FBAのメリットとデメリットとは?【気になる費用・手数料も解説】

Amazon転売をしようと思っている人は、どういうフローで転売をすればいいかわからないと思います。
メルカリ・ラクマのように、自分で梱包して発送してという流れを繰り返すのは少し手間ですよね…

「FBAはどういうサービスなの?」
「FBAを使うメリット・デメリットを教えてほしい!」
今回は、Amazon転売の中でも、活用することが多いFBA納品について解説していきたいと思います!
どういうサービスなのか気になる人や、メリット・デメリットを知りたい人は、記事を読み進めていき把握してくださいね◎
- FBAを利用すれば作業が効率化する
- メリットも大きくAmazon転売をするなら利用必須
- 手数料もかかるので要注意
そもそもFBAとはどういうサービス?
あなたが、Amazon転売をしようと思っているなら、FBAを使わないと損です!
自己発送をすると、手間がかかりますし、効率も悪くなります。
FBAを簡単に説明すると、Amazonが行っている梱包・発送外注化のサービスです。
商品を納品してから、発送までの流れは以下の通りです。
- 各エリアのAmazon倉庫に納品する
- 商品を倉庫で保管する
- 商品が売れたら梱包
- 発送・アフターサービス
この中で、あなたがしなければならないのは、①の手順のみです。
もちろん、仕入れ・検品を行う必要がありますが、それ以外の作業はすべてAmazonがしてくれます。
面倒な受発注業務を、Amazonが代行してくれるので、物販で足かせになっていたバックエンド作業も効率化することができます!
ちなみに、AmazonにはFBA以外に”自己配送”という方法もあります。
こちらは、その名の通り商品が売れたら、あなたの家・事務所から直接商品を送る方法です。
Amazonが代行してくれる”梱包・発送・アフターサービス”を、すべてあなたが行わなければなりません…
この手間を考えると、FBAを利用したほうがいいです!
※大口・小口の両方で利用可能
Amazonのセラーアカウントに登録すれば、だれでも利用できるようになるので、これから紹介するメリット・デメリットを把握して、利用するか検討しましょう!
Amazon転売でFBAを利用するメリット6選!
Amazon転売をしたいと思っているなら、FBAを使ったほうが効率的です!
出品数が少ないなら自己配送のほうが良いですが、100個単位で仕入れて転売する場合は、在庫管理の観点からFBA納品したほうがお得ですよ◎
それ以外にも、FBAにはメリットが存在します!
FBAを使うメリット6選!
- 面倒な作業の外注化ができる
- オールシーズン対応可能
- カート獲得率・購入率の向上
- Primeマークが付与される※大口出品の場合
- FBAマルチチャネルサービスが利用可能
- 手数料が安くなる発送システムがある
この様なメリットがありますが、バックエンド作業(梱包・発注管理等)を代行してくれるというのは、かなり助かります!
納品数が多ければ多いほど、得するようなサービスなので、Amazon転売を展開していきたい人は、要チェックです◎
面倒な作業の外注化ができる
まず、FBAの最大のメリットとして挙げられるのが、面倒な作業の外注化です。
多少の手数料はかかりますが、それでも利用する価値は十分あります。
FBA以外にも、Amazonの外注サービスがありますが、信頼性があるAmazon公式のFBAを使ったほうが安心ですよ◎
ちなみに、FBAを利用して効率化できる業務は以下の通りです。
- 在庫保管業務
- 注文管理・受発注業務
- 出荷
- 配送手続き
- 返品手続き
- 梱包
これらをすべて代行してくれるとなると、利用しないわけにはいきません!笑
ちなみに、あなたがすることは商品を仕入れて検品して、FBA倉庫に送るだけです。
それだけで、あとはAmazonが委託してくれるので、売れるまで待つだけですよ!
さらに、面倒な”お客様サポート”もAmazonが対応してくれます。
(例:購入者からの問い合わせ、返品対応等)
サラリーマンで副業をしている人は、土日しか配送をすることができません。
しかし、FBA納品なら仕事中でも商品が売れたら、届けてくれるのでオススメですよ◎
オールシーズン対応可能
FBA納品をする際ですが、時間帯は何時でも構いません。
オールシーズン対応可能ですし、休日でも平日でも納品可能です◎
24時間いつでも納品できるのは、FBAのメリットですね!
注文が入った場合は、そのままAmazonが梱包の手続きをしてくれますし、あなたはほとんど何もしなくても良いです。

サラリーマンの場合は、商品が配送できる時間が限られますが、FBA納品してしまえば問題ありません。
さらに、長期休暇・大型連休の時は、”さすがに休みたいよ…”という人もいると思います。
しかし、商品の売れ行きが伸びる時なので、出品はしておきたいところ。
自己配送の時は、休日に仕事をする必要がありますが、FBA納品の場合はAmazonが勝手に送ってくれるので、いつ売れても良いです◎
カート獲得率・購入率の向上
FBA納品をすると、Amazonの売り上げで重要な、”カート獲得率・購入率”が向上します◎
利用したからといって、劇的に変わるわけではありませんが、自己配送に比べると出品商品に信頼性が出ます。
こちらは、Amazonの商品購入画面ですが、”Amazon.co.jpが発送”という表記になっています。
出品者名+こちらの表記になりますが、消費者が結構気になる部分です。
自己配送の場合は、このような表記になります。
比較してみると、同じコンディションの商品で料金も変わらないなら、「Amazonから発送されるものを買おう」となります。
自己配送の場合は、あなた自身の裁量で配送することになりますが、FBA納品の場合はAmazonが手続きを行うので、スピーディーな対応で送ってくれるのです。
そのため、FBA納品は自己配送に比べると、売れ行きが向上するというわけです◎
また、FBAを利用すると、カート獲得率が向上します。
Amazonでは、複数の商品が販売されていと、消費者にとって購入条件が合うと判断された場合に、”カートに入れる”というボタンが出てきます。
こちらを獲得できれば、あなたが出品した商品が購入される可能性が高まります◎
獲得できるかどうかで、売り上げが変動するといっても過言ではありません。
ちなみに、カート獲得しやすいのは、まぎれもなくFBA納品を使っている人です。
※商品の信頼性が高まるため(諸説あり)
Primeマークが付与される※大口出品の場合
FBAを利用すると、Primeマークが付与されるというのもメリットの一つです。
Amazonで商品を購入したことがある人なら、わかると思いますが、Primeマークというものが付与されています。
こちらのマークは、FBAで大口出品をしている人にしか付与されないので注意しましょう。
Primeマークが付与されていると、以下のメリットがあります。
- お急ぎ便の指定ができる
- 日時指定を選択できるようになる
- 検索一覧ページで注目されやすい
- カート獲得率がアップする
消費者にとっても、セラーにとってもメリットになることが多いので、利益に直結します!
実際、Primeマークがついているかどうかで、商品の売れ行きを左右することもあります。
実際、消費者というのは、商品を購入する際”早く商品が届いてほしい”という心理の元で購入手続きを進めます。
店舗で購入できるものを、わざわざAmazonで購入するということは、ネットショッピングに何かしらの付加価値を見つけているからです。
(例:すぐに手に入れることができない、店舗で取り扱っていない等)
注文してから、1週間後に届く商品と、1日で届く商品なら、後者のほうがいいと思います!
FBAマルチチャネルサービスが利用可能
FBAを利用すると、”マルチチャネルサービス”というものが使用できるようになります。
簡単に概要を説明すると、Amazon以外で商品を出品している場合に、FBAが発送業務を代行してくれるというもの。
FBAを利用している人が対象であり、以下のショップで販売していると、対応してくれます。
- 楽天
- ヤフオク
- ヤフーショッピング
- 自社・個人ECサイト
例えば、Amazonと楽天であなたの商品を販売しているとして、楽天で商品が売れたとします。
FBA納品をしていたとしても、マルチチャネルサービスを使うと、FBAがそのまま楽天で購入した消費者に配送手続きをしてくれます。
販売先を複数確保するというのは良いことであり、在庫の保管や配送代行サービスをAmazonが委託してくれるので、便利なサービスですよ◎
実際、ヤフオクや楽天では代行サービスが存在しますが、FBAほどの便利さはありませんし、何より手数料が高すぎます…
ただ、マルチチャネルサービスを使う際は、注意しなければならないこともあります。
マルチチャネルの注意点
- 併売しているとトラブルになる
- 依頼ごとに手数料が発生する
まず、併売によるトラブルです。
例えば、あなたが楽天とAmazonで出品している場合に、両方のECサイトで同じタイミングで売れた場合。
商品在庫は一つしかないので、片方の出品者にしか送ることができません。
その際、商品がないことがわかると、セラー都合で商品をキャンセルしなければなりません。
そこからクレームに発展し、アカウントに低評価が付けられることもあるのです…
また、依頼するたびに手数料がかかるため、通常よりも若干利益が落ちることを把握しておきましょう!
手数料が安くなる発送システムがある
Amazonでは、FBA納品と自己配送が存在します。
商品によっては、自己配送のほうが安くなるケースもありますが、”FBA小型軽量プログラム”というものを使えば、さらに送料が安くなります!
こちらのプログラムは、納品する商品の”サイズ・重さ・販売価格”に応じて、FBAの配送代行手数料を安くするというもの。
セラー向けのサービスであり、オプションとして追加することができます。
こちらのサービスを利用するためには、事前にプログラムに登録する必要がありますが、Amazonが定める規定にクリアすれば、手数料を抑えた出品が可能ですよ!
案外、FBA納品手数料というのは負担になることがありますし、小型の商材を納品する場合は、できる限り送料を押さえておきたいものです。
詳しい規定を説明すると、以下の通りです。
- 商品の寸法がメール便サイズ以内
※35㎝×30㎝×3.3㎝- 総重量が950g以下
- 販売単価が1,000円以下
- 過去1か月以内に25個以上の販売実績がある
つまり、定期的に販売している人なら、条件をクリアしてサービスを受けられるということです。
通常のパッケージで納品すると、最低でも282円はかかってしまいます。
※最大で421円
しかし、こちらのサービスを使って納品すると、均一198円しかかかりません!
事前登録が必要ですが、手数料を安く抑えたいと思っているなら、積極的に利用したほうが良いですよ♪
AmazonでFBAを利用するデメリット4選!
Amazonでは、FBAを使うことで転売の効率化を図ることができます。
しかし、メリットもある中で、デメリットもあるので注意しましょう。
これから、Amazon転売をしようと思っている人は、デメリットについてもしっかり把握しておき、利用するかどうか検討することをオススメします!
具体的なデメリットは、以下の通りです。
FBAを利用するデメリット
- 利用時に手数料がかかる
- 検品を徹底しないと返送される可能性がある
- 倉庫納品時の送料は自己負担
- 納品できない商品も多い
この様に、複数のデメリットがありますが、事前に把握しておくことでトラブルを避けることができます◎
特に、FBA納品できない商品についてはしっかり把握しておきましょう!
利用時に手数料がかかる
Amazonには、自己配送とFBA納品がありますが、FBAを利用する場合は手数料がかかります。
※自己配送の場合は送料のみ
便利なサービスなので、手数料がかかるのは当たり前ですが、デメリットの一つとして紹介しておきます!
主にかかる手数料は、以下の通り。
【負担必須の手数料】
- 配送代行手数料:商品によって異なる
- 在庫保管手数料:保管日数によって異なる
【状況次第で発生する手数料】
- 返品手数料※セラー負担の場合
- 長期在庫保管手数料※1か月以上保管した場合
必須の手数料は、”配送代行手数料・在庫保管手数料”の二つだけです。
その他の手数料については、利用するサービスによって異なるので、まずは必須の手数料だけを覚えておきましょう。
まず、配送代行手数料についてです。
こちらは、商品が売れた際に、”Amazonが梱包・配送の手続きをしますよ”という手間賃のようなイメージです。
※サイズ・重量によって異なる
ゲームソフトを納品した場合は、そこまで手数料はかかりません。
しかし、家電類を納品した場合は、サイズや重量も変わってくるので、手数料の負担が増えます。
そのため、損益分岐点を考える際は、こちらの手数料も考慮した上で、転売しなければなりません!
次に、在庫保管手数料についてです。
こちらは、FBAを利用する代わりに、商品の保管手数料を負担するというもの。
毎月発生する手数料ですが、商品の回転率が高ければ高いほど、負担する料金は減ります。
検品を徹底しないと返送される可能性がある
FBA納品をした商品は、納品した時点でAmazon管理のものになります。
そのため、納品後の商品の状態というのは確認することができず、検品を徹底しないと返送の可能性もあります。
特に、中古商品を取り扱う場合、以下の検品を行いましょう。
- 説明書・品質管理書類の有無
- 傷・汚れの有無
- 付属品の有無
この辺を確認しないと、購入後に消費者からのクレームに発展してしまう可能性もあります。
また、新品商品でも、”在庫処分品”を仕入れた時は、注意が必要です。
そして、電池付きで、液漏れつきだったw
だから、あれほど100均やアルカリ電池を入れっぱなしにするなと(こうならない為にも、オイラはアルカリ電池使わないです。(全乾電池使う家電にeneloop pic.twitter.com/2BM7mBfXgQ
— ♂永良ます子 im@scot (@EiraMasuko) September 21, 2018
家電類を仕入れた時にありがちですが、店舗側が電池を抜いておらず液漏れしている可能性があります。
液漏れとは、電池の劣化により発生するものであり、しっかり検品をしないと返送トラブルになります。
クレームに発展して、返送手続きになった場合は、返送時の送料・手数料をすべて負担する必要があるので注意しましょう。
さらに、商品に異常がなかった場合、再度納品する際の送料・納品手数料も自己負担です。
倉庫納品時の送料は自己負担
FBAを利用する際ですが、送料も自己負担しなければなりません。
こちらは、先ほど紹介した”FBA納品代行手数料”とは異なるので、注意しましょう。
例えば、あなたが商品を納品するとして、Amazonの倉庫に送る場合、自宅から倉庫までの送料を負担しなけれならないのです。
こちらの送料は、あなたが納品する商品によって異なりますが、サイズ規定が決まってます。
【小型・標準サイズの場合】
- 大きさ:「高さ50センチ×横幅60センチ×立幅50センチ」以下
- 重さ:30キロ以下
【大型サイズの場合】
- 大きさ:寸法の合計が216センチ以内
※それぞれの辺のサイズは関係ない- メーカー専用箱の場合:
「高さ95センチ×横幅69,9センチ×立幅50.9センチ」以下- 重量:40キロ以下
この様な規定になっていますが、基本的には大型サイズでまとめて送るのが主流です。
160センチの段ボールであれば、それなりに余裕をもって納品できますよ◎
この様に、市販で販売されているので、購入すると良いでしょう!
また、納品時の段ボールはそのまま消費者に送られるわけではないので、スーパーなどにあるダンボールでも問題ありません♪
できる限りコストを抑えたい場合は、スーパーなどで用意して納品すると良いでしょう。
FBA納品をする場合は、商品の在庫管理をするために、ラベルシールの貼り付けが義務付けられています。
商品1点ごとに必要になってきますが、こちらのラベルが張られていないと返送されてくるので注意しましょう。
ラベルシール等は、AmazonやECサイトで購入できるので、しっかり購入しておくと良いです!
※面倒な場合は商品ラベル貼り付けサービスを使うと良い
納品できない商品も多い
Amazonには、FBA納品ができない商品も存在します。
Amazon規約で決まっていますが、私が過去に断られた商品例をもとに、紹介していきますね!
- 常温で管理できない商品
(例:メープルシロップ、チョコレート、アイスクリーム等)- 化学薬品
- 医薬品
※医薬部外品は別- 金券・商品券
- ゴールド・プラチナ等の貴金属
- リチウム電池を含んだ商品
※規定を満たしていれば問題ない
また、食品を転売する際も規定が存在し、賞味期限が60日以下のものは納品することができません。
すでに納品していて、賞味期限が60日を超した場合は、すべて返送されてくるので注意しましょう。
(その場合はメルカリ等に流す必要がある)
ペットフードについても規定が存在し、賞味期限45日以内のものは返送されてくるので要注意です!
私が、返送された経験があるのは、”常温管理できない商品”です。
私は、コーヒーを飲むことがあるのですが、とあるコーヒーショップに行った際に、こちらのメープルシロップを見つけました。
価格差がある商品だったので、箱買いしてFBA納品をしたところ、2週間で返送されてきました…
どうやら、常温管理できない商品とのことで、返送されましたが、シロップの説明には「常温で管理してください」と書かれていました…笑
考えられるのは、Amazonの倉庫が夏場に想像以上に暑くなるということです。
まとめ
Amazonには、FBA納品サービスが存在します。
こちらのサービスは、Amazon転売をする人なら”必ず”活用してほしいサービスです!
自己配送でも対応できますが、仕入れ商品が増えてくると、自己配送ではどうしても管理できなくなります。
- 商品の在庫管理
- 消費者への発送
- 商品の梱包
- カスタマーサービス
手間になる部分を、Amazonがすべて代行してくれるなら、利用しないわけがありませんよね!
さらに、Amazonで海外輸出を検討しているなら、FBAを使えば楽になります!
Amazonがすべて代行してくれますし、面倒な海外輸出の手続きもすべて行ってくれますよ◎
FBAを使うことで、効率化することには変わりないので、これからAmazon転売をしていきたい人は、利用必須です!