メルカリで中国輸入の商品は売れない?実態を徹底解説!

この記事は、このような悩みを解決しています◎
メルカリは、誰でも利用できるプラットフォームであり、お小遣い稼ぎで利用する人もいれば、がっつり販売で使う人もいます!
近年、中国輸入品の需要が増えていることから、輸入品を販売する人がいるようですが、売れないことも多いとのこと……。
今回は、本当にメルカリで中国輸入品が売れないのか解説しますね!

よくわかる解説
- ライバルが多すぎる
- 市場にある商品は売れない
- 差別化をするならOEM・ODM
メルカリで中国輸入品が急増!売れないのは本当?
メルカリには、さまざまな商品が販売されています。
最近では、”メルカリ物販”として、ビジネスとして使っている人も少なくありません。
そのなかでも、商品で目立つのが、中国輸入品です。
「韓国ファッション」で調べた結果ですが、多くの中国輸入品が販売されていました。
赤枠をつけているのは、すべて中国輸入品で、アリババやタオバオなどから格安仕入れができる商品です。
以前までは、出品ツールを使って出品できましたが、大量出品する人が増えすぎて、販売手法に歯止めをかけました。
具体的な規制を挙げると、以下のとおりです。
メルカリが規制した項目
- アカウントの複製・複数開設禁止
- 出品ツールを使った出品の禁止
- 無在庫転売の禁止
- 出品数の上限設定
※10個~30個が目安
従来の販売手法が通じず、ライバルが仕入れていない商品を仕入れて、差別化を図るほか、利益を出す手段はなくなりました。
出品ツールについても、以下のような発表がありました。
昨今、「出品ツール(メルカリに自動で出品を行うソフトウェア等)」を用いていわゆる「無在庫転売(手元にない商品を販売する)」を行い、ユーザー間でトラブルとなるケースが増加しておりますが、健全なマーケットプレイスを維持していくためにメルカリでは出品ツールの利用を禁止し、出品ツール等を販売する業者への対応も順次進めております。
中国輸入をしても、在庫として抱えることが多くなったので、売れないことも珍しくありません。
これも、「メルカリで中国輸入品が売れる!」という情報だけが一人歩きした結果といえるでしょう。

中国輸入したものをメルカリで販売する3つの手順!
メルカリで、中国輸入品を販売するためには、手動でする必要があります。
多少、販売を効率化できるツールはありますが、すべてを自動化して、無在庫転売をするようなものは規制の対象です。
仮に、あなたがメルカリで中国輸入物販をしたいと思っているなら、以下の手順で進めていきましょう。
中国輸入したものをメルカリで販売する手順
- 商品をリサーチする
- アリババ・タオバオで仕入れ商品を見つける
- 代行業者を通じて仕入れる
基本的には、このような流れで仕入れて販売すれば利益になります。
中国輸入物販において、メルカリは飽和状態になりつつありますが、差別化をすれば売れるのは事実。
昔ほど簡単ではありませんが、リサーチを徹底して、売れる商品を見つければ利益になりますよ◎
1.商品をリサーチする
まず、中国輸入をする前に、商品をリサーチする必要があります。
メルカリで売れるかどうかの判断をしなければならないので、仕入れるジャンル・カテゴリを絞りましょう。
この辺は、国内物販をする際と同様に、自分が興味のあるものを選ぶとよいです!
(今回はペット用品で検索します!)
メルカリを開いたら、カテゴリをクリックして、調べたい商品のカテゴリを選択しましょう。
カテゴリを選択すると、それぞれ商品が表示されます。
中国輸入品かどうか判別したいなら、商品画像を見ましょう。
1枚目に、プロが撮影したようなものが設定されていた場合は、基本的に中国輸入品です。
※赤枠参照
このなかでも、売れそうな商品をいくつかピックアップしていきます。
ゆくゆくは、リスト化するので、リサーチの段階からスプレッドシートなどにまとめておくと便利ですよ◎
例えば、こちらの商品。
自動的にペットの餌やりができる機械で、人気がありそうな商品です。
売れそうな商品が見つかったら、キーワード検索をしましょう。
この商品の場合、「ペット 餌やり機」で調べるとヒットします。
すると、このように多くの商品が出てきました。
しかし、これではどれが売れているのかわからないので、販売ステータスを”売り切れ”に変更しましょう。
実際に変更したものが、以下のとおりです。
同一の商品が何個か売れており、全体的に売れ行きがよいので仕入れ対象にしても問題なさそうです。
ただ、これがアリババ・タオバオにあるかどうか確認する必要があります。
(次のステップで紹介します!)
2.アリババ・タオバオで仕入れ商品を見つける
メルカリで売れそうな商品を見つけたら、次はアリババ・タオバオで仕入れ商品を見つけなければなりません。
今回は、アリババで仕入れ商品を検索したいと思います。
調べるのはこちらの商品で、メルカリでは6,400円で売れています。
先に損益分岐点を計算しておくと、以下のとおりです。
ペット自動餌やり機の損益分岐点
- 販売価格:6,400円
- 販売手数料:640円
- 送料:800円※らくらくメルカリ便
- 損益分岐点:4,960円
つまり、関税や送料込みで、4,960円以下で仕入れられたら、利益になる計算です。
※同額で売れた場合
この情報をもとに、アリババに売れる商品があるかリサーチします。
アリババには、検索ボックスにカメラマークがあります。
こちらをクリックすると、保存している画像をもとに画像検索が可能です!
メルカリで、調べたい商品の画像を保存して、検索すると以下の商品が出てきました!
メルカリで販売されている商品と、同様のものが表示されました。
価格は、219元であり、日本円に換算すると約3,700円です。
中国元は変動するので、1元あたり16.5~17元あたりで計算するとよいです。
輸入関税を含めないと、損益分岐点以下なので利益になりますが、この辺は代行業者によって異なります。
3.代行業者を通じて仕入れる
メルカリで販売するなら、アリババやタオバオから中国輸入品を仕入れる必要がありますが、単独での仕入れは不可能です。
そもそも日本への配送に対応していないので、代行業者を通して仕入れるのが一般的です。
複数の代行業者がありますが、優良な業者は以下のとおりです。
優良な代行業者
- イーウーマート
- ラクマート
- 中国輸入代行誠
- CiLEL(シーレル)
どれも、おすすめの業者ですが、今回はラクマートを利用して手続きを進めていきます◎
まず、ラクマートを開いて、ログインします。
(まだの人はこちらから登録してください♪)
ログインが完了したら、リサーチした商品のURLをコピーしましょう。
そのURLを検索ボックスに入力して、検索します。
すると、先ほどの商品ページが表示されます。
確認すると、注文数によって料金が異なる商品でした。
それぞれ、以下のとおりです。
- 199個まで239元
→4,025円相当- 200個から229元
→3,876円相当- 500個から219元
→3,707円相当
個人で使用する分には、239元でも問題ありませんが、仕入れに使うなら、最低でも229元で仕入れたいところです。
ただ、リスクのことも考えて、今回は5個発注します。
カートに商品を追加すると、発注数に応じた値段が出てきます。
この商品の場合、239元×5個で1,195元です。
内容に問題がなければ、右下の”注文へ”をクリックしましょう。
注文ボタンをクリックすると、手数料を加算した発注金額が出てきます。
ラクマートでは、これとは別に送料を支払って、注文が確定します。
ラクマートは、月額プランではない限り、どの商品も一律5%の手数料が発生します。
そのため、59.75元の手数料がかかり、最終的な仕入れ値は1,254元です。
※日本円に換算して22,623円程度。
5個発注するので、1個あたりの仕入れ値は4,524円です。
(送料を除く)
内容に問題がなければ、注文を提出をクリックして、商品を発注します。
これが、一連の中国輸入の流れです。
あとは、商品が来るのを待って、メルカリに出品するのみですよ!

メルカリで中国輸入の商品を販売しても売れない理由を紹介!
メルカリでは、中国輸入物販が盛んにおこなわれています。
しかし、市場は飽和状態になりつつあるため、普通の手法で販売しても、売れない状況が続きます。
それ以外にも、中国輸入品が売れない理由があるので、それぞれ紹介しますね♪
具体的には、以下のとおりです。
メルカリで中国輸入品が売れない理由
- 差別化ができないから
- 1つのアカウントで売れる商品が限られているから
- 出品の自動化が厳しいから
- 販売業者と判断されると規制されるから
- 取り締まりが厳しくなり稼ぎづらいから
一番は、差別化ができない点ですね……。
どのセラーも同じような商品を販売していますし、それを参考にして仕入れたところで、あなたも同じような末路をたどります。
そうならないためにも、何かしらの対策をしなければなりません!
(先に対策を読みたい方はこちらから!)
差別化ができないから
メルカリは、本来不用品を販売するよなフリマアプリです。
しかし、気軽にアカウントを開設できるため、物販の販売プラットフォームとして使う人も少なくありません。
むしろ、最近ではビジネス目的で使っている人が多い印象。
中国輸入もその一つで、どのワードで検索しても、中国輸入品がヒットします。
それも、同じような商品が大量に出品されているため、”商品単体”で差別化するのは難しいです。
少しでも、周りと差別化を図りたいなら、以下の対策をしましょう。
メルカリの中国輸入物販で差別化を図る方法
- 周りよりも安い価格で仕入れる
- ライバルが出品していない穴場商品を見つける
- セラーリサーチをして売れる商品を把握する
もっとも簡単なのは、周りよりも安い価格で仕入れることです。
しかし、中国輸入の仕入れ先は、基本的に”アリババ・タオバオ・テンマオ”の三つなので、仕入れ先はかぶります。
リサーチ時間があるなら、穴場商品を見つけたほうが、利益になりますよ◎
例えば、ペットのおもちゃなどは、仕入れている人が少ない穴場ジャンルです♪

1つのアカウントで売れる商品が限られているから
メルカリでは、一つのアカウントで売れる商品数が決まっています。
大量に出品をしてしまうと、運営から規制がかかる可能性があるため、中国輸入におすすめできる販売先ではありません。
そもそも、メルカリはビジネス目的での使用が禁止されています。
目的はあくまでも”不用品販売”のアプリであり、中国輸入を大量に販売することはメルカリの推奨していない行為です。
それに、現時点でのメルカリ市場は、飽和状態になりつつあります。
中国輸入品が、多くあふれている状況で稼いでいくためには、何かしらの差別化をする必要があります。
それができない場合は、在庫になるだけで、売れない状況が続きます。
リサーチ不足で済めばいいですが、大量に発注してしまった場合、それだけで大赤字ですよ!

出品の自動化が難しいから
中国輸入をして稼ぐ場合は、出品の自動化は必須です。
販売プラットフォームによっては、出品代行まで対応してくれる業者もあるのでおすすめですが、メルカリはありません。
あるとしても、Amazonくらいですね……。
メルカリで中国輸入物販をする場合は、出品する個数を増やすか、ライバルが仕入れていない商品を販売するかしか、差別化ができません。
メルカリの販売状況を見ると、ライバルが仕入れていない商品は、ほとんどありません。
どの商品も、すでに販売されているもので、出品する個数を増やす以外に差別化はないと思います。
その際、出品ツールを使いたいところですが、メルカリでは出品ツールの使用が禁止されています。
メルカリでは、出品時に手元にない商品の出品を利用規約上禁止しております。昨今、「出品ツール(メルカリに自動で出品を行うソフトウェア等)」を用いていわゆる「無在庫転売(手元にない商品を販売する)」を行い、ユーザー間でトラブルとなるケースが増加しております
この場合、無在庫転売に関する記載です。
現実的に考えて、メルカリで中国輸入品を販売する場合は、無在庫で稼ぐしか方法はないと思います。
とりあえず出品数を増やして、少しでも商品を注目してもらうようにしなければなりません。
ただ、手動で出品するのには限界がありますし、自動化ができないなら現実的に稼ぐのは難しいです。
販売業者と判断されると規制されるから
先ほども少し触れましたが、メルカリはビジネス目的での利用が禁止されています。
一応、商品を販売する目的でメルカリを利用している人はいますが、不用品販売の名目でしています。
私もメルカリで商品を販売していますが、ビジネスでしているとは一言も書いていません。
販売している商品は、基本的にブランド品かアパレル品です。
どれも”不用品”として販売していますが、実際はヤフオクやブックオフなどから仕入れている商品を販売しているだけです。
中国輸入の場合は、以下の要件から業者と判断されてしまう可能性が高いです。
中国輸入品の販売が業者と判断される例
- 出品数があまりにも多すぎる
- 同じ商品を大量に販売している
- 実物の写真を掲載していない
→無在庫転売と思われる
さまざまな理由がありますが、出品数が増えると怪しまれてしまうかもしれません。
メルカリで中国輸入販売をしている人のなかには、同じ商品を何個も販売している人がいます。
これは、メルカリの利用規約で禁止されているので違反行為です。
(その影響でアカウントが規制されることも)

取り締まりが厳しくなり稼ぎづらいから
メルカリは、以前に比べるとかなり取り締まりが厳しくなりました。
利用規約も改訂されていますし、利益を出そうと思っても、なかなか出せないのが現状です。
それが、中国輸入品になると、売れない状況もかなり続きます。
2017年以前までは、ツールの使用も無在庫転売も禁止されていませんでしたが、2021年時点では禁止されています。
さらに、ビジネス目的も、ここ数年で規制されたことです。
そもそもの話をすると、メルカリのニーズと中国輸入品があまり合っていません。
商品にもよりますが、少なくともメルカリのユーザーが求めているのは、以下のとおりです。
メルカリユーザーが求めている商品
- ブランド品
- アパレル品
- ゲーム
- おもちゃ・フィギュア
新品のアパレルを中国輸入で仕入れる人がいますが、それこそ飽和状態です。
不自然な販売をしてしまうと、取り締まりが厳しくなったメルカリでは、すぐに規制されてしまいます……。
昔に比べると売れないのは確かなので、よくリサーチをして売れる商品を見極めることが重要です!
メルカリで中国輸入品が売れない!対策を紹介!
メルカリで中国輸入品が売れないのは、市場を見ればわかることです。
昔に比べたら、確実に中国輸入をする人が増えました。
(感染症の影響でもあります)
せっかく仕入れた中国輸入品が売れないと、在庫になります。
売れればいいですが、しばらく売れない場合は、赤字なるのも珍しくありません。
仮に、あなたがメルカリで中国輸入品を売りたい場合は、以下の対応をしましょう!
メルカリで中国輸入品が売れないときの対策
- Amazonに販売する
- OEM商品を販売する
- メルカリ以外の販売先を利用する
メルカリでは限界があるため、Amazonに視野を広げるのもありです!
現在の市場は、メルカリよりもAmazonのほうが中国輸入に最適ですよ!

Amazonに販売する
メルカリで中国輸入品が売れないなら、Amazonに販売するとよいでしょう。
Amazonには、多くの中国輸入品が販売されており、メルカリよりもラインナップが豊富です。
それに、Amazonは出品の手間がかからないのも、メルカリより優れている点です!
Amazonで商品を販売する際は、”商品登録”という形で販売します。
既存で商品ページがある場合は、そこに商品を登録します。
仕入れた商品がない場合は、新しく商品ページを作る必要がありますが、大口出品者の登録が必要です。
仕入れた商品は、メルカリで売れないだけで、Amazonなら売れるかもしれませんよ♪
ペット用品からスマートフォン用品まで、さまざまな商品が販売されています。
幅広く商品を取り扱える点を考えると、中国輸入物販をするならAmazonのほうがおすすめですね!
売れない状況を打破するためにも、メルカリと併売するのもありですよ!
OEM商品を販売する
メルカリで中国輸入品を販売したいなら、通常の仕入れ商品ではなく、OEM商品を販売するとよいでしょう。
OEM商品とは、オリジナル商品のことを指します。
OEMにも種類がありますが、大きく分けると二つになります。
OEMの種類
- 簡易OEM:既存の商品に紙タグ、布タグをつけただけの商品
- OEM:簡易OEM+独自デザイン・ロゴのプリント
完全オリジナルになると、ODMという手法があります。
この場合、素材から選んで買い付けてオリジナル商品を作る方法です。
メルカリで販売するくらいなら、OEMで十分です。
ただ、意味がないOEMをしても売れないので、メルカリで売れる商品を把握したうえで製造しましょう。
経験上、アパレル品や実用性が高い商品が売れるイメージです◎
Amazonには、OEM商品が販売されています。
この商品は、既存のリュックに自社ロゴを入れただけの商品です!
メルカリは、Amazonよりもブランディングが難しいため、OEM販売には不向きですが、通常の仕入れに比べると売れやすいです!

メルカリ以外の販売先を利用する
メルカリで、中国輸入品が売れないなら、別の販売先も視野に入れましょう。
複数の販売先がありますが、個人的におすすめなのは以下のとおりです。
メルカリ以外のおすすめ販売先
- Amazon
- ヤフオク
- Yahoo!ショッピング
- Qoo10
- 楽天
販売する難易度が低いのは、Amazonとヤフオクですね!
アカウントの開設も難しくありませんし、手間がかかりません。
無在庫転売をするなら、Yahoo!ショッピングやQoo10あたりがおすすめです。
Amazonに比べると、規制も緩いですし、販売する難易度もそこまで高くありませんよ!
メルカリで中国輸入品が販売されているという理由だけで、商品を販売した人もいると思います。
しかし、リサーチをしないと商品は売れませんし、一度売れたからといって、継続的に売れるかどうかはわかりません。
そのため、リスクヘッジの名目として、複数の販売先を視野に入れましょう。

まとめ
メルカリには、多くの中国輸入品が販売されています。
しかし、セラーを見ると、売れている商品はわずかです。
継続的に売れている人は、商品に統一性があるか、SNSなどで集客して販売しているかのどちらかです。
実際、メルカリ市場は、中国輸入品が飽和状態になりつつありますし、今から参入するのは少し厳しいです。
仕入れても、売れない状況が続きますし、最終的には大量に在庫を抱えてしまいますよ……。
これを避ける意味でも、中国輸入品を販売する際は、以下の対策をするとよいでしょう。
中国輸入品を販売する際の対策
- メルカリ以外の販売先を使う
(例:Amazon、ヤフオク、Yahoo!ショッピングなど) - 売れる商品を徹底的にリサーチする
- OEM・ODMで差別化する
必ずしもメルカリで販売しなければならないルールはありませんし、視野を広げる意味でも別の販売先を使うのもありです!
