直取引できるメーカーを見つける方法とは?3つ基準やリサーチ方法を徹底解説!【国内メーカー仕入れ】

メーカーとの直取引を考えている人は、まず以下のような疑問をもつのではないでしょうか?
「どうやって商品を見つけているの?」
「商品を選ぶ基準はなに?」
「メーカーにどれくらいメール交渉すればいい?」
転売やせどりを行っていた人も、メーカーと直取引をする際のリサーチ方法は分からないことがたくさんあるかと思います。
今回は商品を選ぶ基準や、交渉するメーカーの見つけ方をご紹介します!

取引するメーカーを増やすメリット
転売やせどり比べて、メーカー仕入れは商品がある限り売り続けることが可能です。
メーカー取引はリピート性が高く、利益を積みあげていけることが大きなメリットといえるでしょう。
例えば、商品をリサーチし30社に絞ってメールを送ると仮定します。
- 30社にメールを送り1社と取引
- 1社あたりの利益が5,000円
上記から考えると、300社にメールを送った場合は10社と取引ができる見込みがあります。
つまり50,000円の利益になるということです。
翌月も300社にメールすれば単純計算で100,000円の利益になることが分かります。
中には1社のみで10万の利益や、100万円以上利益がでる場合もあるので、取引ができるメーカーを増やしていけば利益の見込みも大きくなります。
まずは取引できるメーカーを1社見つける
1日に「100社にメールを送ろう!」と意気込む人もいるかもしれませんが、まずは取引できるメーカーを1社見つけることが大事です。
取引する会社を見つけるためには、リサーチとメールを駆使して思いのこもったアプローチが必要です。
まずは交渉するメーカーを1日10社洗い出し、メールをすることを目標にすることをおすすめします。
目安としては1時間に10社メールできるようにスピードも意識しましょう。
最初は難しいかもしれませんが、数をこなしていけば作業も早くなり、作業のマニュアルを作れば外注することも可能です。
また、下記のような作業環境も見直しながら、効率をあげていくことで結果は大きく変わっていきます。
- 表示速度が速いパソコンを使用する
- 機能のいい周辺機器を使用する
- 使い勝手のいいコピペツールを使用する
身の回りからできることを取り組み、時間短縮することで効率よく作業することも可能です。
小さいことではありますが、常にスピードを意識して改善をしていくことが利益につながります。
交渉するメーカーを決める3つの基準
交渉するメーカーを決めるには、まずメーカーが扱っている商品をリサーチしていく必要があります。
以下の3点を満たしている商品のメーカーがあれば、どんどんメールしていきましょう!
1.Amazon本体が販売していない商品
Amazonが販売している商品はカート獲得が難しく、思うように売れない可能性があります。
またAmazonは非常に安く仕入れを行っているため、個人で仕入れた商品では敵いません。
基本的にはAmazon本体が販売していない商品を探し、取引交渉メールをメーカーに送りましょう。
2.安定的に売れている商品
商品をリピートして仕入れてもコンスタントに売れていき、在庫が売れ残るリスクも少ないので「安定的に売れている」ことはメーカーを選ぶ一つの基準です。
通常Amazonを開いた画面では見れないものですが、ツールを導入することによってランキンググラフを確認することができます。
「イーリサ」というツールはAmazonでのランキングを確認できる上、価格の推移グラフも表示でき非常に便利です。
あくまで参考として紹介しましたが、イーリサ以外にもツールはたくさんあるので、自分に合ったツールを見つけて導入してみましょう。
3.セラーが2人以上いる商品
セラーが1人だと、メーカー自身が販売している場合があります。
その場合、交渉してもメーカーから出品拒否されることもあるので、セラーが1人の場合はしっかり確認しましょう。
また、メーカーが自己発送とFBAを併用している場合もあり、セラーが2人であっても確認しましょう。
これはFBAの在庫がなくなった場合に、メーカーが自己発送をすることで販売を継続できるように設定しているためです。
この場合、メールしても成約しない可能性が高いので違う商品を探していきましょう。
売れる商品の探し方
漠然と売れる商品を探していくのは難しいことですが、コツを掴めば見つけることは可能です。
カテゴリーや実際に販売している他のセラーからリサーチを行い、売れる商品の探し方を紹介します。
リサーチの対象外カテゴリーを把握する
Amazonには様々なカテゴリーがありますが、まずはリサーチの対象外カテゴリーから知ると効率よく探すことができます。
以下の商品はメーカーリサーチ対象として適していません。
- 本
- CD
- DVD
- ゲーム
これらの商品を販売しているのは大手が多く、メーカーと直取引をするのは難しいでしょう。
そもそも直取引をやっていないメーカーがほとんどです。
卸会社を挟むことによって仕入れられる可能性がありますが、基本的には取引できません。
そのため、リサーチ対象から外して考えていきましょう。
人気のあるカテゴリーを避ける
人気のカテゴリにはAmazonが出品者としているため、基本的にはカートの獲得が困難です。
中には、Amazonが出品しているのにカートを獲得していないケースもありますが、出品はあまりおすすめできません。
特に物販初心者の方は、カートの獲得が難しいので避けたほうがいいでしょう。
また、カテゴリーを選択してAmazonの1ページ目に表示される商品は、売れ行きがよく回転率のいい商品が並びます。
しかしながら、この場合もAmazon本体が販売していることが多く、参入しても売れない可能性が非常に高いです。
ニッチなカテゴリーを選ぶ
リサーチしやすいカテゴリでいうと「消耗品」があげられます。
下記のジャンルをリサーチすると、アプローチできるメーカーが比較的見つけやすいでしょう。
- ベビー用品
- オフィス用品
- 食品
- ホーム&キッチン
- ヘルス&ビューティー
オフィス用品に着目した場合、オフィス用品といってもカテゴリーとしては幅広いため、その中から探すのは困難です。
そのためニッチな小カテゴリーまで絞るのがおすすめです。
例えば「文具・学用品」カテゴリの「消しゴム・修正用品」を選択しリサーチしていくような流れです。
他には、マーカー・クレヨン・ペンケース等の小カテゴリもあるので、小さいジャンルに分けて探してくことをおすすめします。
この際、スポンサープロダクト商品はリサーチ対象外としましょう。
スポンサープロダクト商品というのは、検索すると広告で上位表示されている商品です。
芋づる式セラーリサーチをする
芋づる式セラーリサーチとは、他のFBAセラーが販売する商品の中から売れ筋商品を探す方法です。
例えば、自分が取引している商品と同じ商品を出品しているセラーを見つけたとします。
そのセラーが販売している別の商品は、自分も取引できる可能性が高い商品としてチェックすると、リサーチ対象の商品数が一気に増えて効率的です。
この芋づる式セラーリサーチは以下の流れで行っていきましょう。
- 取引できる商品を獲得
- 獲得した商品を扱う他のセラーをチェック
- セラーが扱うメーカー品をチェック
- 交渉するメーカーを決める基準の①~③を満たしていればメール
- 1から4の繰り返し
この方法は取引できる商品を獲得している前提ではありますが、1件でも見つけると芋づる式にリサーチを行うことができます。
また、他のセラーがどんな商品を扱っているのか確認する方法は下記の流れです。
- Amazonの対象商品ページを開く
- 出品者一覧を見る
- ストア名をクリックするとストア情報ページが表示される
- ストアフロントをクリックする
販売している他の商品が一覧で表示されるので、交渉するメーカーを見つける作業の時間短縮になります。
もちろんすべてのメーカーと取引できる訳ではありませんが、可能性が高いといえるのでこの方法は取り入れていきましょう。
その際の注意点ですが、ストア名(ショップ名)は変更することができます。
そのためストア名でセラーを覚えても見つからなくなる可能性があるので、セラーIDを控えておきましょう。
良いセラーを見つけたらIDをコピーしておき、メーカー仕入れに役立ていくクセをつけていくことで利益につながります。
まとめ
メーカーと直接取引をするのは難しく感じてしまいますが、まずはリサーチすることです。
売れている商品をみつけてメーカーにアプローチし続けていくことで、取引してもらえる会社はきっと見つかります。
スピードを意識しながら、あきらめずに「リサーチ・交渉」を繰り返してまずは1社獲得できるように取り組んでいきましょう。
