amazonでOEM商品を販売する手順を徹底解説!
この記事は、このような悩みを解決しています♪
amazonには、多くの商品が販売されており、利用者もそれなりに多いので、物販ビジネスの販売先の一つとして人気があります。
しかし、近年既存の商品の出品が厳しくなったこともあり、中国輸入・OEMに注目が集まりつつあります! そこで、今回はライバルと差をつけられる、OEMについて紹介します!
よくわかる解説
- OEMをすればライバルと差別化できる
- 商品のリサーチに時間をかけるべき
- 商品ページ作成が重要
そもそもOEMとは?amazonでできる?
OEMは、オリジナル商品を製造することを指します。 ”Original Equipment Manufacturing”の略称で、他社ブランドを製造することを総称してそう呼びます。
また、製造するだけではなく、販売することも意味として含まれます。 例えば、Amazonで販売されている以下の商品。
出典:https://search.eresa.jp/detail/B07W1PHQGS
ビジネスバッグのカテゴリで、たびたび上位に入っているリュックです。
実はこちらの商品、中国輸入のOEM商品です!
既存のリュックに、自社のロゴをプリントした商品で、ベースの商品がアリババ・タオバオで販売されています。
こちらが実際に販売されていた商品で、タオバオでは49元で販売されていました。
既製品には別のロゴが印字されていますが、オプションで別のロゴに変えられる商品です。
ロゴを変えるだけで、完全オリジナル商品になるのでおすすめです!
「OEMはAmazonで売れるの?」という人もいますが、AmazonほどOEMが売れる販売先はないと思います! Yahoo!ショッピングなどでも販売できますが、私はAmazonのほうがいいと思います。
amazonでOEMを出品するメリットを紹介!
amazonには、多くのOEM商品が販売されています。
そのため、少しでも中国輸入で利益を出したいと思っているなら、OEMをするとよいでしょう。
ちなみに、amazonでOEMをする際は、メリット・デメリットがあります! メリットから紹介すると、以下が挙げられます。
amazonでOEMをするメリット
- 相乗りをされることがない
- 安定した売り上げが出せる
- 通常仕入れよりも利益率が高い
OEMのキャッシュポイントは、商品を製造して販売することだけではなく、販売権利や製造権利もあります。
ある程度、安定して稼げて来たら、権利販売をするのもありですよ!
相乗りされることがない
OEMは、完全オリジナルの商品です。
そのため、Amazonで販売する際は、一から販売ページを作成しなければなりません。
あなたが、製造権利や販売権利を譲渡しない限りは、相乗り出品されることはないです!
相乗り出品とは、1つの出品ページに対して、多くのセラーが出品していることを指します。
国内販売の商品や、中国輸入で仕入れられる既存の商品などが、代表的です。
相乗り出品は、せどりにおいて結構なデメリットで、何かとリスクになります。
具体的なリスクを挙げると、以下のとおりです。
相乗り出品のリスク
- 価格競争が激化する
- 商品が売れなくなる
- カートが獲得しづらい
しかし、OEMの場合は独占販売ができるため、商品ページさえ作りこめば、周りと簡単に差別化ができます! ライバルセラーはいませんし、あなただけの独壇場ですよ♪
安定した売り上げが出せる
中国輸入OEMは、安定した利益が出せることもメリットの一つ。
Amazonには、中国輸入品は多く販売されていますが、正直ライバルがかなり多いです。 同じ商品ではなくても、機能性が同じような類似商品が多く販売されています。
例えば、こちらの商品は、ペット用のカメラです。 外出先で、ペットの様子が気になるときに、遠隔操作で様子を確認できます!
「ペット用カメラ」で調べるだけでも、かなり多くの商品が出てきました。 どれも機能面は異なりますが、基本機能は変わりません。
そのため、ライバルが仕入れていない別の商品を販売しても、結局は売れ残ることがあります。 (どんぐりの背比べ状態ですね……)
しかし、OEMの場合は、ライバルがいるとしても同じくOEMをしている人が対象です。
そういう人と差をつけるデザイン性や、機能面が備わっている商品なら、安定した利益が出せますよ♪
さらに、Amazonにはスポンサープロダクト広告というものが存在します。
広告費を支払えば、自動的に検索上位に表示させるような機能で、OEM・ODMをする人に最適です! まずは、広告で知名度を上げて、商品の売れ行きを伸ばしていきましょう。
補足:権利販売でも稼げるOEM
OEMのキャッシュポイントは、基本的に商品の売却益です。
しかし、それ以外にも、権利販売もキャッシュポイントの一つ。
これは、美容系のOEMにありがちですが、商品の権利を売買して利益を出すような方法です。 例えば、あなたがまつげ美容液をOEMとして製造したとします。 (中国輸入での製造は厳しいです!)
その際、Amazonで思いのほか売れ行きがよく、競合を抜いた売り上げ数だった場合、以下の権利を販売できる可能性が生まれます。
権利販売の一般例
- 製造権利:商品を製造する権利
- 販売権利:商品を販売する権利
片方だけ譲渡できますし、両方の譲渡もできます! 個人的には、OEMに限界が見えてきて、事業から撤退するときに、すべての権利を販売すると一番稼げると思いますよ◎
ちなみに、製造権利・販売権利を譲渡する際は、ロイヤリティーとして売り上げから徴収します。
契約する内容にもよりますが、権利を譲渡した商品の5~10%をもらうのが一般的です。 すべての権利を譲渡する場合は、ロイヤリティーではなく”1本○○円”となります。
通常仕入れよりも利益率が高い
OEMは、既存の商品にロゴやタグをつけてオリジナル化する手法です。
普通に販売されている商品よりも差別化ができるため、売れやすくなります。
さらに、普通に中国輸入で仕入れる商品よりも、利益率が高い特徴もあります!
例えば、先ほど紹介したこちらのリュック。
リサーチ時点では、セール特化で5,099円で販売されています。 (通常の価格は5,999円)
通常のリュックに、自社のロゴを入れただけの商品なので、そこまで製造コストもかかりません。
タオバオでは、1個あたり49元で仕入れられる商品でした。
ロゴを付与したとしても、追加5~10元と考えて、59元で仕入れられる商品です。
計算すると、1個あたり1,017円で発注できる商品でした。
代行業者を使って仕入れることを想定すると、経験上1個あたり2,200円~2,500円程度で落ち着くと思います。
※発注するロット数によって異なります!
わかりやすく、2,200円で仕入れた場合の利益シミュレーションを出しました!
FBA料金シミュレーターで概算を出すと、1個あたり1,610円の利益が出る商品でした! 利益率は27%と高く、普通に仕入れて販売するよりも、高い水準です。
逆にOEMを出品するデメリットはある?
OEMをする場合ですが、メリットだけではなくデメリットもあります。
これからOEMをしようと思っているなら、デメリットについても把握しておきましょう。
複数のデメリットがありますが、挙げられるのは以下のとおりです。
AmazonでOEMをするデメリット
- 商品ページを作りこまないと売れない
- 在庫を抱える可能性がある
- 資金力がある程度必要
OEMは、たしかに稼げるビジネスですし、実践している人も多いです。
ただ、ある程度資金が必要な点や、リサーチ不足で製造すると、大量に在庫を抱えてしまう可能性があるため、注意しましょう。
商品ページを作りこまないと売れない
amazonでOEMをする際ですが、基本的に新規出品になります。 (大口アカウントの登録が必要です) amazonは、”商品登録”という形で出品するわけですが、既存の商品の場合は、ASINコードやJANコードを検索して、商品ページを探していきます。 しかし、OEMの場合は、市場に存在しない商品を販売するので、一から商品ページを作成しなければなりません。 作りこむ項目は、以下のとおりです。
amazonの商品ページで作る項目
- 商品画像撮影
- タイトル
- 商品説明(例:商品の説明、サイズ、素材など)
- 商品詳細ページの作成
- 商品名のガイドライン
- 商品の分類・カテゴリ
このように、作りこむ項目はかなり多いです。 差別化をするなら、商品ページ下も作りこむ必要があります。
こちらを作りこむかどうかで、商品の売れ行きに直結します。
また、作るのが面倒な人は、代行業者が提供している”商品出品代行サービス”を使うとよいでしょう。
中国輸入の代行業者がサービスの一つとしておこなっていることがありますが、作成代行のみを請け負っている会社もあります。
ここに依頼すれば、売れる商品ページを作ってくれますよ◎ 作るのが面倒な人や、不安な人は代行するのも方法の一つです!
在庫を抱える可能性がある
AmazonでOEMをする際に気を付けたいのが、在庫を抱える可能性です。 国内物販の場合だと、そこまで大量に仕入れることは少ないです。
それも、縦積み(同じ商品を仕入れること)することは、新品仕入れをしていない限りは、そうそうありません。 ※仕入れるとしても10~20個程度です
しかし、OEMの場合は、ロット数での注文がほとんどです。 1ロットあたりの個数が決まっており、それに応じて料金を支払うようなイメージです。
私が、以前仕入れたペット洋服のOEMの場合は、1ロット100枚からでした。
製造してくれる工場も、1個だけ製造して送るとコストがかかりますし、大量の発注を推奨しています。
ある程度OEMに慣れている人なら、在庫を抱えることも少ないですが、開始して間もない人は在庫を抱えやすいです……。
資金力がある程度必要
amazonで売れるOEMを製造する場合は、ある程度の資金力が必要です。 先ほども少し触れましたが、OEMをする際はロット単位での仕入れが原則。 1ロットあたり○○個と決まっており、その範囲で仕入れる必要があります。
例えば、1個50元で製造が可能な商品があったとします。
日本円に換算すると、約860円です。
これだけなら安いですが、1ロット100個の商品の場合、86,000円必要です……笑 これは、OEMを製造する工場次第ですが、テスト製造・仕入れ以外で、単体仕入れをするのはほぼ不可能です。
そのため、リサーチ不足で仕入れてしまうと、一度に100個の在庫を抱えてしまうことになるわけです……。 売れないと利益になりませんし、一気に赤字なることも想定できます。
amazonで売れるOEM・ODM商品を開発する流れを徹底解説!
amazonには、多くのOEM商品が存在します。
一から完全に製造するような、ODM商品も存在し、差別化を図っているセラーも少なくありません。
既存の中国輸入品を仕入れて販売するよりも利益になりますし、稼ぎたいと思っている人は、以下の流れで実践しましょう!
amazonで売れるOEM・ODM商品を製造する手順
- 商品を選定する
- 販売する商品の市場規模を調べる
- OEM商品を作成する
- サンプルを発注して本発注に移る
どの商品も、この流れで進めていきます! 難しいと思われがちですが、代行業者を使えば簡単に製造できますよ◎
1.商品を選定する
まず、OEM・ODM商品を製造するには、商品を選定しなければなりません! Amazonには多くの商品が販売されているため、何を製造すればいいのかわからない人も多いでしょう。
私が、OEMをするときは、ジャンル・カテゴリを絞ったうえで、製造する商品を選んでいます! Amazonには、このように多くのカテゴリが存在します。
このなからから、まずはカテゴリを選ぶところから始めましょう。 ジャンルやカテゴリによって、どのような訴求をするか・製造をするのかが変わってきます!
さらに、継続して同じカテゴリで製造すると、以下のようなメリットが生まれます。
継続して同じカテゴリで製造するメリット
- 経験やスキルが蓄積する
- 経験に基づくOEM製造ができる
- 時短ができ効率よくOEM販売ができる
そのため、無理ない範囲でカテゴリを選びましょう。
補足:どうしてもカテゴリが見つからない人は……
カテゴリを選びたくても、なかなか見つからない人は、自分の経験に基づいて選ぶとよいでしょう。 その際に重要視したいのは、”趣味・好み・特技”です! 私の場合は、以下のように分類されます!
【趣味】【好み】
- スポーツ観戦
- ペット
- ネットサーフィン
【特技】
- ファッション
- ペット(犬)
- フィギュア集め
- フットサル
- リフティング
- サッカー
これに関連させて、職業やバイトなども含めるとカテゴリが見つけやすくなります! OEMは、オリジナル商品を製造することです。
それをAmazonに販売するということは、あなたが店長になってお店に商品を並べるような感覚です!
つまり、あなたが好きなものを製造して、なおかつ売れるものを製造することが、OEM販売で利益を出す一番のコツです! 周りに負けないような特化した知識があるなら、OEM製造ではかなり強みになりますよ◎
補足:Amazonではセラーリサーチもおすすめ
セラーリサーチは、通常のリサーチとは異なり、セラーを対象にリサーチする方法です。商品ではなく、セラーに注目しているということもあり、手法は少し複雑です。
本来、1回のリサーチで見つかる利益商品は1個ですが、セラーリサーチの場合は、一度に大量の利益商品が見つかる可能性があります。
2.販売する商品の市場規模を調べる
カテゴリが決まったら、販売する商品の市場規模を調べましょう。
仕入れようと思っている商品が、大量に市場に販売されていた場合は、競合性が高いので売れづらい可能性があります。
ここで重要視したいのは、OEM製造しようと思っている商品が、どのくらい売れているのかです。
リサーチの際に役に立つのが、Amazonの市場分析ができるERESA(イーリサ)のランキンググラフです! 月にどのくらいの商品数が売れているのかが把握できます。
上記は、とあるペット用カメラのランキンググラフですが、1ヵ月間で23台売れていました。
1個あたりの販売金額が14,599円なので、市場規模は以下のとおりです。
14,599円×23個=335,777円 ただ、これはあくまでも売り上げベースの話なので、利益率を20%程度で計算した場合、月間約6万円の市場規模です。
1商品で6万円となると、少し物足りない気がしますね……。
この場合、市場規模が微妙なので、別の商品を仕入れたほうがベストです!
これは、OEMを販売する際の基準にしてほしいのですが、私は以下の基準で製造しています!
OEMを製造する際の基準
- 販売数:競合が最低でも200個販売している/月間
- 販売利益:1個あたり1,500円以上の利益が発生する
この基準で探すと、売れる商品も見つけやすくなりますよ◎
補足:OEMでは資金力が求められる
AmazonでOEMを販売する場合ですが、資金力がある程度必要です。
前述したとおりですが、資金力がないと、利益が出る商品を販売できません。
普通の中国輸入品とOEMを比べると、以下のようになります。
通常の中国輸入とOEMを比較した場合
- 中国輸入:注文から7日~10日程度で届く・納品される
- OEM:発注から30日~45日程度かかる
キャッシュフロー的には、中国輸入のほうがよいです! OEMの場合は、発注してから最低でも1ヵ月はかかります。
例えば、あなたがOEMで30万円の資金を要しているとして、1,500円のOEM商品を1ロット200個で仕入れるとします。
この場合、発注の段階で30万円の予算はなくなってしまうわけです。
ある程度資金があるなら別ですが、資金ショートしてしまうと、今後の仕入れに響きます……。
そのため、OEMをする際は、一度以下のことを確認したうえで、生産しましょう。
OEMをする際に確認したいこと
- 資金がどのくらいねん出できるか
- 生産にどのくらい必要か
- 追加発注をする場合どのくらいのコストが発生するか
せっかく商品が売れて在庫が切れたときに、資金がなかったら話になりません。
そのため、ある程度余力がある状態で、商品の製造をしましょう。
3.OEM商品を作成する
カテゴリも選んで、製造する商品が決まったら、いよいよ作成のステップに移ります! Amazonには、多くの商品が販売されていますが、市場にないものをあらためて使うのは結構難しいです。
そのため、OEMをする場合は、既存で販売されている商品をモデルアップする形で進めていきましょう。
既存で販売されている商品は、すべてが完ぺきではありません。
リサーチの参考になるレビューを見ると、以下のように改善点が書かれています。
こちらのレビューは、AmazonのOEMでも人気があるアパレル品のものです。 平均評価は3.6と若干低いです。
リサーチの際に重要視したいのは、悪い評価のレビューです。
既存の商品で、ユーザーがどのような不満を抱いているのかを、リストアップしましょう。
この商品の場合は、以下の不満レビューがありました。
既存商品に寄せられた不満レビュー
- サイズが思いのほか小さかった
- よれよれだった
- ボタンをすると型崩れがひどかった
いずれも、商品の品質に関するレビューでした。
これらの声を参考にして、少しでも品質のよい商品を作成することが、OEMでは求められます。 上記の商品は、多少品質のよい工場で製造してもらえば、クリアできると思います。
あなたが、AmazonでOEM販売をするときは、ライバルと差別化できるようなことを集めていきましょう。
商品の売れ行きがよくても、品質が悪かったら意味がありません。
この場合、あなたが品質がよい商品を製造すれば、モデルになった商品を購入している見込み客が、流れてくることも想定できます! ライバルに勝つためには、このようなテクニックも必要ですよ!
4.サンプルを発注して本発注に移る
市場規模から、商品の選定まで終わって、製造の段階に入ったら、テスト発注をしなければなりません。
既存の商品で、改善点が見つかったら、その改善点をできる限り商品に反映しましょう。
OEMは、あなたが独占的に販売する商品なので、ロングテールで販売できるように、品質を重視する必要があります。
思い付きで発注をかけるのではなく、まずはテスト発注からです! 簡単な流れを紹介すると、以下のとおりです!
サンプル発注から本発注までの流れ
- アリババ・タオバオでOEMのベース商品を探す
- 複数の業者からサンプル品を仕入れる
- サンプルをもとにOEMを作成
- OEMのテスト発注をする
- 問題なければ本発注する
既存の商品に比べると、時間がかかるのにはここに理由があります! 少し詳しく紹介したいので、別のセクションであらためて紹介しますね!
Amazonで売れるOEMを発注するまでの流れを徹底解説!
市場をリサーチして、商品が売れると判断したら、いよいよ発注に移ります!
商品を発注するときは、以下の流れで進めていきます。
サンプル発注から本発注までの流れ
- アリババ・タオバオでOEMのベース商品を探す
- 複数の業者からサンプル品を仕入れる
- サンプルをもとにOEMを作成
- OEMのテスト発注をする
- 問題なければ本発注する
この流れで進めていけば、OEMが製造できます! 基本的には、アリババやタオバオから直接仕入れるのは難しいので、代行業者を通して仕入れることになります。
ただ、リサーチの段階では、普通に利用できるので、それぞれ進めていきましょう。
1.アリババ・タオバオでOEMのベース商品を探す
まず、商品の発注が決まったら、OEMをするベースの商品を探しましょう。
基本的には、アリババ・タオバオから商品を見つけていきますが、OEMができるかどうかが工場によって異なります。 タオバオは、個人間取引が多いため、OEMをするなら業者間取引が多いアリババがおすすめです! 例えば、Amazonで販売されているこちらのリュック。
既存の商品にロゴを付け足しただけの、OEM商品です。
アリババに販売されているかどうか確認したいなら、ERESAの使用をおすすめします!
ERESAには、”Google・アリババ・タオバオ”の3サイトから、画像検索ができます! さらに、アリババの画像検索をさらに充実させたいなら、”Aliprice”という拡張機能を使うとよいでしょう。 (こちらのリンクからどうぞ♪)
アリババの画像検索を、さらに充実させられるので、おすすめです◎ 実際に、ASINコードを指定して商品を特定し、画像検索をするとこのように商品が出てきました。
Amazonでは、5,129円で販売されていた商品ですが、アリババで仕入れると1個あたり69元~70元で済みます。 (1,800円~1,900円程度) この時点で価格差があるので、仕入れ対象にしてもよいです。
2.複数の業者からサンプル品を仕入れる
仕入れる商品が見つかったら、その工場でOEMができるのか確認しましょう。
中国語なので少しわかりづらいですが、各ストアの情報が記載されている項目があります。
ここで、注目したいのが、”经营模式”という項目です。 大きく分けて、二つのパターンがあるので、それぞれ把握しておきましょう! (具体的には以下のとおりです)
アリババの販売形式の種類
- 経鎖批友:通常の卸問屋、通常仕入れに使うことが多い
- 生産厂家:工場、OEM・ODMで発注をかけることが多い
そのため、OEMをする場合は、生産厂家の形式のストアから仕入れましょう! 生産厂家のステータスのストアでも、OEMを受け付けていないことがあり、商品ページに”加工定制”という文言があるか確認しましょう!
こちらは、既存の商品に加工ができるオプションがあることを意味しています。 実際に、タブをクリックすると、以下のページに移動します。
少しわかりづらかったので、Googleの翻訳機能を使って翻訳しました!
こちらの商品の場合は、本発注は1ロット300個からの注文になります。
製造をするうえでできることは、以下のとおりです。
該当のOEM商品でできること
- サンプル処理:サンプル品の発注
- 絞り加工:金属加工
- OEM処理:タグ付け、ロゴ印字、紙タグ貼り付けなど
つまり、OEMに関することがすべてできます。
サンプル発注の場合は1個注文することになると思うので、7日で届きます。
また、OEMを製造すること前提なら、サンプル発注が無料になる可能性がありますよ!
3.サンプルをもとにOEMを作成
サンプル品を発注したら、いよいよOEMを製造しましょう! 製造する際は、代行業者をとおすのが一般的で、以下の基準で製造工場を選んでいきます。
OEM製造工場の選び方
- 商品の生産スピード
- 商品の品質※最重要
- 仕入れ原価
- 商品の最低仕入れロット数
これらを考慮したうえで、商品を仕入れていきましょう。
サンプルで問題がなければ、指定の発注書にOEMの概要をまとめていきます。 ラクマートを例に挙げると、このような発注書が用意されています。 この発注書に、あなたが製造したいイメージ像を詳しく反映していきましょう。
さらに、既製品に比べて、どの辺を改善するのかを、エクセルなどにまとめて提出すると、モデルアップした商品が製造できます◎
発注書は、OEMを製造するうえで最も重要な項目で、それ次第で商品が売れるかどうかが決まります。 売れるOEMにするためにも、詳しく作成しましょう。
4.OEMのテスト発注をする
OEMの発注書を入力したら、いきなり本発注とはなりません。
製造した商品が、本当に自分のイメージと沿っているのかを確認するために、テスト発注をかけましょう。
テスト発注をする際は、以下の項目をチェックします。
テスト発注で意識したいこと
- 指定の場所にロゴが印字されているかどうか
- 色がイメージとあっているかどうか
- 材質がイメージとあっているかどうか
- 品質に問題がないかどうか
この四つを確認したうえで、本発注できるかどうかの判断を下します。
内容に問題があれば、改善点を代行業者に伝えたうえで、再度生産してもらいましょう。
対応してくれるかどうかは、工場次第にはなります。 (なかには対応してくれないところも……)
OEMに妥協してしまうと、売れない在庫になってしまう可能性があるため注意しましょう。
そのため、できる限りテスト発注をかけて、満足いく仕上がりになるまで、発注を続けることをおすすめします!
5.問題なければ本発注する
テスト発注も完了したら、いよいよ商品の本発注です! ここまでくれば、あとは仕入れて販売するだけなので、そこまで難しくありません!
ただ、本発注の際も、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
本発注で押さえておくべきポイント
- 品質に問題ないかどうか
- 改善点ができる限り商品に反映されているかどうか
- ロット数は間違っていないか
これらの確認をしたうえで、商品を仕入れるとよいでしょう! ちなみに、商品を発注してから製造までは、20日~30日程度かかります。
そのため、OEM製造にかかる日数をトータルで計算すると、発注書作成なども含め、30日~45日程度はかかります。
AmazonでOEM・ODMを販売する際に意識したいコツを紹介!
AmazonでOEM・ODMを販売する際ですが、それぞれ意識したいコツがあります! 少しでも利益を出したいと思っている人や、周りと差別化をしたいと思っているなら、以下を意識しましょう。
AmazonのOEM・ODM販売で意識したいコツ
- 自分の経験から仕入れる商品を選ぶ
- ライバルリサーチに時間をかける
- 資金力にあった仕入れをする
- 商品の利益率を計算する
これらのコツを意識すれば、無理なくOEMで稼げますよ! 少し難しいと思いますが、慣れれば誰でも稼げるようになるのがOEMです。
自分の経験から仕入れる商品を選ぶ
Amazonで売れるOEMを製造したいなら、カテゴリ・ジャンル選びは重要です。
しかし、選び方がわからない人もなかには存在します。 そういう人は、自分の経験則からジャンルを決めるとよいでしょう。
冒頭で少しだけ触れましたが、自分の興味があるジャンルで仕入れると、スムーズに仕入れ商品を選べます。
その際は、”趣味・特技・好み”などから、選ぶとよいです!
例えば、あなたが以下のような特徴があるとします。
【趣味】【特技】
- カフェ巡り:食器、マグカップなど
- カメラ:スマートフォン関連、カメラ関連など
- スポーツ:スポーツウェア、アパレル品など
【好み】
- フットサル:スポーツ同様
- ボルダリング:スポーツウェア、アウトドア用品
- キャンプ:アウトドア用品
- お酒:グラス、食器など
このように、趣味や好みに応じて、さまざまな商品展開ができます。
商品選びに迷っているなら、まずは自分がどういう商品を仕入れられるのかを考えてから選ぶとよいでしょう。
さらに、好みに合わせて商品を仕入れると、予備知識がある状態で始められます。
ライバルリサーチに時間をかける
amazonでのOEMは、ライバルリサーチに時間をかけましょう。
OEMは、相乗りもないのでおすすめですが、競合が多すぎると、商品が売れないケースもあります。 ペットカメラがいい例で、多くの商品が販売されています。
通常の中国輸入品もあれば、OEM商品もありますが、ここまでライバルが多いと太刀打ちできない可能性が高いです。
販売するとしても、スポンサープロダクト広告などで商品の露出を増やさない限りは、売れないと思います。
「どうやってライバルリサーチをすればいいの?」と思う人も多いので、私がしているリサーチ方法を紹介しますね! まず、ライバルリサーチをする際は、何かしらの商品を検索するようにしています。 (できれば製造しようと思っているカテゴリがおすすめ) 商品を検索したら、以下のポイントをチェックしましょう。
ライバル商品でチェックしたい項目
- 月間販売個数
- 販売価格推移
- アリババとの価格差
- 月間売上数
この4つを把握すれば、どのくらいの市場規模なのか確認できます。
先ほど紹介した、以下のリュック。 こちらは、Amazonで5,129円で購入できるものです。
OEM加工をした場合、工場にもよりますが、115元~130元程度で済みます。 (2,000円程度) 関税を含めたとして、1個あたり2,200円の仕入れ値と想定しましょう。 それを踏まえて、FBA料金シミュレーターで利益計算をすると、FBA納品をした場合は、1個あたり596円の利益です。 販売価格が安いので、6,000円程度まで値上げしてもよいと思います。 ERESAで調べると、こちらの商品は月間で99個売れている商品でした。
つまり、5,190円で1ヵ月間販売し続けたとしても、約60,000円程度の利益しか発生しない商品ということになります。
資金力にあった仕入れをする
これは、OEMをする際に限らず、中国輸入をする際ですが、ある程度資金力がないと仕入れができません。
特に、OEMの場合は、商品の製造数が1ロットあたりで決まっているため、資金に余裕がないと仕入れは難しいですよ! 例えば、以下の商品。 1ロットあたりの最低販売個数は、300個からです。
テスト仕入れはできますが、本発注をする場合は、300個以上頼む必要があります。
底値が115元なので、それを300個発注した場合は、34,500元です。 1元17円で計算すると、仕入れにかかるお金は、586,500円です……。
OEMは、基本的に大量発注をしなければならないので、ここまで料金が高くなります。 仕入れ対象商品にもよりますが、1個500円の商品を300個発注しても、150,000円ほどになります。
また、これはあくまでも発注にかかるお金で、これにプラスして以下の料金がかかるので注意しましょう。
商品の発注でかかる別料金
- 代行手数料:5%~7%が主流
- 中国→国内への送料:代行業者によって異なる
- 通関手数料:送料と同様
ラクマートを利用して仕入れた場合、月額会員以外は5%の代行手数料がかかります。 送料や通関手数料は商品によって異なりますが、300個も仕入れると2~3万円程度はすると思います。
発注する値段が58万円だとして、かかる代行手数料は30,000円程度。
つまり、リュックを仕入れるだけで、約65万円程度の仕入れ値がかかってしまうわけです!
商品の利益率を計算する
OEMをする際ですが、利益率の計算は必ずしておきたいところ。
実際、OEMをしようと思っている人は、どのくらいの利益率が適切なのか気になりますよね!
工場や仕入れ商品にもよりますが、発注書作成から商品が手元に届くまでに、平均で1ヵ月程度かかります。
そのことを踏まえると、最低でも利益率は25%~30%ほど確保したいところです。 また、これは商品の売り上げではなく、代行手数料や関税を差し引いたうえでの、最終的な利益率が25%~30%になるように調整しましょう。
代行業者をとおして、OEMを製造する場合は、ある程度必要なコストがわかっています。 最後にしかわからないのは、中国から国内に商品を配送する際の送料くらいです。
ラクマートで仕入れることを想定した場合、以下のような計算ができます。
仕入れ値50万円の場合
- 代行手数料:25,000円(50万円×5%)
- 送料:発注が完了した時点で後日計算
- 通関手数料:ラクマートのルールに基づく
送料については、EMSを使った場合、重さによって異なります。 30キロまで保証されており、最大で649元かかる計算です。
通関手数料については、サイト別で独自のルールが定められているため、そちらで計算が可能です!
利益率を正しく出せば、不良在庫を抱えづらくなりますよ◎
amazonで売れるOEM・ODM商品のリサーチ方法!
amazonで、売れるOEM・ODMを見つけたいなら、これから紹介するリサーチ方法を意識しましょう! OEMは、リサーチ次第で在庫を抱えやすくなりますからね……。
徹底したリサーチをして、在庫フリーで販売することが重要です。
amazonで売れるOEM・ODM商品のリサーチ方法
- Amazonの販売在庫数を調べる
- ライバル商品の売れ行きを調べる
- 価格差を調べる
このリサーチ方法は、モデルになる商品が決まっているときにできます! カテゴリ・ジャンルがまだ選べていない人は、そちらから選んで実践しましょう。
Amazonの販売在庫数を調べる
amazonで、在庫を抱えることなくOEM商品を販売したいなら、販売在庫数について調べましょう。
このリサーチ方法は、すでにモデルになる商品が決まっている場合にできます。
手順としては、以下のとおりです。
Amazonで販売在庫数を調べるリサーチ方法
- Amazonのランキングを開く
- 好きなカテゴリを開く※モデルになる商品をがベスト
- カートに進んで999個と入力する
- 1~3を数日繰り返して販売するかを測定する
かなり地道な作業ですが、外注化をすれば問題ありません!
自分で調べる場合も、決まった時間に数分あればできるリサーチなので、そこまで難しくありませんよ!
まず、Amazonでランキングを開きます。
そこから、仕入れたいカテゴリ・ジャンルを選択して、在庫数を調べたい商品を選択しましょう。 (モデルになる商品がベスト)
今回は、アパレル品で上位に来ていたジャケットを例にしたいと思います!
テーラードジャケットが上位に来ていたので、こちらの在庫数を調べます。
カートに進み、商品を一つ追加します。
そして、カート画面で999個と入力すると、現時点での在庫数が出てきます。
こちらの商品の場合は、83個です。
検索時点での在庫数は83個でした。
この作業を、1日のなかで決まった時間におこない、在庫数をリサーチしていうと、月間でどのくらいの商品が売れているのかを正確に判断できます。
たまに、在庫数が増えることがありますが、その場合は新しく商品を仕入れて追加したということです。
ライバル商品の売れ行きを調べる
amazonでOEMをするなら、ライバル商品の売れ行きを調べる必要があります。 在庫数から調べる方法もありですが、全体的に分析したいなら、ERESAの使用をおすすめします! ERESAでは、以下の方法で売れ行きを調ベられます。
ERESAで商品の売れ行きを調べる方法
- ランキンググラフを確認する
- 日別販売推移を利用する
この二つは、簡単に需要を調べられるのでおすすめです!
まず、ランキンググラフですが、基本的にギザギザしているグラフなら仕入れ対象にして問題ありません。 このように、グラフがギザギザしていれば、商品が売れていると判断できます。
しかし、これだけでは判断できないので、日別販売数推移でチェックしましょう。 こちらは、ランキンググラフを詳しくしたようなものです。 OEMの場合は、基本的に一定の在庫が確保されているので、在庫数が変動することはありません。
ただ、順位が変動しているのがわかるので、そこが商品が売れた場所と判断できます◎
価格差を調べる
Amazonで売れるOEMをリサーチしたいなら、価格差を調べましょう。 同じ商品でも、仕入先によって格段に値段が違う場合があります。
品質などに左右されますが、高いから売れるというわけでもありません。
むしろ、OEMでは、”低コストで品質がよい商品”を仕入れることが重要です。
例えば、以下の商品。 Amazonで販売されていたリュックですが、5,099円で販売されています。
既存のモデルに、自社のロゴを印字しただけの商品です。
タオバオに同じ商品が販売されており、OEM対応をするものでも、1個あたり50元で仕入れられる商品でした。 (1個あたり850円~900円の商品)
この場合、OEMをして仕入れたとしても、1,500円~1,800円程度の仕入れで済みます。 そちらをAmazonに5,099円で販売するので、利益にならないほうがおかしいです!
OEM商品の売り上げをさらに伸ばす攻略法を2つ紹介!
OEM商品を販売したいと思っている場合は、Amazonをメインの販売先に使うと思います。
しかし、OEMをする人が増えすぎて、飽和状態になりつつあります。
仮に、商品の売れ行きを伸ばしたいと思ったときは、別の方法で商品を販売していきましょう!
複数の攻略法がありますが、以下の攻略法をおすすめします◎
OEM商品の売り上げをさらに伸ばす攻略法
- amazon以外も販売先として使う
- ネットショップを立ち上げて販売する
この二つを意識すれば、OEM販売もより充実したものになりますよ◎ 周りと差をつけた販売をするためにも、さまざまな視点から商品を販売しましょう。
amazon以外も販売先として使う
OEMを販売する際ですが、基本的にamazonを使うことが多いです。
しかし、amazon以外の販売先も視野に入れると、利益につながりやすくなりますよ◎ 複数の販売先がありますが、個人的には以下がおすすめです!
amazon以外の販売先
- ヤフオク
- Yahoo!ショッピング
- 楽天
この三つは、OEM商品がよく販売されているイメージです。
ショップ開設の難易度が低いサイトの例を挙げるなら、Yahoo!ショッピングがおすすめですね! OEM商品を販売している人も多く、無在庫物販として多くの商品が出品されています。
正直、OEM販売をする際ですが、amazonだけでは限界があります。
ときには、メルカリやラクマを使って商品を販売するのも方法の一つなので、在庫を気にする人は、別の販売先も視野に入れるとよいでしょう。
ネットショップを立ち上げて販売する
amazonやYahoo!ショッピングなどの販売先ではなく、独自にネットショップを開設して、OEM商品を販売するのもありです。
OEMは、自分で作ったオリジナル商品なので、ショップ自体もオリジナルにすれば、さらに差別化が図れますよ! 例えば、amazonを例に挙げると、出品のしやすさや商品数の多さは断トツですが、ライバルがかなり多いです……。
一方、独自のネットショップの場合は、同じプラットフォームにライバルはいません。 重要なのは、サイトに集客して、商品を購入してもらうことです。
見込み客を見つけて、そこに自分の商品を販売していきましょう。
仮に、ネットショップを立ち上げる場合は、リスティング広告などを打って集客するのは一般的です。 (あるいはSNS集客) 時間はかかりますが、見込み客が見つかれば、Amazonよりも売れ行きが伸びるのでおすすめです!
まとめ
Amazonでは、OEM商品を販売している人が多いです。 私も、OEM商品を製造して販売していますが、過去に売れたものを紹介すると、以下のとおりです!
OEMで売れた商品
- スマホ除菌家電:感染症の影響から
- ペット用の衣類:ペットを飼う人が増えたから
- ペット用おもちゃ:衣類同様
このことからわかるように、OEMをする際は、時代に合わせて仕入れるとよいでしょう! 感染症が流行し出したときは、マスクガードやマスクがよく売れていました。
また、ペットを飼う人が増えたこともあり、ペット用品の売り上げがよかったですよ◎