メーカー仕入れとは?仕入れを成功させるためのコツ・やり方を徹底解説!
Amazonで物販ビジネスをする場合、さまざまな場所から商品を仕入れていきます。しかし、近年ではメーカー規制が厳しくなり、大手メーカーの商品に出品制限・出品規制がかかることも珍しくありません。
そういう人におすすめなのが、メーカー仕入れです。直接メーカーから仕入れる方法で、Amazonの運営に規制されることなく利用できるのでおすすめですよ!
【この記事をまとめると】
メーカー仕入れをするメリット!
- 開拓すれば楽々と商品を仕入れられる
- ライバルが少ないため利益が出しやすい
- 仕入れが安い
メーカー仕入れの方法!
- 訪問営業
- メール営業
- 電話営業
メーカー仕入れを成功させるコツ!
- 中小企業を中心に契約する
- 事前リサーチをして商品を販売する
- 狭く深い販売をする
そもそもメーカー仕入れとは?概要を紹介!
通常、物販ビジネスで商品を仕入れるときは、店舗やネットから仕入れるのが主流です。もちろん、それでも利益が出せるため、利用している人も少なくありません。
しかし、前述したように、現代のAmazon市場はかなり厳しくなっており、出品制限・出品規制がかかっているメーカーも多いです。
国内で販売されている有名メーカーの商品は、ほぼ間違いなく規制がかかっているため、解除するところから始まります。この悩みを解消するのが、メーカー仕入れです!
名前のとおり、メーカーから直接仕入れることを指します。あなたが家電量販店から商品を仕入れる場合と、メーカーの直接仕入れの場合で比較すると、以下のような流れです。
通常仕入れの場合
- メーカー製造
- 卸業者が仕入れる
- 小売店が購入
- 消費者へ販売(仕入れ)
メーカー仕入れの場合
- メーカー製造
- 消費者へ販売(仕入れ)
メーカー仕入れは、卸業者や小売店をとおすことなく、直接仕入れられるのが特徴です。メーカー仕入れにはさまざまなメリットがありますが、いちばんは規制がかかりづらいところです。
仮に、規制がかかったとしても、必要書類をすぐに提出できるため、解除もそこまで難しくありません!Amazonで差別化して販売していくためにも、メーカー仕入れをおこなっていきましょう!
メーカー仕入れをせどりでするメリット・デメリット!
メーカー仕入れには、さまざまなメリット・デメリットが存在します。具体的には、以下のとおりです。
メーカー仕入れをするメリット・デメリット
- メリット:新規開拓さえすれば楽々に仕入れられる
- メリット:ライバルが少なく利益が出しやすい
- メリット:仕入れ値が安く済む
- デメリット:ロット単位の大量仕入れしかできない
- デメリット:資金力と営業力が必要
特に、メーカー仕入れは新規開拓をすれば、その後楽々と仕入れられるのは最大のメリットです。ライバルも少なく、商品によっては独占販売ができるため、おすすめです!
メリット:新規開拓さえすれば楽々に仕入れられる
メーカー仕入れは、新規開拓こそ少し時間がかかってしまうものの、一度開拓してしまえば、あとはらくらく仕入れられるのがメリットです!
通常、仕入れをするときは、ネットや店舗の在庫状況によって左右されます。例えば、利益になる美顔器が店舗に販売されていたとして、それを仕入れて販売するとします。
そのときは仕入れられて利益になっても、来月仕入れられるという保証はありません。そのため、初月の利益30万円、翌月の利益10万円と波が生まれることも多いようです。
しかし、メーカー仕入れの場合は、一度契約すれば、指定ロット数を毎月定期的に仕入れが可能で、コンスタントに利益が出せます!
一つのメーカーと契約すれば、そのメーカーの商品を複数仕入れられるため、資金の範囲内で利益が出せますよ!
メリット:ライバルが少なく利益が出しやすい
本来の物販ビジネスでは、どうしてもライバルとの闘いになってしまいます。安い商品を仕入れても、別のライバルがより安く仕入れていれば、価格競争に巻き込まれますからね……。
しかし、メーカー仕入れは、複数のユーザーと契約していない限り、独占販売ができます。また、メーカー仕入れは、普通に仕入れるよりも難易度が高く、そもそも実践する人が少ないです。
そのなかで勝負していけるので、一度契約さえしてしまえば、定期的に利益が出せる柱が作れるわけです。
当編集部の観点からして、せどり人口は感染症以降に爆増しました。また、以下の理由から年々稼ぎづらくなっています。
せどりが稼ぎづらくなっている理由
- Amazonの規制が強化されたから
- ライバルが増えすぎて飽和状態になっているから
- 法人で物販をするところも増えてきたから
しかし、これもすべてメーカー仕入れをすれば解決できます。個人のセラーが、メーカーとの仕入れパイプを持つだけでも強みなので、メーカー開拓をして仕入れていきましょう!
メリット:仕入れ値が安く済む
メーカー仕入れは、仕入れ値が安いのもメリットの一つです。業界では、”掛け率が低い”と言います。掛け率とは、商品を仕入れるうえでの仕入れ値の割合のことです。
低ければ低いほど、利益が出る仕組みです。メーカー仕入れをする際、法人や企業から「3掛けでお願いします」「5掛けでお願いします」などと言われますが、以下のような意味です。
10,000円の掛け率の場合
- 3掛け:3,000円
- 5掛け:5,000円
また、パーセントで伝えてくる業者もありますが、基本的には仕入れ値×掛け率で計算します。店舗やネットで仕入れる場合は、さまざまな場所を経由して仕入れることになるので、少し料金が高くなります。
例えば、メーカー直販で10,000円の商品があるとして、それを店舗で仕入れるとします。この場合の流れは、以下のとおりです。
【10,000円の商品を店舗で仕入れる流れ】
- メーカーが商品を製造して卸業者に販売
- 卸業者が買い取って小売店に販売
- 小売店が消費者に販売
メーカーから卸業者が買い取るときに、一定の手数料(掛け率)が発生します。さらに、卸業者から小売店に販売するときも、手数料がかかります。
そして、最終的に13,000円~14,000円程度で市場に並ぶわけです。
まれに、メーカー品でも店舗によって価格帯が違うのは、卸業者や小売店をとおさずに仕入れているからです。仕入れコストを抑えれば抑えるほど、販売価格は安くできます。
話を戻すと、メーカー仕入れでは、掛け率しかかからないので、ほかの店舗やネットで仕入れるよりも、格段に安く手に入るわけです。
デメリット:ロット単位の大量仕入れしかできない
メーカー仕入れをする際は、原則としてロット単位の大量仕入れしかできません。そのため、仕入れ値も高めになります。
後述しますが、ロット買いをするときは、ある程度資金力が必要です。商品にもよりますが、1ロットあたり10万円以上を超えることも普通にあります。
リサーチをしたうえで仕入れるので、在庫になるリスクはほとんどありませんが、状況次第では在庫になることもあります。ロット仕入れの場合は、一度にまとめて仕入れることになるため、一定のリスクがあることを把握しておきましょう。
デメリット:資金力と営業力が必要
メーカーからの仕入れでは、現金での支払いが原則です。せどりの仕入れのように、クレジットカードでの支払いが難しいので、まとまった資金が必要となります。
(メーカーによってはクレジットカード支払いも可)
ただ、ほとんどのメーカーが現金対応をしているため、キャッシュとしてまとまった資金がある人ではないとメーカー仕入れは厳しいです。
また、メーカー仕入れでは営業力も求められます。ほしい商品があったとしても、メーカーに交渉して契約しないと販売ができません。
一度契約してしまえば、利益が出しやすいビジネスですが、契約する前の壁があるのがメーカー仕入れビジネスです!
メーカー仕入れをするうえで事前に把握しておきたい2つのこと!
メーカー仕入れをする場合、事前に把握しておきたいことがあるので、それぞれ紹介しますね!これからメーカー仕入れをしたいと思っているなら、以下のことを把握しておきましょう。
メーカー仕入れで事前に把握しておきたいこと
- 直接取引が基本
- 中小メーカーだと仕入れやすい
メーカー仕入れでは、基本的に直接取引で稼いでいくビジネスです。そのため、メーカーとの関係を良好に保つことが商品をうまく仕入れるカギになります!
仕入れをするメーカーは、基本的に中小が多いです。それなりに知名度があるメーカーでも、契約ができる場合があるので、要チェックです!
直接取引が基本
Amazonでは、たびたびメーカー品が出品制限・出品規制されています。これは、Amazonに真贋品が出品され始めたことが関係しています。
最近では少なくなりましたが、偽ブランド品なども販売されていました。それを見かねたAmazon運営が、多くの商品を規制する動きを取ったわけです。
(その規制も年々厳しくなっています)
ただ、メーカー仕入れの場合は、直接仕入れが基本です!店舗やネットに販売されている商品を仕入れるのではなく、直接仕入れるため、万が一なことがあっても安心です!
Amazonでよくあるのが、アカウント停止処分です。新品商品を販売していると、ランダムチェックで規制されることがあります。
その際、解除するには以下の書類が必要になってきます。
解除に必要な書類
- メーカーが発行した請求書
- 販売証明書※必要に応じて
店舗やネットから仕入れた場合は用意するのが難しいですが、メーカー仕入れの場合は取引先に言えば簡単に用意してくれます!
そのため、万が一アカウントが停止するようなことがあっても、対応できるので安心です。
中小メーカーだと仕入れやすい
メーカー仕入れをする際は、企業と直接契約をして商品を仕入れていきます。しかし、一般的に知られている”任天堂・パナソニック”あたりのメーカーに声をかけても、軽くあしらわれるだけです。
直接契約を持ちかけたとしても、卸業者や問屋を紹介されるだけです。仮に、メーカー仕入れで企業を選ぶなら、中小メーカーがおすすめ!
基準にするのは、Amazonでそれなりに売れている商品を販売しているメーカーです。マイナーなメーカーでも、Amazonで売れ行きがよいところは、いくらでもあります!
さらに、大手企業とは異なり、中小メーカーは営業を抱えていることが多く、販路を拡大するために試行錯誤しています。
そこで、こちらからメーカー開拓の打診をすると、割と契約しやすいですよ!
(個人事業主でも十分話を聞いてくれます!)
メーカー仕入れの方法を徹底解説!
メーカー仕入れをする場合は、それぞれ方法があるので把握しておきましょう。これから、メーカー仕入れをする人は要チェックです!
仕入れ方法は複数ありますが、具体的には以下のとおりです。
メーカー仕入れの方法
- 訪問営業をかける
- メール営業をかける
- 電話営業をする
- 展示会・出店会に参加して営業をかける
これらの方法を押さえておけば、メーカー仕入れも簡単に契約できます。基本的にはメール営業になりますが、訪問や電話をするのもありです!
訪問営業をかける
メーカー仕入れでは、新規開拓をするために、訪問営業をかけるケースです。仕入れられそうなメーカーを見つけて、直接出向いて商談するような形です。
この方法でメーカーを開拓する場合は、”必ず”アポを取ってからにしましょう。結局はメール営業になりますが、事前にアポを取らないと非常識な人になってしまいます。
個人でも法人でも、いきなり企業に押しかけるような人に対して、メーカーはマイナスなイメージを持ってしまいます。そのため、訪問営業をする場合は、アポを取るところから始めましょう。
アポが取れたら、メーカーに営業をかけるわけですが、何も準備せずにいきなり営業をかけても契約にたどり着きません。
(最低でも以下の準備はしましょう)
訪問営業前にしたい準備
- 説明資料の用意
- 仕入れたい商品のリスト作成
この二つは、準備しておいて損はありません。個人・法人問わず、説明資料は用意したほうが吉です。
その際は、Amazonや楽天などの売上が証明できるものがあると、商談が成立しやすいです。ちなみに、交渉の王道パターンを紹介すると、以下のとおりです。
【メーカー交渉が成立しやすい王道パターン】
- メーカーに説明資料を渡して事業内容を説明
- 月間・年間売り上げを見せる
- ②をもとにメーカー仕入れをした場合のメリットを提示する
- ③仕入れた場合の予測売り上げを提示する
- 契約成立
メーカーからすると、商品を卸したところで、販促につながるかを一番の基準にしています。売り上げにつながらないと契約できないので、月間売り上げの提示はほぼ必須です。
メール営業をかける
メーカー仕入れでは、直接訪問以外にも、メールで営業をかける方法があります。訪問する前に、メールをすると思うので、基本的にはメール営業が主流です。
メーカーの営業担当にメールを送り、実際にアポを取って仕入れをするというもの。メールの内容次第では、メーカーから返信が来て、訪問対応かZoom商談に発展するケースが多いようです。
特に、中小のメーカーになってくると、販路拡大をしようと結構な頻度でメールに目をとおしています。そのため、個人法人問わず返信してくれる可能性が高いですよ!
ちなみに、メーカーに営業メールを送るときは、公式サイトの問い合わせフォームから送ります。
(流れとしては以下のとおり)
メール営業をする流れ
- メーカーの公式ホームページを開く
- 問い合わせフォームを開く
- 直接仕入れをした内容のメールを作成する
- 返事があるまで待つ
基本的には、この流れで進めていきます。この際意識したいのが、メーカーに対してアピールができるかです。
メーカーからすると、商品を販売してどれくらいの利益が出るのかが気になるところです。そのため、訪問営業同様に、Amazonや楽天の売り上げがわかるものをもとに、論理だてて説明しましょう。
ある程度ロジックがある説明ができれば、メーカーも交渉に応じてくれますよ!
電話営業をする
メール営業ではなく、電話営業をする方法もあります。こちらは、直接メーカーに電話をかけるほ方法で、最終的にはアポを取るのが目的です
メールよりも確実で、メーカーの営業担当と直接話ができることから、成約につながりやすいメリットがあります。手順を紹介すると、以下のとおりです。
電話営業の方法
- インターネットでメーカー名を調べる
- 代表電話番号に電話をする
- 商品を仕入れたい旨を話す
- 担当者につないでもらい営業をかける
この流れで進めていけば、アポが取れる可能性があります。初回でアポが取れる可能性もあれば、数社に電話をしてアポが取れる可能性もあります。
多くの企業とコンタクトを取ればとるほど、幅が広がるので積極的におこないましょう。ちなみに、当編集部では電話営業かメール営業を推奨しています。
事前にメールや電話をしてアポを取っておくと、相手に非常識だと思われることもありません。商談から契約が成立するまでは、商品によって個人差があります。
あなたが、販路で売れるなら、メーカーも交渉に応じてくれやすくなりますよ!
展示会・出店会に参加して営業をかける
定期的に開催されているメーカーの展示会・出店会では、メーカーの開拓ができる可能性があります。特に、中小のメーカーが参加している展示会では、契約率が高いのでおすすめですよ!
ちなみに、メーカーが展示会を開くのは、個人向けではなく個人事業主や法人向けです。商品のプロトタイプや製品を見てもらうことで、契約を取ろうという意思があります。
通常仕入れる側は、営業を”かける”側ですが、展示会経由の場合は営業を”かけられる”側です。そのため、あなたも契約をするつもりで訪れましょう。
展示会については、多くのメーカーが開催しているものから、メーカーが単独で開催しているものもあります。
このように、展示会で調べると、全国の展示会に関する情報が出てきます。商品はさまざまで、食品からホビー品まで幅広くあります。
ただ、展示会に行く場合でも、本気で契約を取る気持ちで臨まなければなりません。仕入れところで、売れないと意味がありませんからね……。
メーカーも、あなたが商品を販売しないと、販促につながらないので契約をしてくれません。そのため、商品の契約をするときは、具体的な売上が提示できるように、資料などを持っていくことをおすすめします。
メーカー仕入れの交渉は難しい?実態を徹底解説!
メーカー仕入れは、一見難しいように思われています。しかし、することはメーカーとの契約のみで、それができれば安定して商品を仕入れられます!
そのため商品仕入れよりも、人との関係を構築する壁にぶつかることが多いです。メーカー仕入れをしている立場からすると、以下のような印象です。
メーカー仕入れの印象
- メールでのやりとり・コミュニケーションが重要
- 営業マンがいる会社だと契約しやすい
特に、メーカー仕入れはメールでのやりとり・コミュケーションが求められます。それができないと、仕入れに発展しないので注意しましょう。
メールでのやりとり・コミュニケーションが重要
メーカー仕入れでは、基本的にメーカー担当者や営業とやり取りをして仕入れることになります。そのやり取りができないと、仕入れがそもそもできないので注意しましょう。
ちなみに、メールのやりとりが苦手なら、代表電話から直接電話をするのもありです。ただ、確実なのはメールと電話の両方をすることです。
まず、メールでアポをとって、反応がよければ電話へと移動しましょう。文字だけだと伝わらない部分もあり、ミスマッチが起きますからね……。
それに、メールだけで交渉するのは失礼なので、いずれかのタイミングで電話営業に切り替えることをおすすめします!
効率よくメーカー仕入れをしたいなら、メールのやり取りと基本的なコミュニケーションくらいはとれるようにしておきましょう。
営業マンがいる会社だと契約しやすい
メーカー仕入れをする際、営業マンがいる会社は非常に契約しやすいです。これはメーカーにもよりますが、商品を頻繁に売っているようなメーカーは、販促の営業担当が在籍しています。
仮に、公式ホームページから、直接連絡をする場合は、営業担当がいるかどうかを選びましょう。また、メーカー仕入れをするうえで、商品が仕入れやすくなる裏技を紹介しますね!
実際、会社に営業マンがいるかどうかは会社に聞かないとわかりませんが、その際に利用したいのが求人情報サイトです。
「メーカー営業」「製品営業」などで調べると、求人が出てきます。
このように、法人営業やルート営業の会社が出てくるわけですが、ここからメーカーを開拓します。求人を募集しているということは、営業が不足しているということです。
あるいは、営業を増やそうとしているので、メーカーが新規開拓を狙っていることが予測されます。つまり、契約しやすい会社の可能性が高いので、積極的に狙っていきましょう。
ただ、求人情報サイトからのアポ取りはNGです。アポ取りをする場合は、企業ホームページから、コンタクトを送りましょう。
メーカー仕入れを成功させるためのポイント3選!
メーカー仕入れをこれから始めようと思っている人が、仕入れを成功させるなら、以下の三つのポイントを押さえておきましょう。
メーカー仕入れを成功させるポイント
- 中小企業をメインに狙う
- 事前リサーチをして売れる商品を開拓する
- 狭く深い販売がおすすめ
これらを意識すれば、メーカー仕入れでも稼げるようになりますよ!なかなか仕入れられずに悩んでいる人も、狙いをマイナーな中小企業に変えるだけで、格段に契約しやすくなります。
中小企業をメインに狙う
メーカー仕入れをする際に、最初の壁になるのが企業選びです。仕入れたい商品のジャンルを決めたら、仕入れるメーカーを決めるわけですが、どの規模間で仕入れればいいのかわからない人も多いです。
ただメーカー仕入れで成功させたいなら、中小企業を狙ったほうが無難です。むしろ、大企業を狙ったところで、個人の企業はまず相手にされません。
※契約するメリットがないから
しかし、中小企業のメーカーの場合は、個人事業主でも契約してくれるような良心的なところが多いです。
(販売実績にもよりますが)
そのため、メーカー仕入れをする際は、中小企業をメインに狙っていきましょう!その際、以下の基準で狙うとよいでしょう。
メーカー仕入れで企業を選ぶ基準
- Amazonでそれなりに販売実績がある
- マイナーな中小企業
- 販路拡大中の企業
ここでリサーチしたいのが、販路を拡大しているかどうかです。求人情報で、営業を募集しているメーカーなら、販路を拡大している可能性があります。
さらに、新卒でメーカーやルート営業を募集している企業もおすすめです。製造メーカーだと、相手にしてもらえる可能性がありますよ!
このように、ときには求人情報を見ながらリサーチしていくと、出会いも発展しやすくなります。
事前リサーチをして売れる商品を開拓する
実際にメーカーとのアポが取れて、商談をすることになった場合、さまざまな方面から契約の意志を伝えなければなりません。一つ気を付けてほしいのが、メーカーの商品について知らないことです。
下調べもせずに、「この商品を仕入れたいです!」という気持ちだけで営業をかけても、契約には至りません。ここで重要なのは、商品についてどれだけ理解しているかです。
最低でも、以下の情報はリサーチして商談に向かいましょう。
商談前に必要な情報
- 商品についてどこに興味を持ったのか
- どういう製品を製造しているのか
- 企業の規模間
これらを把握しておくと、商談の際にスムーズに進みます。メーカーからすると、自社製品をないがしろにされたくないわけです。
熱意をもって、「御社の製品を○○という理由で販売したいです!」と商談をしたほうが、快く契約してくれます。そのため、どうしてその商品を仕入れたいと思ったのかを、まとめてから行くことをおすすめします。
狭く深い販売がおすすめ
メーカー仕入れをする際は、狭く深い販売がおすすめです。幅広いメーカーと契約するのもありですが、どちらかというと一つのメーカーと契約して、多ジャンルの商品を仕入れたほうが吉です。
あるいは、複数のメーカーでも、同ジャンルの商品を仕入れるかです。
(ただしメーカーを分けると連絡に時間がかかる)
ある程度余力がある人なら、メーカーを大量に開拓するのもありですが、何かと手間がかかります。そのため、1メーカーあたり複数の商品というのが、理想的です。
当編集部でおすすめしている仕入れのやり方を紹介すると、以下のとおりです。
狭く深い販売をする際の方法
- メーカーと契約して商品を仕入れる
- ①に近いジャンルの商品を仕入れる
- 1~2を繰り返して仕入れる商品を増やしていく
まずは、一つのメーカーと契約して商品を仕入れていきましょう。例えば、あなたが美容液を仕入れたとします。
最初はそちらを仕入れて販売していき、利益を出していきます。そして、次回の仕入れをする際に、売れている報告をしましょう。
すると、ロットを増やすかどうかの提案が来ますが、別商品も仕入れられないか聞きます。美容液に関連させるなら、化粧水などがおすすめです。
1つのメーカーから複数の商品を仕入れると、営業の人とのコミュニケーションも必要最小限で済みます。これが複数のメーカーだと、やり取りだけで1日が終わることもありますからね……。
これを避ける意味でも、一つのメーカーから複数の商品を仕入れたほうが吉です。
メーカー仕入れQ&A!このときはどうする?
これから、メーカー仕入れをしようと思っている人のために、一問一答形式で悩みを解決していきたいと思います!今回紹介する質問は、以下のとおりです。
メーカー仕入れQ&A
- 始めたての人でも契約できますか?
- 事前準備には何が必要ですか?
- 名刺はあったほうがいいですか?
- 1回の発注でどのくらいしますか?
いずれも、メーカー仕入れをこれから始めようと思っている人のための情報なので、気になる人は参考にしてくださいね!
始めたての人でも契約できますか?
A.難しいですが不可能ではありません。
物販ビジネスを始めたての人で、仕入れルートを確保しようと思っている人はは、メーカー仕入れにも挑戦すると思います。しかし、何も実績がない状態で契約するのは正直厳しいです。
そのため、ある程度実績を作ってから交渉することをおすすめします。ただ、初心者だと一切仕入れができないというわけではありません。
実績がなくても、仕入れに対応してくれるメーカーがいるのは事実です。交渉をする際に根拠を示せれば商談が成立します。
商品を仕入れる際に、論理だてて「この商品を仕入れると○○円の売り上げが見込めます」という提案をしましょう。この提案ができないと、商談は成立しません!
重要なのは、商品を仕入れて売れる根拠があるかどうかです。メーカーは、販促目的での契約もしています。
商品が売れれば、知名度が上がり販促につながりますからね!その辺の根拠を示したうえで、交渉するとよいでしょう。
事前準備には何が必要ですか?
A.さまざまな準備があります。
メーカー仕入れをする場合、さまざまな用意が必要です。なかでも、以下の準備は最低限おこないたいところです。
メーカー仕入れで最低限したほうがよい準備
- 自分のホームページの立ち上げ
- メーカー仕入れの専用アドレス
- 名刺
- キャッシュでの仕入れ資金
最低限、これらの準備ができていれば、商談ができます。ホームページに関しては、信頼性が増すので作ったほうが吉です。
専用アドレスについても、メーカーからの返信を見逃さないためにも作成しましょう。アカウント連携がしやすい、Gmailがおすすめです。
また、仕入れ資金については、ほとんどのメーカーがキャッシュでの支払いを求めています。一部クレジットカード支払いもありますが、メーカー仕入れをする際はまとまった現金があったほうが安心です。
名刺はあったほうがいいですか?
A.必ず用意してください。
メーカー仕入れをするなら、最低限名刺は用意しておきましょう。個人事業主の場合でも、屋号入りの名刺があるだけで信頼性が違います。
また、メーカー仕入れをする際に活用することが多い展示会では、名刺がないと入場できないケースも多いです。それに、名刺なしで入場したとしても、メーカーとの契約をするうえで名刺交換は必須です。
最低限のビジネスマナーとして、意識しておきましょう。
1回の発注でどのくらいしますか?
A.商品にもよりますがロット買いが基本です。
メーカー仕入れをする場合、1回あたりの発注はメーカーによって異なります。単発仕入れをさせてくれるところもありますが、ほとんどがロット単位での販売です。
1ロットあたりの値段にもよりますが、12個・24個などで決められています。発注数に関しては、メーカーとの応相談になります。
メーカーも、商品を購入してもらうことが目的なので、できる限り多くのロットでの契約を求めてきます。もちろん、売れる商品なら契約するのもありですが、状況次第では在庫になる可能性もあるわけです。
そのため、リサーチをして、どのくらいの売り上げ見込みがあるかで、仕入れるロット数を判断しましょう。
まとめ【メーカー仕入れをして利益を出そう!】
メーカー仕入れは、出品制限・出品規制が多いAmazonでは、かなりおすすめなビジネスです!メーカー規制がかかることなく、独占して販売できる可能性があります。
万が一、メーカー仕入れをして出品制限・出品規制がかかったとしても、メーカーに直接話せば、解除に必要な書類を用意してくれますよ!
ほかのセラーでは用意できないものを、メーカー仕入れをしていることで用意できるためおすすめです!また、メーカー仕入れは以下のような人におすすめできます!
メーカー仕入れがおすすめできる人
- 周りと差をつけた販売がしたい
- 売れる商品を見つけたい
- 普通の仕入れが面倒
どの人も、メーカー仕入れをすれば成功します!市場独占が図れる面白いビジネスなので、気になる人は実践してくださいね!