品ではない可能性があります…
しかし、新規出品とOEMに関しては、取り扱っているセラーがあなたしかいないので、スポンサープロダクト広告との相性は抜群です。
ライバルセラーもいますが、キーワード選定をすれば、競合性が高くてもしっかり効果を期待できますよ◎
【ターゲティング別】オートターゲティングの設定手順
スポンサープロダクト広告には、オートとマニュアルが存在しますが、そちらの設定手順も紹介しておきます!
まずは、オートターゲティングの手順からですが、具体的には以下のように進めていきます◎
オートターゲティングの設定手順
- キャンペーンを設定する
- 広告グループの設定
- 出稿する商品を選択する
- 入札額を設定する
- 除外キーワードの設定
普通にスポンサープロダクト広告を設定する手順と変わりませんが、キーワードを設定するかどうかがマニュアルとの違いです。
キーワード選定が面倒な人はオートを選択して、自分でキーワードを選びたい人はマニュアルターゲティングを選ぶと良いでしょう◎
1.キャンペーンを設定する
オートターゲティングで出稿する場合は、キャンペーンを設定する必要があります。
”キャンペーンの入札戦略”という項目で設定できますが、大きく分けて3つに分類されます。
スポンサープロダクト広告は、入札形式になっているので、常にキーワードの単価は変動します。
それぞれ簡単に説明すると、以下の通りです。
【各種キャンペーンの意味合い】
- 動的な入札ダウンのみ
→平均入札額が下がったときに自動的に入札価格を下げる- 動的入札アップとダウン
→平均入札を自動的に推奨入札額に合わせる- 固定入札額
→一度設定したものをそのまま設定する※オススメしない
基本的には、ダウンのみの入札価格設定すると良いでしょう。
キーワードの広告費というのは、状況によって大きく変動します。
設定した当時は1クリック当たり100円だったものが、じわじわと95円・90円と下がることもあれば、一気に70円台まで下がることがあります。
当然、100円のまま固定していれば上位を取れますが、無駄にクリックされて広告費がかかることが懸念されるので、入札額に合わせて自動的に下げたほうが賢明です。
アップとダウンの両方を設定できるものでは、自分の意思と反して広告費が上がる可能性も考えられ、コスパが悪くなる可能性もあります。
2.広告グループの設定
キャンペーンを設定したら、次に中身の部分の広告グループを設定する必要があります。
広告グループは、先ほども紹介した通り、会社で言う○○部署というイメージです。
キャンペーンという会社があり、その中に様々な部署があるイメージです。
1キャンペーンに複数の広告グループが存在し、出稿する広告によって分けるのが一般的です◎
設定方法は様々ですが、図を作ったのでそちらで解説していきます!
あなたが、OEMで青汁を作った場合に、スポンサープロダクト広告を打つとこの様なイメージになります。
キャンペーンの分け方は様々ですが、「オート」「マニュアル」で分けると良いでしょう。
※最終的にはマニュアルに移行するのが一番
広告グループ名は、設定するキーワードによって変えるのがベストですが、自分で管理できれば良いです。
(例:グループA、グループB等)
一つの商品に、キャンペーンと広告グループが一つずつあれば、無駄に広告費をかけずに済みますよ◎
3.出稿する商品を選択する
広告グループの設定が完了したら、次に商品を選びましょう。
この場合、広告を出したいと思っている商品を選ぶ必要があります。
複数の商品を設定することもできますが、基本的には1商品当たり1個のキーワード・広告グループを設定しましょう。
商品を選択して広告との紐づけを行っていきます。
紐づけができないと、うまく出稿できない可能性が高いので要注意です!
商品に応じたキーワードを設定していると思いますが、この時点で再考しても構いません。
商品に沿ったキーワード選定を行わないと、広告費も無駄になりますよ!
4.入札額を設定する
オートターゲティングの場合は、入札額の設定が大きく分けて二つ存在します!
無駄に広告費をかけないためにも、自分に合ったほうを選んでいきましょう。
【入札方法の種類】
- デフォルトの入札額
- ターゲティンググループ別の入札額
まず、デフォルトの入札額についてです。
スポンサープロダクト広告を出稿する場合に、手間をかけずにスムーズに打ちたいと思っているなら、こちらから始めたほうが良いです。
運営が推奨する入札額が表示されていますが、こちらを入札数とコスパよく上位表示できるようになります◎
1クリック当たりの広告単価であり、予算が超えそうな場合は、低く見積もってもありです。
CPAが広告費を超えない限りは、クリック単価が高くても問題ないので、損益分岐点を計算してから、設定するかどうかを計算しましょう。
(まずは1か月様子を見るのもありです)
次に紹介したいのは、ターゲティンググループ別の入札単価の設定です。
オートターゲティングの中でも、一致率に応じて単価を設定できる項目です。
※少し複雑
ターゲティンググループの概要説明
- ほぼ一致:顧客の検索結果に”ほぼ”一致するものが表示される
→「フルーツ青汁」「健康青汁」等 - 大まかな一致:顧客の検索結果に”大まかに”一致するものが表示される
→「青汁サプリメント」「食べる青汁」等 - 代替商品:顧客がライバル商品を閲覧しているときに表示される
→競合商品の下にオススメで表示される - 補完商品:キーワードに関連性のある商品を表示させる
→青汁のレシピ本、ミドリムシサプリ等
ほぼ一致・大まかな一致は、通常のスポンサープロダクト広告の欄に表示されます。
しかし、代替商品・補完商品は、ライバル差エラーの商品ページに表示される仕組みです。
つまり、下二つのターゲティング設定をしておけば、万が一ライバルセラーの商品ページに流入したとしても、購入される可能性が高まるというわけです◎
ターゲティングに沿って運用して、そこまでアクションがないようなターゲティングは停止していきましょう!
5.除外キーワードの設定
最後に、除外キーワードの設定です。
除外キーワードとは、表示させたくないキーワードを設定することで、ターゲティングを絞れる機能です。
一部の商品にしか使いませんが、ペルソナ設定が明確に出てきているなら、設定したほうが良いでしょう。
通常の美容液のOEMをしている場合、以下のペルソナだとします。
【美容液のペルソナ設定】
- 性別:女性
- 年齢:27歳
- 職業:OL
- 趣味:ネットサーフィン、ネットショッピング
この場合、美容液を売ろうと思っているターゲティングは、あくまでも20代の女性です。
そのため、女性以外のユーザーに広告を出稿したところで意味がありません。
ただ、除外キーワードを設定せずに、普通に出稿してしまうと”美容液 男性用”というキーワードでも表示されてしまう可能性があります。
関連性が低く、CVに至らないものは、除外キーワードとして設定しておくことをオススメします。
除外キーワードの種類
- 除外フレーズ一致
→類似キーワード・バリエーションのすべて除外 - 除外完全一致
→完全に一致するものを除外
フレーズ一致の場合は、幅広く除外キーワードを設定可能です。
上記の例をもとに設定するなら、「メンズ」というキーワードをフレーズ除外しておくと、「メンズ 美容液」「メンズ 化粧水」というワードで検索しても、出稿されないように設定可能です。
最後に、キャンペーン作成をクリックすれば、設定完了です。
広告を自動化できる出稿方法なので、OEMや新規出品をしたいと思っているなら、利用すると良いでしょう◎
【ターゲティング別】マニュアルターゲティングの設定手順
オートターゲティングは、自動的にキーワードが設定されるので、簡単にスポンサープロダクト広告を打てるようになっています。
そのため、広告運用初心者やスポンサープロダクト広告を試しに使ってみたい人にはオススメです◎
しかし、オートターゲティングにはデメリットもあり、無駄にコストがかかってしまうという点が挙げられます。
競合が設定しているキーワードを取得して、それを設定するわけですが、状況次第ではCT数だけが増えて、CVが発生しないような金食い虫キーワードも…
ある程度スポンサープロダクト広告に慣れてきたら、マニュアルターゲティングを設定するのもありですよ◎
マニュアルターゲティングの設定手順
- 入札額を設定する
- ターゲティングの設定
- キーワードの選定
オートターゲティングよりも複雑ですし、設定は面倒ですが、特定の顧客に向けてキーワードを出せるのでコスト削減につながります。
設定方法は、オートターゲティングとほとんど変わりません。
設定する際は、ターゲティングの設定でマニュアルターゲティングを設定しましょう。
1.入札額を設定する
ターゲティングの設定が完了したら、次は入札額の設定です。
入札額も、オートターゲティングと設定方法は変わりませんが、それぞれ紹介します。
デフォルトの入札額という項目では、キーワード・商品別に入札額を設定可能です。
オートの場合は、キーワードが自動的に設定されているので、広告グループ単位でしかできませんでしたが、マニュアルは違います。
設定しなかった場合は初期数値(推奨入札額)になりますが、設定するキーワード別に入力していくので、ここでは放置して構いません。
次に、掲載枠別の入札額です。
マニュアルターゲティングでは、広告の表示位置によって入札額を調整できます。
検索結果ページの上位・商品ページ別で設定可能なので、それぞれ分配すると良いでしょう。
最低入札額を50円に設定しているとして、上限のパーセンテージを100%に設定するとします。
- 上位表示に必要な入札額が70円の場合
→自動的に70円に調整される- 上位表示に必要な入札額が100円の場合
→自動的に100円に調整される- 上位表示に必要な入札額が120円の場合
→上限100円まで入札額が上がる
この様な仕組みになっています。
入札額に応じて、自動的に入札額を設定してくれるのは、広告を付きっ切りで管理しなくてもよくなるので、安心です♪
(パーセンテージが高すぎると無駄に入札額が上がるので要注意)
また、スポンサープロダクト広告を出稿する目的によって、この割合は変えると良いでしょう。
掲載枠別の入札額の使い方
- 検索結果ページの上部
→CV重視の広告※CV率がかなり高いため - 商品ページ
→IMP・CT重視の広告
Amazonでは、基本的に前者の目的で運用する人のほうが多いと思うので、割合的には健作結果ページの割合のほうを高めに設定すると良いです◎
2.ターゲティングの設定
入札額の設定が完了したら、次はターゲティングを設定しましょう。
オートターゲティングの場合は、自動的にターゲットが設定されているのですが、マニュアルでは二つの選択肢の中から選ぶ必要があります。
まず、キーワードターゲティングですが、キーワードをベースにターゲティングを設定していきます。
顧客が、あなたが設定するキーワードを検索したときに、表示される広告のことです。
「青汁」で検索すると、このように広告が表示されますが、これはキーワードターゲティングです。
この場合、「商品が欲しい!」というユーザーが検索するので、広告が表示されればCV率は高いです◎
一方、商品ターゲティングとは、商品をカテゴリー検索・ブランド検索をしたときに表示されるものです。
「とりあえず商品を検索してみよう」というユーザーを対象にするので、キーワード検索よりもCV率は低め。
マニュアルターゲティングでは、基本的にキーワードターゲティングをベースに広告を作成していきます。
3.キーワードの選定
キーワードターゲティングを選択する場合、キーワードを設定しなければなりません。
オートの場合は、自動的にキーワードを取得してくれるので、設定する必要はありませんが、マニュアルの場合は自分で設定する必要があります。
設定すると、検索一覧ページに広告が表示されますよ♪
さらに、競合性の高い商品ページにも、スポンサープロダクト広告は表示されます。
この場合、狙うキーワードを選定していて、効果が発揮できるものを把握しているなら最大限の効果を発揮できます。
(競合性が少なく入札額も低いキーワードがベスト)
1位~3位に表示されれば、通常よりも50~70%程度購入率がアップするといわれており、設定すると良いでしょう。
キーワードターゲティングを設定した場合は、それぞれ以下の情報が必要です。
【キーワードターゲティングに必要な情報】
- キーワード
- マッチタイプ※キーワードの個別設定
- キーワード別の入札額
まず、キーワードからの設定です。
OEMや新規出品しようと思っている商品に合わせて、Amazonが自動的に表示してくれます。
※オートターゲティングと同様です
効果が高いものを表示しているので、気になるものはここで選択してしまいましょう!
また、キーワードは自分で設定することも可能です。
推奨されたキーワードを見て、「いまいちキーワードが見つからないな…」という人は、自分で設定するのもありです!
(個人的には自分で設定したほうが効果が期待できます)
キーワードを設定した後は、マッチタイプを選択しましょう。
マッチタイプとは、キーワードの一致率を指します。
大きく分けると、以下の3通りです。
【マッチタイプの種類】
- 完全一致:購入者の検索ワードが完全一致した場合に表示される
(例:青汁、フルーツ青汁等)- フレーズ一致:検索ワードが完全一致した場合、前後に他の語句を含む場合に表示される
(例:青汁 おすすめ、フルーツ青汁 安い等)- 部分一致:検索ワードに一つでも含まれていれば表示される
(例:健康 青汁、フルーツ 青汁、安い青汁等)
※顧客が青汁を求めている場合
言葉だけではわかりづらいと思うので、図で解説します◎
幅広い顧客に広告を表示させたいなら、部分一致がオススメです!
しかし、ターゲティングをしっかり絞っていて、特定のユーザーにしか出さない場合は、完全一致でも問題ありません。
※広告費を抑えるなら完全一致がベスト
最初のうちは、完全一致で出稿して、広告費やCV率の状況を見て、範囲を広げるかどうか決めると良いでしょう。
最後に、キーワードの入札額の設定です。
オートターゲティングの場合は、広告グループ別に入札額を設定することができますが、マニュアルターゲティングの場合はキーワード別で設定可能です。
初期値は、冒頭で説明した”デフォルトの入札額”が反映されているので、内容に問題なければ、そのまま設定しましょう◎
ちなみに、こちらの入札額は、1クリック当たりの料金です。
推奨入札額というのは、上位表示されるのに最低限必要な金額なので、基本的にはこちらを設定すれば問題ありません。
しかし、状況次第ではこのように入札金額が高いキーワードもあるので、広告予算に応じて入札額を決めていくと良いでしょう。
※ビッグワードほど推奨入札額が高いです
そのため、基本ベースは推奨入札額に合わせて、入札額が極端に高いものは調整しながら自分なりに設定すると良いでしょう。
オートターゲティング同様に、キャンペーンを作成をクリックしたら、設定は完了です!
補足:商品ターゲティングの設定方法
マニュアルターゲティングには、商品ターゲティングも存在します。
基本的には、キーワードターゲティングを行いますが、商品別でターゲティングを絞っていきたいなら、商品ターゲティングもオススメです◎
【商品ターゲティングとは】
”各種商品、ブランド、カテゴリー”別でターゲティングを絞って広告を出す手法
キーワードを検索するユーザーを対象にするのではなく、商品を直接検索するユーザーを対象にします。
競合性が高い商品が多いものを新規出品売る場合は、効力を大きく発揮するのでオススメです◎
表示のされ方は、キーワードターゲティングと変わりません。
青汁をターゲティングにした場合、関連広告が表示されるところに、スポンサープロダクト広告が表示されるようなイメージです。
しかし、これらの広告のほとんどは、いずれもキーワードターゲティングで設定されたもの。
そのため、商品ターゲティング単一では上位をとれない可能性も高いです。
商品一覧ページというよりは、商品の詳細ページに出稿して顧客を獲得していくというイメージのほうが近いです!
設定方法は、以下の通りです。
商品ターゲティングの設定手順
- カテゴリーターゲティングの設定
- 商品を個別で指定する
キーワードに比べると、この二つの手順で簡単に設定できるので、紹介する内容に沿って設定していきましょう♪
まず、カテゴリーターゲティングの設定です。
OEMや新規出品しようと思っている商品のカテゴリーを、選択しなければなりません。
幅広くカテゴリーを選択することもできますが、その場合広告費がかかりすぎてしまうので、コスパが悪いです。
絞り込みボタンを押せば、カテゴリーを絞り込めるので、指定すると良いでしょう。
ブランドや価格帯等で絞り込むことが可能であり、以下の戦略で選んでいくのがベスト。
【効果的なカテゴリーの選び方】
- OEMよりも価格が高い競合商品
- OEMよりも価格が高くレビューが低い商品
- ブランド名がそこまで定着していないマイナー商品
この様に選び方は様々なので、状況に応じて様々な戦略を使っていくことが重要です!
次に、商品の個別設定です。
カテゴリーで選択することもできますが、商品別で選ぶことも可能です。
推奨というタブを選択すれば、広告を出稿したほうが良い関連商品を、Amazonが表示してくれます。
特定の商品を調べたい場合は、商品名やASIN等から選択できるので、そちらで絞るのもありです◎
カテゴリーではなく、商品を特定して指定する場合は、以下の戦略で行っていきましょう。
【商品を個別に選択する場合の戦略】
- 競合性が高い商品を選択して顧客流入を狙う
- 自社商品を選択して競合商品と合わせ買いを狙う
- 競合性が低そうな商品を対象にして市場独占を狙う
この様に指定すれば、コスパよく商品ターゲティングで運用していけます◎
キーワードターゲティングに比べると少し複雑ですが、商品を絞って出稿すれば、利益も出しやすくなりますよ!
スポンサープロダクト広告で実践したい最適なキーワード選定方法!
スポンサープロダクト広告を運用する場合、キーワードを選定することが重要です。
オートの場合は、自動的にキーワードが選定されるので設定する必要はりませんが、最終的にはマニュアルに移行したいところ。
その際に、キーワードの選び方がわからないと、運用することができません。
そこで、マニュアルターゲティングをする際に、意識したいキーワードの選定方法を解説していきたいと思います◎
最適なキーワード選定方法
- オート・マニュアルでABテストをする
- 広告費がかかる広告のみストップする
- CVR・CTRが高いキーワードのみマニュアルで運用する
この流れで進めていけば、精度が高いキーワードのみを選定できるのでオススメです◎
無駄に広告費がかかるような広告を打っていても仕方がないので、しっかり効果が出るキーワードのみを選定して設定していきましょう。
1.オート・マニュアルでABテストをする
まず、キーワード選定をする際ですが、オート・マニュアルターゲティングの両方を走らせて、ABテストを行いましょう。
ABテストとは、同じような条件で運用させて、どちらのほうが効果が出るのかを確かめるテストのことを指します。
※広告業界ではよく使います
ある程度スポンサープロダクト広告を運用してからでもよいですし、最初の段階から行うのもありです。
この方法を実行する前の注意点ですが、予算を度外視しなければなりません。
(それぞれ月予算10万円程度用意しておくとベスト)
運営が指定するオートターゲティングのキーワードを10万円で運用し、自分で選定したキーワードをマニュアルターゲティングで運用するようなイメージです。
この方法で運用すると、以下の内容がわかってくると思います。
【ABテストでわかること】
- CVR・CTR率が高いキーワードの把握
- CT数だけ発生するコスパの悪いキーワードの把握
- IMPのみでアクションがほとんどないキーワードの把握
特に確かめたいのは、成果が派生しないキーワードの把握です。
スポンサープロダクト広告は、クリック単価になっており、1回クリックされると広告費が発生します。
CT数だけが増えていくキーワードを運用していても、コスパが悪い広告運用になってしまうので、ABテストで把握して止めるようにしましょう。
2.広告費がかかる広告のみストップする
2週間~1か月程度ABテストをした後は、予算を重視した広告運用をしていく必要があります。
今までは、オートターゲティングに頼っていたのも、マニュアルターゲティングに切り替えていきましょう。
コスパの悪いキーワードを止めていき、CVRとCTRの良いキーワードを選定していきます。
「どういうキーワードかわからない!」という人は、以下のキーワードをストップしていきましょう。
【ストップすべきキーワード】
- CTRだけが高いキーワード※CV発生率なし
- 入札額が高くCTRも高いキーワード
- IMPのみでCTRが低いキーワード
いずれも、運用している意味がない広告であり、成果が発生しなさそうなものはすべてストップしていきましょう。
そして、ある程度コスパの良いキーワードがわかったら、マニュアルターゲティングに移行していきます。
オートで運用させるのも良いですが、無駄に広告費がかかる可能性も懸念されるので、走らせるとしても入札額は落としたほうがベスト!
OEMや新規出品なら、基本的にスポンサープロダクト広告との相性は良いですが、中には相性が悪いものもあります。
(例:ライバルが極端に多い、既存商品)
この場合は、スポンサープロダクト広告を打つと広告費が無駄になる可能性があるので、必要があるかどうかを考えながら運用していきましょう!
3.CVR・CTRが高いキーワードのみマニュアルで運用
オートとマニュアルで運用を行った場合、最終的にはマニュアルのみで運用していきましょう。
無駄なキーワードをオートで走らせていても意味がありませんし、コスパよくスポンサープロダクト広告を運用していきたいなら、しっかり売れるキーワードを把握していくことです。
どちらも一定期間は知らせて、データ分析をすれば以下の内容が浮き彫りになってきます。
【マニュアル・オートの同時運用でわかること】
- CVR・CTRが高いキーワード
→顧客ニーズに合致しているキーワード- それなりにCVR・CTRが高いキーワード
→競合性が高いが顧客が流れているキーワード- 一切CVが発生しないキーワード
→顧客ニーズと合っていないキーワード- CTのみが増え続けるキーワード
→ビッグワードにありがち
最終的にはマニュアルのみで運用していくわけですが、設定したいのはCVR・CTRの両方が高いキーワードです。
CT数のみが発生して、CVに至らないキーワードは、広告費が無駄になるだけなので速攻停止しましょう。
この作業は、定期的に行っていき、必要があれば新規キーワードを追加するのも良いです。
ただ、オートターゲティングで運用する場合は、特に精度が高いキーワードではないと運用しても意味がありません。
補足:セラースプライトで選定するのもあり
キーワードターゲティングをしたいと思っても、「そもそもキーワードの選定う方法がわからない!」という人がいると思います。
そういう人にオススメしたい外部ツールが、セラースプライトです!
こちらのツールは、Web版とGoogle Chrome拡張機能版の両方に分けられますが、拡張機能版はかなり使えます!
インストールすると、商品ページに有料版Keepaさながらのグラフが出てきます。
ランキンググラフ等を確認できるので、商品需要を一目で確認できますよ!
しかし、優れている機能はこれだけではなく、キーワード選定にも使えるのです。
特定のキーワードを検索して、セラースプライトのボタンを押すと、このようなデータが表示されます。
こちらのデータは、セラースプライト独自のビッグデータであり、該当商品がどういうキーワードで検索されているのかがわかります。
この場合、「青汁」で検索しましたが、単体のワードでは1か月に12万回検索されていることがわかります。
その他にも、月間販売個数や、成果発生率等が把握できるのでキーワード選定には最適です!
また、月間検索数の数値をクリックすると、検索推移がわかります。
どの時期に、どれくらい検索されているのかというのがわかるので、キーワード選定をする際に役に立ちます♪
有料版もありますが、キーワード選定をするには無料版で十分です◎
ニッチなキーワードから、ビッグワードまで幅広く検索できるため、スポンサープロダクト広告のキーワードターゲティングとの相性は抜群!
周りと差をつけたキーワードを選定して、OEMを売り込んでいきたいなら、利用すると良いでしょう。
Google Chromeの拡張機能リンクは、こちらからどうぞ♪
スポンサープロダクト広告設定後に行いたい3つのこと
スポンサープロダクト広告を出稿した場合、それだけで満足してしまう人も多いですが、実はそのあとが重要です。
広告を出稿したら、それを運用しなければなりませんし、分析して最適化していく必要があります。
最後に紹介するのは、スポンサープロダクト広告設定後に行うことです!
「どうやって運用していけばいいかわからない!」という人は、これから紹介する内容をしっかり把握して実践していきましょう。
スポンサープロダクト広告広告設定後に行いたいこと
- ACOS比率を計算する
- CVRを増やす戦略を考える
- 広告ランクを上げる
これらの点に気をつけながら、スポンサープロダクト広告を運用すれば、より精度が高い状態で出稿できます!
繰り返し行っていけば、売り上げ以上にCVRが伸びてくるので、OEMも効率よく売れていきますよ◎
ACOSの比率を計算する
スポンサープロダクト広告にかかわらず、リスティング広告等でも重要になってくるのが、ACOSです。
ACOSとは、売り上げからどのくらいの広告費を捻出したのかを示す指標のこと。
計算式は、以下の通りです。
【ACOSの計算式】
- トータル広告費÷広告経由成果報酬×100
ACOSの比率が少ないほど、広告費をねん出せずに成果が発生したということです。
それぞれ数字を当てはめて計算すると、以下のようになります。
各種計算式
- 商品A:広告費5万円に対して1,000円の商品が100個売れた
→広告費5万円÷売上10万円×100=50% - 商品B:広告費10万円に対して1,000円の商品が50個売れた
→広告費10万円÷売上5万円×100=200% - 商品C:広告費3万円に対して1,000の商品が100個売れた
→広告費3万円÷売上10万円×100=30%
それぞれパーセンテージが出てきましたが、100%を超えるものは赤字になっている証拠であり、できる限り0%に近づけることが目標です。
ただ、この目標というのは最終利益によって変動するので、どのくらいのパーセントが良いのかというのかは商品によって異なります。
例えば、商品Aの純利益率が80%の場合は、ACOSが50%でも利益が発生するので問題ありません。
しかし、必要経費などが掛かり、最終的な利益率が40%の場合はACOSが50%だと赤字になってしまいます。
この場合、できる対策は以下の通りです。
【ACOSが純利益率を超えた場合の対策】
- 効果が高いキーワード・広告に費やす
- 広告費を抑える
- オーガニック検索→購入を増やす
現実的なのは、広告費を抑えるか、CVRが高いキーワード・広告に広告費を投資するかですね!
広告費をかけずに、いかにCVさせていくかがカギになっていくので、この辺はしっかり把握していきましょう。
CVRを増やす戦略を考える
スポンサープロダクト広告では、ACOSを下げることが重要ですが、それにばかり固執してしまうと、広告効果が低下してしまうことが予想されます。
費用対効果が良いキーワードを見つけることが重要ですが、CVしているのにACOS比率が高いワードを止めてしまうという判断にもなります。
この判断をした場合、全体のACOSは減少しますし、広告費は抑えられますが売り上げは減少するので注意しましょう。
広告費を抑えれば、CVRも低下しますし、最終的な利益額も少なくなるので、CVRを増やす戦略を考える必要があります。
【CVRを増やす方法】
- ACOS上昇を黙認して広告費をねん出する
※100%を超えない範囲で- 広告費を投じて全体の広告ランクを上げる
- 商品を認知してもらう
- CVが発生しているキーワードのみを選定する
- CVRが高いキーワードの入札額・予算を上げる
ACOSが減少するとCVRも低下するということは、ACOSが上がればCVRも上昇するということです。
広告を出稿する上では、ACOSを抑えつつCVRを増やす方法が一番ベストですが、初期の運用段階ではほぼ不可能です。
※相当なキーワード分析が必要
そのため、ある程度広告費を捻出して、ACOSが上がることを黙認してCVRを増やしていくと良いでしょう。
CTR・CVRが上昇すれば、Amazonの広告ランクも上昇しますし、内部SEOでも優位に働くので、スポンサープロダクト広告・オーガニック経由でのCVが発生しやすくなります。
CVRが高いキーワードを選定しつつ、最終的にはACOSを落としながらCVRを高めていくフェーズに行くのが理想です。
広告ランクを上げる
最後に、広告ランクを上げるという点。
広告には、すべてにランクというものがあり、スポンサープロダクト広告も例外ではありません。
リスティング広告の場合は、各種キーワードにランクが付与されていますが、スポンサープロダクト広告の場合は明確にされていません。
しかし、冒頭でもふれたように、スポンサープロダクト広告のランクは、入札額やCTRが大きく関係しています。
あなたが指定したキーワードの広告が、本当に顧客に対して適切なのかどうかを示さないと、ランクは向上しません。
一般的には、「入札額×CTR×関連性」で計算されます。
※入札額が高いからといってランクが上がるわけではない
例えば、顧客が「青汁」というワードを検索したとします。
その際に、こちらのスポンサープロダクト広告が出てきた場合は、関連性が低いものとして分類されます。
しかし、以下の広告が出た場合、顧客ニーズと合致しており”関連性がある”と判断されるので、広告ランクが上がる仕組みです。
さらに、オーガニックで検索した際に、Amazonでどの位置に表示されるかということも要因の一つ。
※AmazonSEOと呼びます
当然、SEO対策をすれば上位に表示されやすくなりますし、関連性が高いと判断されれば、低い入札額でも上位を獲得できるようになります!
広告の設定によって異なりますが、AmazonSEO×スポンサープロダクト広告の組み合わせは、鬼に金棒です◎
いずれも、しっかり対策することで最大限の効果を発揮していきましょう。
まとめ
今回の記事は、かなり長くなりましたが、スポンサープロダクト広告について把握することができたと思います…笑
OEMや新規出品をする際に、スポンサープロダクト広告は大きく効果を発揮するので、今後出品する際は必ず利用していきましょう!
新規出品をする際は、いずれにせよ大口出品登録が必要なので、事前に登録しておくとスムーズです。
OEMは、認知させることが重要であり、Amazon内でスポンサープロダクト広告を打てば、早い段階で顧客に知らせることができます。
【ライバルと差をつけるスポンサープロダクト広告の打ち方】
- キーワードを選定する
- CVRが高いキーワードのみを配信する
- ABテストをしてキーワードを絞っていく
- CTRが高くCVRが低いキーワードは停止する
- 予算度外視でACOSを分析する
スポンサープロダクト広告を出稿していくなら、最低限これらを押さえておきたいところです。
ライバルが多い市場で、安定した利益を出していくためには、しっかり把握しておきましょう。