クラウドファンディングとは?始め方・やり方を徹底解説!
「クラウドファンディングって何?」
「クラウドファンディングについて知りたい!」
「資金ゼロからの物販ビジネスをスタートしたい!」
この記事は、このような悩みを解決しています♪
現代ビジネスで聞くことが多くなっているのが、クラウドファンディングです。
本来、融資・投資をされるには、公的金融機関から借用しなければなりませんが、クラウドファンディングの場合はその必要がありません。
リターンを提示することで、その内容に応じて支援(出資)するような形になるので、プロジェクト次第ではすぐにランニングコストが集まります!
よくわかる解説
- 出資されるかどうかはプロジェクト次第
- 受け入れられやすいプロジェクトのほうが出資される
- 完全に資金が集まるとは限らない
そもそもクラウドファンディングとは?
クラウドファンディングは、特定のサイト・ネットを通じて、資金提供を呼びかけることを指します。
語源は、「Crowd(クラウド→群衆)」+「Funding (ファンデング→資金調達)」からきており、国内では主流になりつつありますが、海外ではすでにあった資金調達方法です。
流れを簡単に説明すると、以下のようになります。
クラウドファンディングの流れ
- プロジェクトを提案する
- 目標資金額を決める
- プロジェクトに応じて出資者が出資
- 目標金額に達成した時点で資金調達完了
ここで重要になってくるのが、プロジェクトです。
今までにないような革新的なプロジェクトほど、出資されやすいです。
最近では、クラウドファンディングによって資金調達をし、成功するような企業も増えています。
個人が出資してもらうこともありますが、最近では法人やスポーツチームもクラウドファンディングで出資を募っています。
個人投資家や銀行から融資を受けるよりも、資金調達しやすいというのも、クラウドファンディングのメリットです。
クラウドファンディングの種類を徹底解説!
クラウドファンディングには、リターンの形がそれぞれ異なります。
複数の種類がありますが、以下の三つに分けられます。
クラウドファンディングの種類
- 購入型クラウドファンディング
- 寄付型クラウドファンディング
- 金融型クラウドファンディング
いずれも、出資者に対してそれなりのリターンが期待できるような内容になっています。
そのリターン内容を見て、ユーザーは出資をします。
逆に、プロジェクト次第では、出資がなかなか集まらないこともあるので注意しましょう。
購入型クラウドファンディング
購入型クラウドファンディングとは、特定の商品を購入して支援するような出資体系です。
一般的には、”非投資型”と言われており、お金を直接出資するのではなく、モノやサービスを購入して、出資するような形です。
現代のクラウドファンディングでは、購入型が多く採用されています。
起案者は、目標金額を決めたうえで、プロジェクトを出します。
そして、支援してくれた人に対して、まだ市場に出回っていないサービスやモノを提供する形で成り立ちます。
具体例を挙げると、以下のとおりです。
購入型クラウドファンディングの例
- 自宅で楽しめるタピオカセットの販売
- ダマスカス鋼を使った包丁の販売
- スキレット付きパエリアセットの販売
- アーティストのチケット販売
特定のサービスに対して出資するので、支援者はリスクがありません。
むしろ、普通にサービスやモノを購入するよりも、”支援”という形で購入することになるので、ボランティア活動にもつながります。
クラウドファンディングで有名な、キャンプファイヤーというサイトでは、多くの購入型クラウドファンディングが募集されています。
例えば、以下のプロジェクトは、出資額によってリターン内容が異なります。
これも、購入型クラウドファンディングの特徴で、出資額が多ければ多いほど、リターンも豪華になります。
支援者はサービスを受けられて、起案者は資金調達ができるので、お互いにWin-Winな関係になります。
なぜ支援者は資金を出してくれるの?
お得なリターン(見返り)があるからです。例えばMakuakeにて1千円以上資金を集めている下記の案件は、背先着20名で50%オフという割引特典が提供されていました。
寄付型クラウドファンディング
寄付型クラウドファンディングは、”寄付”という形になるので、リターンは基本的にありません。
購入型の場合は、サービスやモノが受けられますが、寄付型クラウドファンディングはボランティアや社会貢献目的でおこなうことがほとんど。
(起案者・支援者もその認識で募集・出資をする)
プロジェクトの例を挙げると、以下のとおりです。
寄付型クラウドファンディングの例
- 環境保全プロジェクト
- 被災地支援・復興
- 貧困国への支援
感覚でいうと、ユニセフや赤十字募金が近いです。
しかし、寄付型クラウドファンディングと通常の募金の違いを説明すると、活動内容が逐一専用サイトで公開される点です。
定期的に報告書が挙げられ、「○○円の出資が集まって○○ができました!」などを目の当たりにできます。
正直、ユニセフなどで募金をしたところで、そのお金がどこに使われているのかわかりません……。
そう意味では、寄付型クラウドファンディングで寄付をしたほうが、メリットは大きいと思います。
ちなみに、こちらのプロジェクトの場合は、親を亡くした子どもなど経済的支援が困難な家庭に対して、経済的な支援するというものでした。
モノやサービスのリターンはありませんが、その代わりとして年間活動報告書と受領証明書が送られてきます!
金融型クラウドファンディング
購入型・寄付型は、サービスやモノのリターンがあるのに対して、金融型クラウドファンディングは金銭的なリターンがあります。
プロジェクトに対して、個人投資家や法人が出資するようなイメージです。
昔、”マネーの虎”という番組が放映されていましたが、その番組内容がまさに金融型クラウドファンディングに該当します。
(起案者に対して投資家が出資をするかどうか決めるような内容)
ちなみに、金融型クラウドファンディングは、大きく分けて三つの種類に分けられます。
金融型クラウドファンディングの種類
- 融資型
- ファンド型
- 株式型
いずれも、金融型クラウドファンディングでは主流な方法なので、詳しく解説しますね!
融資型
融資型のクラウドファンディングは、資金を融資してもらう形で成り立ちます。
お金を”借りる”形で出資してもらい、一定の利率を決めて、毎月均等に返済していくことを指します。
銀行などの金融機関からお金を借りるような感覚で、相手が個人投資家や法人になったイメージです。
この場合、少額支援から始められるため、リスクは少ないです。
しかし、サービスがコケた場合は、融資先に返済ができなくなる可能性もあります。
ファンド型
ファンド型は、プロジェクトに対して出資をするような形式です。
融資は”起案者”に対しておこなうので、形式が少しだけ異なります。
起案者は、ビジネスプランやプロジェクトを支援者にプランニングします。
支援者が了承したら、決められた金額を出資する流れです。
資金調達に成功したら、プロジェクトを実行してサービスやモノを作成し、その利益に対して支援者に金銭的なリターンをするようなイメージです。
簡単にまとめると、以下のようになります。
ファンド型の流れ
- 起案者がプランニングをする
- 支援者がプロジェクトに出資
- 出資金の範囲でサービス・モノを作成
- ③の販売利益に対して一定の割合で支援者にリターン
支援者からすると、ビジネスがコケた場合はリターンが返ってこないリスクがあります。
そのため、よほど成功するようなプロジェクトではないと、支援してもらえないことがほとんどです。
株式型
株式型は、起案者は法人なりをしている場合・プロジェクト成立にともない法人化をする場合にできる出資方法です。
融資やファンド型とは異なり、”株式”をリターンの形として渡すのが一般的です。
会社の評価は、売り上げによって変動し、大きくなればなるほど、会社の価値は高まります。
そして、ある程度会社の評価が高まったときに、株式を売却して配当を得るのが一般的です。
(資産運用目的でおこなう人も多いです)
また、株式の過半数を取得して、企業的なアドバイスをするようなケースも少なくありません。
例えば、あなたが外食フーズのプロジェクトを提案しているとします。
支援者が、外食フーズ大手の場合は、株式を譲渡してタッグを組んでビジネスをしたほうが、利益につながります。
その代わり、過半数を取得されてしまうと、取締役としての決定権がなくなるので、慎重に譲渡しましょう。
クラウドファンディングの決済形式を紹介!【出資される側】
クラウドファンディングは、決済形態にも違いがあります。
今後、クラウドファンディングを検討しているなら、決済形式についても把握しておきましょう。
クラウドファンディングの決済形式
- 完全成果報酬型
- 一部成果報酬型
簡単に説明すると、完全成果報酬型は、目標金額に達成しないと資金調達を受けられません。
しかし、一部報酬型は、目標金額に達成しなくても、決済されるので一定数の資金調達ができます。
完全成果報酬型
完全成果報酬型の決済方式は、目標金額に達成したら、自動的に支援金が受け取れるような形です。
クラウドファンディングでは、出資してもらう期限を決めて、その期間に応じて目標金額を設定します。
例えば、あなたが100万円の支援を希望しているとします。
期限内に90万円が集まったとしても、残り10万円を達成していないので、出資金は一切受け取れません。
この場合、プロジェクトを再考するか、目標金額を落とすかで調整する必要があります。
しかし、期限内に100万円以上の資金が集まった場合は、支援金が受け取れます。
プロジェクトにもよりますが、期限内まで出資ができるケースと、出資金に達成した時点で終了するケースがあります。
リスクが高い出資方法ですが、プロジェクトを綿密に練れば問題ありません。
一部成果報酬型
一部成果報酬型は、完全成果報酬とは異なり、目標金額に達成しなくても、決済が実行されるような方式です。
100万円のうち90万円しか集まらなくても、90万円が支援金として入ってきます。
一部成果報酬型は、購入型クラウドファンディングで利用されることが多く、サービス・モノがすでにある場合は推奨されています。
逆に、”資金を集めてサービス・モノを作る”ような段階だと、完全成果報酬型が推奨されることが多いです!
リターンできる商品がなければ、まずは資金調達からしなければなりません。
その場合に、一部成果報酬型を選択してしまうと、サービス・モノが作れない可能性があります。
クラウドファンディングをするメリット3選!
クラウドファンディングには、複数のメリットがあります!
少なくとも、銀行などから融資してもらうよりもリターンが大きいので、これから起案しようと思っている人は必見です◎
(具体的なメリットは以下のとおりです)
クラウドファンディングのメリット
- 資金調達がしやすい
- リターンのふり幅が大きい
- 自己資金が少なくても事業を始められる
資金調達がしやすいのは、クラウドファンディングの最大のメリットだと思います。
立場にかかわらず、優秀なプロジェクトなら支援者も集まりますからね!
逆に、プロジェクトに左右される部分があるので、起案する際は時間をかけてから選定しなければなりません。
資金調達がしやすい
クラウドファンディングは、話題になっているということもあって商材が魅力的であれば短期間で大きな金額の資金調達を行うことができます。
作りたい、売りたいサービスやモノがあるとしても、それらを立ち上げる、仕入れるための資金がないことには始めれません。
本来は、金融機関やVC(ベンチャーキャピタル)などから出資を受けるわけですが、社会的立場や信頼性によって融資の有無が異なります。
しかし、クラウドファンディングの場合は、支援者がプロジェクトに賛同してくれれば、資金調達が可能です。
そう考えると、クラウドファンディングは支援者の対象が、”金融機関・VC”から、一般のユーザーに切り替わるので、出資のハードルがかなり下がることがわかります。
結局はプロジェクト次第ですが、よほど変なプロジェクトではない限りは、支援が集まります。
リターンのふり幅が大きい
クラウドファンディングは、金銭的なリターン以外にも、モノやサービスをリターンに設定できます。
本来、融資や投資を受ける場合は、”返済”を目的としたものが多いです。
銀行から1,000万円を借りた場合は、利息に沿った返済をしなければなりません。
その代わり、1,000万円の融資が受けられるので、その範囲でビジネスができるのがメリットです。
ただ、返済を必ずしなければならないというのは、ある種”失敗できない”というプレッシャーにもなります。
しかし、クラウドファンディングの場合は、さまざまなものをリターンとして設定できます。
(具体的には以下のとおりです)
クラウドファンディングでリターンとして設定できるもの
- モノ
- サービス
- 権利
このように、形があってもなくても、リターンにできるのはクラウドファンディングのメリットです。
寄付型の場合は、具体的なリターンはありませんが、寄付内容に応じた報告書などを提出するのがセオリーです。
自己資金がなくても事業を始められる
クラウドファンディングは、自己資金がゼロの状態でも始められます。
例えば、あなたが優秀な起案者だとして、お金さえあれば”ほぼ間違いなく成功する”という状態の場合、クラウドファンディングを利用したほうがよいです。
優秀なプランニングができれば、資金調達が可能です。
それに、クラウドファンディングはリターンに応じて、支援金の変更ができます。
以前、私が出資したクラウドファンディングを例に挙げると、感染症の影響で閉店間際になっている焼肉屋さんのプロジェクトがあります。
そのプロジェクトでは、以下のように設定されていました。
とある焼き肉屋のプロジェクト内容
- 3,000円:焼肉セットA
(自宅で楽しめる焼肉セットがリターン) - 5,000円:焼肉セットA×2セット
- 10,000円:焼肉セットB
(焼肉セットA+A5ランク黒毛和牛の詰め合わせ) - 50,000円:実店舗で使えるフリーパス1ヵ月分
- 100,000円:実店舗で使えるフリーパス1年分
このように、支援者のニーズに合わせて、リターンが設定されています。
私は5,000円支援しましたが、人によっては100,000円の支援をしている人もいました。
通常の融資などでは到底設定できないプランニングですが、これがクラウドファンディングの最大の特徴です!
プロジェクトに合わせた、魅力的なリターンを設定することで、多額の資金調達が可能です。
お金がなくても、優秀なプランニング・プロジェクトがあれば、ビジネスを始められるきっかけになるわけです。
逆にクラウドファンディングをするデメリットはある?
クラウドファンディングは、メリットだけではなくデメリットも存在します。
状況次第ではうまく資金調達ができない可能性もあるので、デメリットについても把握しておきましょう。
(具体的には以下が挙げられます)
クラウドファンディングをする際のデメリット
- 需要がないプロジェクトは通りづらい
- アイデアのみ盗用される可能性がある
- 売上が立たないとリターンできない
クラウドファンディングは資金調達ができると聞いて、気軽に始める人も多いです。
しかし、綿密に練られていないプロジェクトはすぐにわかりますし、出資する側も不安で出資しづらいです。
仮に、クラウドファンディングを始めようと思っているなら、市場ニーズを考えながら、適切なプロジェクトを起案しましょう!
需要がないプロジェクトは通りづらい
クラウドファンディングは、すべてのプロジェクトが通るわけではありません。
むしろ、通らないほうが多く、念入りに起案していないものは、高確率で失敗します。
特に、以下のようなプロジェクトは、通りづらいので注意しましょう。
通りづらいプロジェクト一覧
- リターンの内容がわかりづらい
- 出資金に対してリターンが薄い
- 既存のプロジェクトがある
今後、通りづらいプロジェクトを起案しないためにも、具体的に紹介しますね!
リターン内容がわかりづらい
クラウドファンディングで、特に通りづらく失敗しやすいのが、リターン内容がわかりづらいプロジェクトです。
私は出資する側が多いので、起案することはめったにありませんが、個人的に出資したいと思うのは、以下のようなプロジェクトです。
出資したいと思うプロジェクト
- わかりやすく簡潔にまとめられている
- 出資者にとってメリットがある
- 今までにない革新的なもの
個人的に、最も重要なのはわかりやすい点だと思います!
例えば、3,000円の支援金に対して、以下のサービスが提供されている場合、どちらを選びますか?
- プランA:コワーキングスペース1ヵ月間利用し放題
- プランB:自由に勉強できるスペース(Wi-Fi使い放題)が1ヵ月間タダで利用できる権利
どちらも同じ内容ですが、簡単に情報が入ってくるのは、プランAだと思います。
また、支援者にとってそこまでメリットがないリターンは、あまり支援されない傾向にあります。
(詳しくはこの後紹介します!)
出資金に対してリターンが薄い
出資金に対してリターンが薄いプロジェクトは、基本的に支援されません。
先ほど触れた”支援者にとってメリットがないリターン”のことを指します。
プロジェクトを見ていると、大きく分けて、モノのプロジェクトとサービスのプロジェクトが多いです。
出資されているものは、”今までない商品・革新的なサービス”などがほとんどです。
逆に出資されていないものは、リターン内容がかなり薄いものばかり。
今まで見てきたものでいうと、以下が挙げられます。
リターン内容が薄いプロジェクトの例
- 素人がガイシホールでライブをしたい
→5,000円のリターン:フルアルバム+ライブ招待 - 音楽活動で社会貢献をしたい
→3,000円のリターン:アルバムの手渡し - 町おこしがしたい
→5,000円のリターン:お礼メッセージ
どれも、付加価値がないプロジェクトでした。
仮に2番目のプロジェクトが、有名アーティストのものなら、3,000円で手渡ししてくれるリターンはむしろ安いです。
しかし、名前も知らないようなド素人のアーティスト(?)からの手渡しで、3,000円となると薄すぎます……。
既存のプロジェクトがある
このご時世、ゼロから何かを作るのは非常に難しいです。
大体のサービスが、既存のロールモデルに付加価値を付けて展開しているものがほとんど。
感染症の影響から主流になった”ウーバーイーツ”は、元をたどれば食品のデリバリーサービスです。
しかし、そこに”個人が配送する”という付加価値を付けたところ、世界中で知名度があるサービスになりました。
クラウドファンディングでプロジェクトを起案する場合は、完全に既存のプロジェクトで募集するのはNGです。
「個人が登録できる食品デリバリーサービスの開発費!」と起案したところで、”ウーバーイーツ・DiDiFoods”などがすでに存在するため、出資は集まらないと思います。
既存のプロジェクトを起案する場合は、何かしらの付加価値・差別化ができる項目を付けなければなりません。
宅配サービスを例に挙げると、配達員の不安が強い人のために、”女性だけが利用できる食品デリバリーサービスの開発”は結構おすすめだと思います。
アイデアのみ盗用される可能性がある
クラウドファンディングにあるプロジェクトは、今後の時代を左右するような革新的なものもたまに現れます。
しかし、目標金額に達成せず、やむなくプロジェクトが白紙になることも少なくありません。
起業家・投資家はこの機会を狙っており、アイデアのみを盗用して自分のプロジェクトにしようとする人もいます。
すでに商標を出しているなら別ですが、出していない場合は、最初に始めた人が優先されます。
資金さえあれば実行できるようなプロジェクトは、簡単にまねされやすいので、特に注意したいところです。
これを防止するなら、プロジェクトを出す前に、特許や商標の獲得をしておきましょう。
売上が立たないとリターンできない
クラウドファンディングで、投資型クラウドファンディングを選択した場合、売上が立たないとリターンができません。
サービスやモノがない状態から始めるのは、結構リスキーです。
ちなみに、購入型クラウドファンディングとの違いを説明すると、以下のようになります。
購入型と投資型の違い
- 購入型クラウドファンディング
→すでにサービス・モノがある、材料はあり開発コストのみ足りない - 投資型クラウドファンディング
→プロジェクトはあるがサービス・モノを開発するコストがない
購入型の場合は、すでにサービスがあるケースや、開発費のみ足りないケースが多いので、購入者に対しての還元がしやすいです。
しかし、投資型クラウドファンディングの場合は、プロジェクトのみ進行しており、サービスやモノを作成するのは、出資を受けた後です。
その出資金をもとに、開発を進めていくわけですが、途中で失敗してしまう可能性も十分あります。
また、万が一開発に成功して、サービスやモノをローンチしたとしても、売れなければ利益になりません。
金銭的リターンを選択している場合、融資に対しての返済ができなくなるため、支援者・社会からの信用を失う可能性も十分あるわけです。
クラウドファンディングで目標達成しやすい起案のコツ!
クラウドファンディングを始める際は、起案することに最も時間をかけなければなりません。
パッと思いついたプロジェクトを進行するのもいいですが、そのプロジェクトが収益化できるか・リターンができるかを考えないと失敗します。
仮に、あなたが「クラウドファンディングで目標達成したい!」と思っているなら、以下のコツを意識しましょう。
クラウドファンディングで目標達成しやすい起案のコツ
- プロジェクトが本当に有益かどうか考える
- 第三者が見てわかりやすいかどうか判断する
- 斬新なプロジェクトを思案・起案する
- 時代の流れに合わせて起案する
- リターンをよく考える
クラウドファンディングの支援者は、サイトに登録している一般ユーザーです。
出資してもらうことも重要ですが、それ以上にユーザーにとってメリットがあるかどうかを考えなければなりません!
そのため、起案する際は、できる限りキャッチーでわかりやすいものをチョイスしましょう。
プロジェクトが本当に有益かどうか考える
クラウドファンディングで、起案する際は、そのプロジェクトが本当に有益なのかどうかを考える必要があります。
思い付きで出てきたプロジェクトは、案外需要がないことが多いです。
そのため、一度プロジェクトの内容をリストアップして、以下のようなことを再考しましょう。
リストアップ後に再考すること
- 本当に出資者が出てくる内容かどうか
- 需要があるかどうか
- ユーザーにとってメリットがある有益なサービス・モノかどうか
これらのことを判断したうえで、有益だと判断するなら、プロジェクトとして採用するとよいでしょう◎
逆に、既存のサービスがすでに競合としていたり、リターンが薄かったりする場合は、プロジェクトを白紙に戻したほうがよいです。
そのまま進んでも、資金調達は難しいですからね!
また、あなたが有益だと思っても、最終的に判断するのは出資者です。
いくら優秀なプロジェクトでも、出資者が”微妙だな””リターンが薄いな”などと思ったらそれまでです。
第三者が見てわかりやすいかどうか判断する
起案する際に意識したいのは、第三者が見てわかりやすいかどうかです。
クラウドファンディングのサイトでは、以下のようにサービスやモノの出資が募集されています。
メインで表示されるのはサムネイルで、それにプラスしてタイトルが表示されています。
出資される以前に、クリックされないことには意味がないので、サムネとタイトルでクリックされるプロジェクト作りを心がけましょう。
サムネイルに関しては外注するとして、タイトルは以下のニュアンスで書くとよいでしょう。
クラウドファンディングのタイトル付けのコツ
- わかりやすく書く
(例:スマートスピーカー【1台で2役の超コンパクトアイテム】) - 気持ちを全面的に伝える
(例:モロッコ発!新感覚の蒸留酒を国内に広めたい!) - ストーリー風にする
(例:~都会に走る一台の蒸気機関車~SL人吉復活大作戦)
このように、ユーザーの目を引くようなタイトルなら、クリック率も上がるので、流入しやすくなります。
プロジェクトページに入った人は、「プロジェクト内容→リターン」へと目を通します。
リターンこそわかりやすくしないと、出資してもらえないので注意しましょう。
補足:出資されやすいわかりやすいリターンの設定方法
クラウドファンディングでは、基本的にリターンを設定しなければなりません。
リターン内容は、プロジェクトに沿って設定するのが一般的です。
そこで意識したいのは、以下の項目です。
リターンの設定で意識したいこと一覧
- わかりやすく端的なものにする
- ユーザーにとってメリットがあるものにする
- お得感のあるリターン設定にする
この三つを意識してリターンを設定すれば、出資される可能性が高まります。
イメージがわかない人のために、OK例とNG例を紹介しますね!
今回は、焼き鳥屋のオープンにともない、クラウドファンディングで資金を募集することを想定します。
まずは、OK例の紹介ですが、以下のように作成しました。
【OK例】
- 3,000円:50人
→自宅で楽しめる焼き鳥セット1人前- 5,000円:30人
→焼き鳥セット2人前- 10,000円:20人
→焼き鳥セット+店舗で使えるお食事券5,000円分- 50,000円:30人
→1ヵ月間食べ放題プランフリーパス- 100,000円:10人
→1年間食べ放題プランフリーパス
端的にまとめられていて、3,000円と10万円の出資額の差別化ができているので、出資されやすい例です。
次に、NGパターンです。
【NG例】
- 1,000円:10人
→店主からの感謝のメッセージ- 3,000円:50人
→店主の感謝のメッセージ+焼き鳥セット- 5,000円:30人
→店主の感謝のメッセージ+焼き鳥セット×2- 10,000円:20人
→特別店舗ご招待チケット+焼き鳥セット- 50,000円:30人
→店内全商品食べ放題チケット1ヵ月分- 100,000円:10人
→店内全商品食べ放題1年間分!超お得!
基本的な内容は変わりませんが、お礼メッセージだけがリターンに入っていたり、リターンの文言が長すぎたりと、何かと無駄なことが多いです。
同じプロジェクトで起案したときに、支援が見込めるのは、OKパターンのほうだと思います。
クラウドファンディングでリターンを決める場合は、一度あなたが出資者になった立場になったことを考えて、起案しましょう!
すると、無駄な部分や、出資しないような部分が見えてきますよ♪
斬新なプロジェクトを思案・起案する
出資されやすいプロジェクトを起案したいなら、今までにないような斬新なものを考えましょう。
ロールモデルから派生させるのもありですが、一から思案・起案したようなものは、”革新的・真新しい”と評価されやすく、出資の対象になります。
ただ、ここで重要なのは、プロジェクトが本当に実現できるかどうかです。
例えば、あなたが「火星に土地が買える!利権購入の資金が欲しい!」というタイトルで募集したとします。
誰も思案していない内容だとして、一部の興味がある人は、プロジェクトに賛同して出資してくれると思います。
しかし、出資してくれたところで、火星に土地を購入するのは現実的に不可能ですし、実現できないことです。
その場合、出資不履行になってしまい、プロジェクトが進行できなくなるので注意しましょう。
実現できる内容で、さらに革新的で今までにないようなものは、出資率が高まります◎
時代の流れに合わせて起案する
プロジェクトを作成する際に意識したいのが、時代の流れを考えることです。
トレンドや時代に合わせたプロジェクトを作成すると、クラウドファンディングでは支援されやすい傾向にあります。
直近のブームを例に挙げると、以下のプロジェクトが挙げられます。
時代の流れに合わせたプロジェクト一覧(成功例)
- 感染症関連
→防塵率99%の洗える布マスク
→設置型体温計の開発費
→アレルギーフリーのアルコール消毒液
→感染症の影響で閉店する飲食店の支援 - トレンド関連
→自宅で簡単に楽しめるタピオカセット
→VRアクションRPGの開発費
→VTuberの製作費
いずれも、トレンドに合わせたプロジェクトでした。
時代の流れに沿ったものは、ユーザーの目につきやすいので、プロジェクトとしては最適です!
プロジェクトの案が浮かばない人は、一度トレンド情報について目を向けるとよいでしょう◎
リターンをよく考える
プロジェクトが、目標失敗になりやすいのがリターン内容が薄いことです。
プロジェクトと支援金に対して、リターンが薄い場合は、出資が集まらないことが多いです。
近年、VTuberの需要が高まりつつあり、クラウドファンディングで支援を求める人も増えています。
しかし、達成している人と達成していない人がいます。
知名度の問題もありますが、あまり知名度が高くない人でも、出資金を集められているのはリターンがしっかりしているからです。
逆に、支援金を一切集められていない人は、以下のようなリターン内容でした。
支援を集められていない人のリターン内容(VTuberの場合)
- 3,000円:お礼動画
- 5,000円:お礼動画+通話15分
- 10,000円:お礼動画+アクリルキーホルダー+通話30分
- 30,000円:お礼動画+アクリルキーホルダー×2+通話60分
これが、それなりに知名度がある人なら、即出資が集まる案件だと思います。
しかし、一切知名度がない人のリターン内容だと、かなり薄すぎます。
ほとんど寄付型クラウドファンディングになりますし、支援金の目的もそこまで詳しく書かれているわけではありませんでした。
これだと、出資が来ないのも当たり前ですね……。
このような起案者にならないためにも、リターン内容はしっかり考えたほうが吉です。
クラウドファンディングで出資されやすくなるリターンの決め方3選!
クラウドファンディングでは、リターン内容次第で出資をするかどうかが左右します。
適切なリターンが設定されていないと、出資に発展しないので注意しましょう。
「どうやってリターン内容を決めればいいの?」という人のために、決め方を簡単に解説しますね!
(以下のことを意識して起案していきましょう!)
リターン内容の決め方
- プロジェクトに沿ったものにする
- 出資額に対して適切なリターンをする
- 低価格と高価格で差別化を図る
これらを意識して、リターンを決めると、出資されやすくなります!
少しでも出資してもらうためにも、適切なリターンを設定しましょう!
プロジェクトに沿ったものにする
クラウドファンディングのリターン内容は、プロジェクトに沿ったものにしなければなりません。
これは大原則で、沿わないものを設定するのは、基本的に禁止されています。
リターンは、大きく分けると以下のように分類されます。
クラウドファンディングのリターンの種類
- 実物:支援金で製作するプロダクト
(例:本、ガジェット、利用権など) - 記念品:プロジェクトを実行する過程で製作されるプロダクト
(例:ラフ画、設計図、パーツ、サントラCDなど) - グッズ:プロジェクトの販促に使うノベルティ
(例:ステッカー、アクリルキーホルダー、Tシャツなど) - クレジット:プロジェクトのEDやOPに含める
- 経験・体験:イベントや企画などのプロジェクトの参加権
- お礼:プロジェクトに支援してくれた人に対してのお礼
このように、幅広くリターンが設定できます。
寄付型クラウドファンディングの場合は、ボランティアや社会貢献目的なので、お礼や報告書などがリターンになります。
しかし、購入型クラウドファンディングの場合は、支援してくれた人の対価にふさわしいものを設定しなければなりません。
例えば、飲食店の立ち上げに対して、300万円の支援金を募ったとします。
その際に、”店主からのお礼メッセージ”だけをリターンにするのはNGです。
支援するメリットがありませんし、以下のようなことをリターンとして設定しましょう。
【支援金300万円に対するリターン(飲食店の場合)】
- ステイホーム用の飲食セット
- 実店舗の割引券・お食事券
- 期間限定フリーパス
- 無期限フリーパス
自分が出資者になったときに、どのようなリターンがうれしいか考えると、イメージもわきやすいですよ♪
出資額に対して適切なリターンをする
クラウドファンディングのリターンは、出資額に応じて適切なリターンを設定しないと出資は見込めません。
安すぎても不安をあおりますし、高すぎるとそもそも出資されないので、リターン別で適切な金額を設定することが重要です。
イメージがわかないと思うので、サービスとモノがローンチする際の、リターン例を紹介します。
まずは、モノがローンチする際のリターン例を紹介しますが、価値がつけやすいのでそこまでリターン額設定には困りません。
今回は、”折れない鉛筆”という商品を例に紹介します。
モノがローンチする際のリターン例
- 1,000円:折れない鉛筆セット
- 3,000円:折れない鉛筆セット×2
- 5,000円;折れない鉛筆セット×2+製作者のメッセージ
- 10,000円:5,000円プラン+永久保証
極端な例ですが、高すぎず安すすぎずという例です。
リターンは、在庫数・限定数の設定が可能なので、割引や特典などを付けて出資を募るのもありです。
次に、サービスがローンチする例ですが、モノのリターンに比べると価値を付けづらいので、設定に難航することが多いです。
今回は、”スーツのサブスクサービス”をローンチする場合を例に紹介します。
サービスがローンチする際のリターン例
- 1,000円:サイトで使えるクーポン券+1週間サービス無料体験サービス
- 3,000円:1,000円プラン+1ヵ月無料体験サービス
- 5,000円:3,000円プラン+スーツアドバイザーによる無料アドバイス30分
- 50,000円:5,000円プラン+オーダーメイドスーツ1着作成
- 100,000円:50,000円プラン+オーダースーツ2着作成
モノが販売される場合は、価値がつけやすいですが、サービスの場合はいかにお得感を出すかが重要です。
この場合、プランによってそれぞれサービス内容が異なるので、いい感じに差別化ができているリターンだと思います。
サービスを本当に利用したい人は10万円プランに出資しますし、お試しで使いたい人は1,000円プランに出資します。
低価格と高価格で差別化を図る
クラウドファンディングのリターンを設定する場合、低価格と高価格で差別化を図るとよいです。
低価格のプランと高価格のプランを二つ用意することで、資金が集めやすく、ファンを獲得しやすくなります。
例えば、冒頭で説明した、私が実際に出資した焼肉屋さんのプロジェクトは、以下のとおりでした。
とある焼き肉屋のプロジェクト内容
- 3,000円:焼肉セットA
(自宅で楽しめる焼肉セットがリターン) - 5,000円:焼肉セットA×2セット
- 10,000円:焼肉セットB
(焼肉セットA+A5ランク黒毛和牛の詰め合わせ) - 50,000円:実店舗で使えるフリーパス1ヵ月分
- 100,000円:実店舗で使えるフリーパス1年分
ステイホーム中でも楽しめるように、焼き肉セットがメインのリターン内容でした。
少しリッチに楽しみたい人は、10,000円のプランを選びます。
(最も出資者が多かったプランです)
また、近くに店舗がある人なら、50,000円プラン・100,000円プランを選択します。
限定プランで、それぞれ5人しか出資できませんでしたが、私が確認したときには、すでに目標人数に達していました。
3,000円プランと比較すると、いかに豪華なのかがわかります!
結局は出資者に出資の判断はゆだねられるので、プランが高くても需要があれば出資してもらえます。
さらに、低価格と差をつけておくことで、高価格プランの希少性が高まるわけです。
クラウドファンディングのやり方・手順を徹底解説!
クラウドファンディングを始めたいと思っている人のために、やり方・手順を解説しますね!
詳しく解説するので、プロジェクトを起案したいと思っている人は、参考にしてください◎
具体的な手順は、以下のとおりです。
クラウドファンディングのやり方・手順
- プロジェクトの目標を設定する
- クラウドファンディングサービスを選択して登録
- プロジェクトの審査をする
- SNSなどで拡散する
- 支援者に活動していることを報告する
- 目標達成後支援者に還元・お礼
この手順で進めていけば、クラウドファンディングが簡単にできます。
クラウドファンディングのサービスは複数ありますが、個人的にはキャンプファイヤーがおすすめです◎
1.プロジェクトの目標を設定する
まず、クラウドファンディングをする場合は、プロジェクトの目標を設定しなければなりません。
この際に重要なのは、細かくすべての目標を設定することです。
主に設定することは、以下のとおりです。
クラウドファンディングで設定する目標
- 詳しい資金調達の金額
- クラウドファンディングをする明確な目的
- プロジェクトの詳細
これらを明確に設定しておかないと、うまく資金調達ができません。
銀行の融資や個人投資家からの出資でも、目的や目標が明確ではない人に対してはおこないません。
そのため、できる限り明確な目的・目標を設定しておきましょう!
2.クラウドファンディングサービスを選択して登録
クラウドファンディングの目標を設定したら、プロジェクトが起案できるサービスに登録する必要があります。
国内の販売型クラウドファンディングでは、利用者、知名度ともに「CAMPFIRE」、「Makuake」という、二つのサービスが他を圧倒しています。
上記以外にその他にも複数のサイトで起案できます。
プラットフォームによって、それぞれ特徴が異なるので、それぞれ紹介しますね!
【クラウドファンディングサービス一覧】
クラウドファンディングサイト名 | 簡単な説明 |
Makuake(マクアケ) | Makuake(マクアケ)は、日本国内でも高い人気をクラウドファンディングサービスです。 |
CAMPIRE(キャンプファイヤー) | すべてのクラウドファンディングの形式に対応している 国内でも大手のクラウドファンディングプラットフォーム。 ※初心者にもおすすめ |
グリーンファンディング(GREEN FUNDING)は、2011年6月設立された株式会社ワンモアが運営する、購入型クラウドファンディングを中心としたクラウドファンディングのプラットフォームサービスです。 | |
FUNDINNO(ファンディーノ) | 投資型クラウドファンディングメインのプラットフォーム。 法人・個人投資家がメイン。 |
READYFOR(レディーフォー) | キャンプファイヤー同様にすべてのクラウドファンディング形式に対応している。 プロジェクト数が多く、審査にも通りやすい。 |
キッチンスターター | 購入型・投資型クラウドファンディングメイン。 飲食店・飲食業メインのクラウドファンディングプラットフォーム。 |
このように、投資体系によって特化しているプラットフォームが異なります。
取り急ぎ始めたいなら、”キャンプファイヤー・レディーフォー”あたりがおすすめです◎
自分に合ったものを選んで、プロジェクトを起案していきましょう!
3.プロジェクトの審査をする
クラウドファンディングのプラットフォームを選択後は、起案するプロジェクトを審査に通す必要があります。
審査にとおす際は、併せてプロジェクトの説明文も記載しましょう。
出資者が、リターンを購入するきっかけにもつながるので、詳しく入力することが重要です。
最低限、以下のことは含めたほうが吉です。
プロジェクト説明に含めるべき内容
- プロジェクトを起案した経緯・流れ
- プロジェクトの内容・目的
- リターンの具体的な説明
- 支援金の使用目的
これらを説明文に記載して、出資を募っていきます。
また審査をする際は、以下の内容が必須になってくるので、しっかり押さえておきましょう。
【クラウドファンディングの審査で必要な内容】
- プロジェクトのタイトル・カテゴリ
- 目標資金額・達成目安額
- プロジェクトの詳しい概要
- サムネイル画像
※トップページで表示されるもの- リターンの内容
- 起案者の基本情報
(例:住所、氏名、年齢など)- 連絡先
これらの情報をもって、審査を通していきます。
無事審査が通れば、クラウドファンディングが開始します!
4.SNSなどで拡散する
プロジェクトを起案し審査に通過したら、いよいよプロジェクトの開始です!
サイトにあなたのプロジェクトが公開されるので、資金調達ができるようになります。
決められた期間内に資金調達ができれば、プロジェクトは成功して、出資金を受け取れるような流れです。
しかし、クラウドファンディング媒体だけでは、少し宣伝力が薄いので、さまざまな場所で告知していきましょう。
告知先はさまざまですが、主に以下が挙げられます。
プロジェクトの告知先
- SNS
(例:Twitter、Instagramなど) - 企業のWebサイト
※法人の場合は - 企業LP
最近では、TikTokを使って宣伝をする人も多いです!
複数の媒体で宣伝ができるようになったので、利用できるものはすべて活用していきましょう。
少しでも多くの人にプロジェクトを知ってもらうことで、出資されやすくなります。
5.支援者に活動していることを報告する
クラウドファンディングでプロジェクトが進行している際は、活動内容について逐一報告すると安心です。
一応、クラウドファンディングでは、期間が決められます。
起案が7月1日だとして、応募の締め切りを8月1日にすれば、30日間出資者を募る期間になります。
その際、30日間ただ出資者を募るのではなく、活動内容についてアピールをすると、出資者が増える可能性が高いです!
それに、出資者からすると、応募期間中に何も報告しないと不安になります。
そのような意味でも、定期的に進捗状況をクラウドファンディング内や自社サイト内で報告していきましょう。
また、支援してくれた人には、以下の報告をすると安心です。
出資者にしたい報告
- プロジェクトの進捗率
- 現状報告
- 資金調達率
特に、完全成果報酬型を選択している場合は、目標金額に達成しないと還元ができません。
その辺も含めて、しっかり報告することが重要です◎
6.目標達成後出資者に還元・お礼
プロジェクトが終了して、無事目標金額に達成したら、出資者にお礼を言います。
できれば直接が理想ですが、難しそうな場合は、プロジェクト内のページや企業サイトで報告するとよいでしょう。
プロジェクト終了後の簡単な流れを説明すると、出資金額から運営の手数料を差し引いて入金処理がおこなわれます。
一部成果報酬型の場合は、満期までに出資された額のみが振り込まれる仕組みです。
完全成果報酬型の場合は、1円でも足りないと、支援金が出資者に返金されます。
購入型の場合は、お礼のメッセージとともに、指定の商品を順次発送していきましょう。
投資型の場合は、サービスやモノを製作する過程を報告しながら、製作していきます。
完了した時点でローンチして、順次還元するような流れです。
まとめ
クラウドファンディングは、自己資金比率がゼロ円でも、出資が受けられる可能性があります。
その代わり、出資をしてくれる魅力的なプロジェクトの起案が求められます。
ありきたりなものはNGで、今までにない革新的なプロジェクトを考えて、募集していきましょう!
私は、出資する側ですが、たまに魅力的なプランニングをしている人がいて感心します。
早い人は、募集してから数日で資金調達が完了するような人もいます。
こういうプロジェクトは、綿密に考えられていることが多く、リターン内容も充実しています◎
募集はだれにでもできるので、出資してもらうためには、魅力的なプロジェクトの起案が求められます!