せどりと転売の違いとは?基準をもとに徹底解説!

「せどりと転売の違いは?」
「せどりと転売の違いについて知りたい!」
この記事は、このような悩みを解決しています♪
せどりと転売は、物販ビジネスとしてひとくくりにされることが多いです。
していることは同じですが、せどりと転売は、根本が異なります。
そこで今回は、せどりと転売の違いについて解説します!

よくわかる解説
- せどりは物販ビジネスの一種
- 転売は人に迷惑をかけることが多い
- 節度のある販売を心がける
せどりと転売は同じ?決定的な違いはある?
物販ビジネスを始めようと思ったときに、せどりという言葉を聞いた人も少なくないと思います。
内容を調べると、「それって転売では?」と思った人も少なくないですよね……。
簡単に、せどりと転売の違いを説明すると以下のようになります。
せどりと転売の違い
- せどり:安く商品を仕入れて高く売ること
- 転売:人気商品・品薄商品、トレンド商品を買い占めて高額販売する行為
例えば、ドン・キホーテなどで販売されている商品を、安く仕入れて高く売る分にはせどりという認識です。
しかし、ドン・キホーテで販売される”限定品”を買い占めて、利益を独占するような販売手法は、転売に該当します。
利益が出るのは後者ですが、社会悪としてとらえられることが多いので注意しましょう。
せどりと転売の違いを徹底解説!【転売編】
せどりと転売は販売することは同じですが、販売手法が異なります。
さらに詳しく解説していくと、以下の違いがあります。
せどりと転売の違い
- 買占め・高額つり上げなどの迷惑な販売をしている
- 転売ヤーと呼ばれることが多い
- 社会悪として取り上げられることが多い
これらだけでも、かなり違いがあります。
特に、何かを買い占めて販売するような行為は、非常に迷惑なので、実践しないほうが吉です。
買占め・高額つり上げなどの迷惑な販売をしている
転売をする人は、商品の買い占めや高額なつり上げをしています。
ここ最近のことで、具体例を挙げると、以下のとおりです。
買占め・高額つり上げの実例
- マスク・消毒液の買い占め→高額転売
- 任天堂Switchの買い占め→高額転売
- プレミアフィギュアの買い占め→高額転売
特に、感染症が流行したときの買い占め行為と高額転売は、緊急措置法と呼ばれる法律が制定されるほどにもなりました。
そのくらい、社会問題に発展したことで、転売行為が世間に知れ渡るようなきっかけになってしまったともいえます。
また、”高額転売=儲かる”という風潮も蔓延したことで、多くの人が感染症をきっかけに転売を始めたそうです。
その結果、緊急措置法が制定された後も、禁止されている商品を販売して逮捕されています……。
人に迷惑がかかるような販売行為は、基本的にしないほうが吉です。
したところで、批判されるだけですし、まっとうな販売ができませんよ!
転売ヤーと呼ばれることが多い
せどりと転売を比較したときに、転売をしている人は”転売ヤー”と呼ばれることが多いです。
あるいは、転売屋と呼ばれており、そのようなレッテルが張られるのも、せどりと転売の違いだと思います。
世間で批判されることが多いのは、価格を釣り上げた転売行為です。
人気があるポケモンカードのボックスが販売されたときに、転売ヤーが買い占めて高額転売したことが話題になっていましたが、これも悪質な転売行為の一つ。
当然、人気のある商品を買い占めて販売する行為は、一つの販売手法です。
ただし、その販売手法を実践したところで、困る人が多いのが現状です。
人に迷惑をかけるような販売行為は、クリーンではないですし、”転売ヤー・転売屋”と言われるような対象になります。
社会悪として取り上げられていることも多い
転売行為は、社会悪として取り上げらることが多く、たびたびニュースになっています。
買占め行為・高額転売など、話題になっています。
調べれば、このように多くのニュースがヒットし、いかに話題になっているかがわかりますね……。
このご時世、自分の力で稼ぐというのが主流になってきており、せどり・転売もその一つです。
しかし、高額転売を繰り返していると、いずれは罰則を受ける可能性もあるので注意しましょう。
一方、せどりの場合は、市場に出回っている商品との価格差を利用して稼ぐ行為です。
イレギュラーなことが起きても、何かしらの形でリカバリーできるのでおすすめです◎
私も商品を仕入れていますが、価格差のある販売をするのは悪いことだとは思いません。
ただ、買い占め行為や独占販売などは迷惑な行為なので、控えたいところです。
せどりと転売の違いを徹底解説!【せどり編】
せどりと転売は販売手法に大きく違いがあるだけで、根本は変わりません。
次に、せどりがどういうビジネスなのかを紹介しますね!
せどりと転売の違い
- 物販ビジネスの一種
- 転売よりも健全な販売のことを指す
- 古本販売が起源
せどりは、転売に比べるとクリーンな販売が多いです。
価格差を利用して稼ぐことから、そこまで批判の対象にならないのが現状です。
物販ビジネスの一種
せどりは、物販ビジネスの一種といわれています。
転売も、販売するという点では、物販ビジネスの一つですが、独占販売などの悪質な行為からライン引きされていることが多いです。
一種のビジネスとして成り立つのが、物販ビジネスであり、せどり以外にも以下が挙げられます。
物販ビジネスの種類
- 中国輸入ビジネス
- Amazon輸入ビジネス
- OEM・ODM
いずれも、価格差を利用した物販ビジネスです。
せどりの場合は、ネットや店舗にある商品を安く仕入れてきて、市場価格と差をつけて販売することを指します。
高額転売に比べると、クリーンな販売手法なので、批判の対象にはなりづらいです。
それに、一部の商品を買い占めて販売する場合に比べると、価格変動が少ないので、在庫リスクをともないづらいというのもあります。
少しでも利益を出したいと思っているなら、転売ではなくせどりをコツコツ実践したほうが吉です。
転売よりも健全な販売のことを指す
せどりは、転売に比べると健全な販売をすることも違いの一つです。
せどりを少しずつ紐解いていくと、商品を仕入れるという行為自体は転売と変わりません。
しかし、仕入れる商品が大きく異なります。
(詳しく解説すると以下のとおりです!)
せどりと転売の仕入れ商品の違い
- せどり
→市場価格差がある商品、ネット・店舗で安く販売されている商品
(市場価格・平均相場で販売することが多い) - 転売
→プレ値になる商品、人気商品、限定商品
(メーカー希望小売価格、定価以上で販売することが多い)
このように、商品を仕入れて普通に販売するのがせどりで、高額販売するのが転売です。
具体例を挙げると、新品のゲームソフトをAmazonで5,000円で販売するとします。
店舗販売で、セール価格3,000円で仕入れた場合の粗利は2,000円です。
この販売手法は、せどりです。
一方、新作の超人気ゲーム機を買い占めて、定価以上の価格で販売する行為は転売に該当します。
(35,000円仕入れ→80,000円販売など)
そう考えると、いかにせどりが健全な販売で、手堅く稼ぐビジネスなのかがわかると思います。
古本販売が起源
せどりは、もともと古本販売が起源です。
Wikipediaから引用すると、以下のようになります。
せどり(競取り、糶取り)とは、「同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ること。また、それを業とする人(三省堂 大辞林より)」を指すが、一般的には、古本用語を元にした「掘り出し物を第三者に販売して利ざやを稼ぐ」商行為を指す言葉。
もともとは、古本屋にある商品を安く仕入れて販売することをせどりと呼んでいましたが、最近では販売手法そのものをせどりと呼んでいます。
”掘り出し物を第三者に販売して利ざやを稼ぐ”という行為が、まさにそのとおりですね!
転売行為の場合は、掘り出し物ではなく、通常の商品を高額転売しているだけです。

補足:せどりの大まかな種類
せどりは、大きく分けると二つに分類されます。
具体例を挙げると、以下のとおりです。
せどりの大まかな種類
- 電脳せどり
→ネットで商品を仕入れて販売する行為 - 店舗せどり
→店舗で商品を仕入れて販売する行為
それぞれにメリットがありますが、個人的におすすめなのは電脳せどりです。
店舗せどりは、掘り出し物が見つかりやすいという点ではおすすめです。
しかし、店舗に行く必要があることや、お店によっては一切利益商品が見つからないようなケースもあります。
そう考えると、電脳せどりで手堅くリサーチをして稼いだほうが吉です!
場所問わず簡単にリサーチができ、サクッと稼いでいけますからね◎
せどりは実際稼げるの?利益を出すためには?
転売行為は、不当な価格で商品を販売する代わりに、莫大な利益を出す販売手法です。
せどりは、市場価格差のある商品を仕入れて販売して、利益を出していくビジネスです。
こう考えると、「せどりで本当に利益が出るの?」と思う人も多いです。
仮に、あなたがせどりビジネスで利益を出したいと思っているなら、以下の方法を実践しましょう。
せどりで利益を出す方法
- 利益になる商品をリサーチして見つける
- 売れるジャンルを見つける
- 古物商許可証を取得する
せどりでは、利益商品を見つけることが大原則です。
商品を見つけるためには、リサーチが必要なので、ツールを使うなどして徹底的に調べていきましょう。
利益になる商品をリサーチして見つける
せどりで稼ぎたいと思っているなら、利益になる商品を見つける必要があります。
その際使うのが、リサーチツールです。
私が使っているのは、ERESAです!
ERESAは、Amazonを販売先にする場合におすすめなツールなので、積極的に活用していきましょう。
ERESAでできることは、以下のとおりです。
ERESAでできること
- 価格のリサーチ
- 出品数のリサーチ
- 商品の需要のリサーチ
- 損益分岐点の計算
- 利益計算
商品の需要を調べたいなら、ランキンググラフや日別販売推移を見て判断していきます。
こちらはランキンググラフで、一般的にグラフが下がる箇所が商品の売れた場所と判断できます。
この商品の場合は、3ヵ月間で8回下がっているので、8個売れたという判断です。
しかし、あくまでも目安で、”ランキングが下がる=商品が売れる”というわけではないので注意しましょう。
次に、日別販売推移です。
在庫数の変動によって、商品が売れたかどうかがわかります。
赤枠で囲んでいる個所は、在庫が増えているので商品が追加されたと判断できます。
一方で、数字が減った場合は、”在庫が減る=商品が売れた”という判断です。
ただし、出品者が在庫を取り下げた可能性があることから、必ずしも売れたという判断はできないので、よく商品を確認することです。
ERESAの使い方については、以下の記事でまとめているので、参考にしてくださいね♪
売れるジャンルを見つける
せどりで利益を出したいなら、売れるジャンルを見つけることです。
売れないジャンルを仕入れても、利益になりませんからね……。
Amazonを販売対象にする場合は、以下のジャンルがおすすめです!
Amazonで売れるジャンル
- 家電
- ゲーム関連
- デジタルカメラ
- 食品
- ヘルビ用品
- おもちゃ
この辺は、特に利益になるので、積極的にリサーチ対象にしましょう!
ただ、ゲーム関連の商品は、転売要素が高いものもあるため、仕入れ商品には注意したいところです!
(例:ゲーム機、新品ゲームソフトなど)
手堅く稼いでいくなら、中古コンディションの商品がおすすめです◎

古物商許可証を取得する
せどりで利益を出したいと思っているなら、古物商許可証の取得は必須です。
古物商許可証とは、古物営業法で定められている許可証のことで、中古商品を販売する際に必要になってきます。
「新品なら大丈夫?」という人も多いので、厳密に規定を解説しておきますね!
まず、市場に出回っている新品コンディションの商品は、仕入れた時点で中古になります。
(中古の未使用品という認識)
Amazonでは新品コンディションとして販売できますが、古物営業法の範囲では中古と認められるので、古物商許可証が必要です。
逆に、古物商許可証が必要ないケースを紹介すると、以下のとおりです。
古物商許可証が必要ないケース
- 不用品販売目的で出品した
- もらいものがいらなくなったから出品した
- 輸入品
基準になるのは、販売目的で仕入れたかどうかです。
不用品販売は、販売目的に該当しないので、古物商許可証の必要はありません。
しかし、非課税対象額(会社員の場合は20万円)以上の利益が出た場合は、古物商許可証が求められる可能性もあるので注意しましょう。

まとめ
せどりと転売は、販売手法が異なるだけで、根本は変わりません。
しかし、転売は社会悪とされることが多く、注意したいところです。
仮に、あなたがクリーンな販売をしたいと思っているなら、以下の手法で販売しましょう。
クリーンな販売手法
- 新品商品を価格差を付けて仕入れる
- 中古商品を価格差を付けて仕入れる
- ジャンク品を仕入れて修理して販売する
これらの方法で販売すれば、利益も出しやすくなります!
高額転売をすると、批判の対象になったり、在庫を抱えたりするのであまりおすすめしません!