せどりでスプレッドシートを使って売上管理・在庫管理をする方法!
せどりである程度利益が出てきたら、売上管理表にて管理しなければなりません。あいまいな計算をしていると、本当に利益が出たのかどうかわかりませんからね……。
そこでおすすめなのが、スプレッドシートを使った売上管理方法です!
よくわかる解説
- オンラインで使えるため外注化に便利
- 在庫を管理したいならスプレッドシート一択
- リピート仕入れをする際の効率化ができる
せどりでスプレッドシートを使うメリットを紹介!
せどりでスプレッドシートを使う場合、それぞれメリットがあります。私は、普段の仕入れでスプレッドシートをメインに、”在庫管理・売上管理”をしています。
その際、以下のメリットを実感していますね!
せどりでスプレッドシートを使用するメリット
- クラウド上で管理できるため複数人での編集が可能
- 外注化に使いやすい
- 売上管理・在庫管理が徹底できる
- リピート仕入れに使える
せどりは、常に作業の効率化を目指して仕入れをする必要があります。その際に役に立つのが、”無駄な作業の外注化”です!
スプレッドシートを使うと、外注化もしやすいのでおすすめですよ◎
クラウド上で管理するため複数人での編集が可能
これは、エクセルとスプレッドシートの決定的な違いです。エクセルは完全オフラインでしか利用できず、ファイルを編集してもらうには相手に作成済みのものを共有する必要があります。
しかし、スプレッドシートの場合は、クラウド上で管理するので、リンクさえ共有していれば誰でもオンライン上での編集が可能です!
シートを編集・作成している人は、右上にアイコンとして表示されます。また、編集しているシートは、セルが色枠で囲まれるので、重複して編集するようなトラブルも起きづらいです!
一人でせどりの作業をするなら問題ありませんが、何かしらの形で外注化をするなら、絶対にスプレッドシートのほうがおすすめです!リアルタイムでシートを更新しているのがわかるので、必要に応じてZoomなどで直接やり取りをすれば、質の高い在庫管理・売上管理が可能です。
外注化に使いやすい
せどりで本格的に利益を出すなら、ワンオペよりも外注化をおすすめします。その際、スプレッドシートを活用すると、効率よく仕入れ・販売ができますよ♪
私は、”Amazon物販・メルカリ物販”の両方をしていますが、いずれも一部の作業を外注化しています。私がしていることと、外注さんがしていることをまとめると、以下のとおりです。
外注に任せていること・私が担当していること
- 商品の仕入れ作業:私が担当
- リサーチ作業:私が担当
※最近ではこれも外注化を考えている - 検品・梱包作業:外注が担当
- 商品の登録作業:外注が担当
- 売上管理:外注が担当
- リピート商品の管理:外注が担当
私が基本的に対応しているのは、商品の仕入れとリサーチのみです!クラウドワークスなどのサービスを使えば、簡単に外注化が可能なのでおすすめですよ◎
「外注化とスプレッドシートの何が関係しているの?」という人がいると思うので、それぞれ解説しますね!まず、私がスプレッドシートでしているのは”売上管理・リピート仕入れの管理・在庫管理”の三つがメインです。
いずれも、外注先に任せていますが、この作業をスプレッドシートでおこなった場合、以下のメリットがあります。
スプレッドシートで各作業の管理をした際のメリット
- 逐一仕入れ状況が確認できる
- 在庫状況から値下げの判断ができる
- リピート仕入れのリサーチが効率化する
- 売れ筋商品が簡単にわかる
どの作業も、私ができることですが、簡易的な作業はすべて外注に任せたほうが吉です!せどりは、リサーチに時間をかければかけるほど利益商品が見つかる世界なので、事務作業をしている時間をリサーチに充てれば利益につながります。
外注費以上のパフォーマンスができれば、作業を効率化したうえで利益が出せます◎
売上管理・在庫管理が徹底できる
せどりでスプレッドシートを活用すれば、売上管理・在庫管理がそれぞれ徹底できます!せどりである程度稼いでいる人は、必ず管理していますね!
逆に管理しないとどうなるかというと、以下のようなことが起きます。
せどりで売上管理・在庫管理をしなかった場合に起きること
- マイナスになっているかどうかわからない
- 長期在庫の商品を把握できない
- 売れ筋を理解できない
特に気を付けたいのが、最終的な利益がわからなくなることです。
スプレッドシートを使った売上管理表では、”販売価格・利益・在庫数”などの管理をしていきます。どれも管理しなかった場合、どのくらいの在庫数があって、どのくらいの利益が出ているのかを把握できません。
ざっくり把握していたとしても、詳しく調べたら実は赤字だったというケースはよくあります。
リピート仕入れに使える
せどりで商品が利益になった場合は、繰り返し仕入れられる可能性があるため、リピート仕入れを検討します。
その際、スプレッドシートにてリスト化しておくと、次回仕入れる際に効率よく仕入れられます!
売上管理表で、販売した日と売れた日を記載しておけば、いつ商品が売れたのかがわかりますからね!
私が管理しているリストでは、以下の情報が含まれています。
管理しているリストに書かれている情報
- 商品の売り上げ
- 出品した日
- 商品が売れた日
- 損益分岐点
- 当時の販売価格
これらの情報があれば、リストを見ただけで、売れるかどうかの判断ができます。
仮に、損益分岐点以下の商品がネットや店舗に販売されていれば、あとは仕入れるだけですよ♪
スプレッドシートを使ってできるせどりの売り上げ管理方法!
せどりで売上管理をする場合は、スプレッドシートを活用したほうが吉です。エクセルを使ってオフラインで管理するよりも、スプレッドシートのほうが効率的ですよ♪
スプレッドシートを使って売上管理をする場合は、以下の方法で使っていきます。
スプレッドシートの売上管理方法
- 売り上げの確認
- 仕入れ原価の確認・再考
- 売れ筋商品の確認・仕入れ
- 今後仕入れる必要がない商品の可視化
理想は、シートを見ただけで、せどりのすべての状況がわかることです!
リピート仕入れや、縦積みなどに応用できれば、さらにせどりを効率化できますよ♪
売上の確認
スプレッドシートの売上管理表では、売り上げの確認をしましょう。どのくらいの価格帯で売れているのか確認するためにも、必ずチェックしておきたい項目です。
私が管理しているシートでは、”売上”という項目を作っています。
こちらの項目を確認すれば、どのくらいの利益が出ているのかが一発でわかります!また、別項目として、月間のトータル売り上げを別シートに貼り付けています。
それぞれ数値を入力すれば、売上が反映される仕組みです。
月間の売り上げを確認すれば、どのくらいの価格で仕入れて、販売すれば黒字になるのかがわかります。せどりで売上管理をしたいと思っているなら、参考にしてくださいね♪
仕入れ原価の確認・再考
せどりのスプレッドシートでは、売上管理だけではなく、今後商品を仕入れる際の仕入れ原価の見直しができます。ここでチェックしたいのが、以下の項目です。
仕入れ原価の確認・再考でチェックしたい項目
- 売上
→販売先で売れた金額 - 仕入れ値
→商品を仕入れた金額 - 粗利
→売上-仕入れ値 - 利益率
→経費を差し引いた
これらを確認すれば、販売した商品が赤字なのか黒字なのかがわかります。それぞれ数値をまとめているので、そちらを例に紹介しますね!
売り上げと仕入れ値を確認して、粗利をチェックすると、プラスになっているものが多いです。一部マイナスになっているものは、仕入れ判断を間違えて赤字になってしまった例ですね……。
また、これはあくまでも粗利なので、実際に発生した利益とは異なります。
粗利から、”販売手数料・FBA手数料”などを差し引いたものが、最終的な利益額です。赤線を引いているものは、粗利の時点では黒字ですが、諸経費を差し引くと赤字になる例です。
せどりでよくありがちなのは、手数料や送料などの経費を計算せずに、そのまま仕入れてしまうこと。売上管理表で確認していれば、仕入れ値の見直しができます!
赤字になったとしても、次回リピートして仕入れる際は、その価格以下で仕入れられるようにリサーチしましょう!
売れ筋商品の確認・仕入れ
せどりの売上管理表では、売れ筋商品の確認と仕入れが可能です。確認するべき項目は、以下のとおりです。
売上管理表で確認するべき項目
- 仕入れ日
- 出品した日
- 売れた日
この三つを確認すれば、リピート仕入れの判断ができます。
ここでチェックしたいのは、出品した日から売れた日までの日数です。例えば、赤でマークを付けている商品は、出品してから5日以内に売れていることがわかります。
この場合、せどりでは高回転率商品になるので、リピートして仕入れれば利益になる可能性が高いです。
しかし、青でマークを付けている商品は、出品してから販売まで10日以上が経過しています。この商品でも十分仕入れ対象ですが、縦積みをするのは少しリスキーです。
(縦積み:同じ商品を何個も仕入れること)
繰り返して仕入れるなら、最低でも1週間に1個売れている商品を対象にしましょう!
今後仕入れる必要がない商品の可視化
スプレッドシートを使えば、今後仕入れる必要がない商品がわかります!こちらで確認したいのは、以下の項目です。
仕入れる必要がない商品を可視化するために必要なデータ
- 出品した日
- 売れた日
- 利益
- 利益率
このデータを参考に、仕入れの必要がないデータを探していきます。少し見づらいですが、仕入れる必要がない商品をマーキングしました。
画像下部にある青ラインを引いている商品は、売れるまでにかなりの日数がかかっていることがわかります。それぞれ、”微利益が出た商品・赤字になった商品、微妙に損失を出した商品”に分けられます。
仕入れ値次第ではどれも仕入れていいと思いますが、回転率が悪いのでリスキーです。
そのため、今後同じ商品が安く販売されていたとしても、仕入れない判断のほうが無難です。利益にならない回転率が高い商品を仕入れたところで、仕入れ値が無駄になるだけですからね……。
せどり売上管理表の使い方を徹底解説!【テンプレ配布】
今回、せどりで大きく利益を出してほしいので、売上管理表をそれぞれ作成してきました!ここまで読んでくれた人のために、無料で配布させていただきます!
私が実際に使っているシートは、以下のとおりです。
せどり売上管理表のシート一覧
- 売上必達目標
- Amazon売上管理シート
- メルカリ売上管理シート
それぞれ販売先によって利用するシートが異なるので、使い方をそれぞれ紹介しますね!ダウンロードは、以下のボタンからお願いします♪
売上必達目標
せどりで商品を販売する際、何かしらの目標を立てると思います。その際に、参考にしてほしいのが売り上げ必達目標です!
こちらのシートを使えば、目標を決めるだけで、自動的にどのくらいの作業量でせどりをすればいいのかがわかります!
あなたが入力するのは、赤枠の”1ヵ月”というセルのみです。
(その他は自動的に計算してくれます!)
それぞれ解説すると、以下のとおりです。
入力項目一覧
- 売上
→目標の売上金額を入力する - 商品の販売個数
→1ヵ月に販売する商品の個数を入力する - 利益
→目標利益を入力する - 商品の仕入れ個数
→マックスで仕入れる1ヵ月の個数を入力する
この場合、1ヵ月の売り上げが70万円で、最低販売個数を70個に想定して、利益を10万円出す際の目標です。達成できる利益率は14%で、そこまで高い水準ではないことがわかります。
その後は、1週間ごとの目標で、いずれのシートも7日間で計算しています。月に70万円の売り上げを出すなら、1週間に100,000円の売り上げは必須です。
さらに詳しく、日割り計算をすると、1日の売り上げが22,581円で、純利が3,226円発生すれば、目標を達成できることがわかります。せどりをする際に、このシートを毎回確認すれば、どのくらいの目安で仕入れをすればいいのか判断できます。
資金ギリギリにならないためにも、必達目標を埋めたうえで、仕入れをしていきましょう!
Amazon売上管理シート
Amazonを販売先にする場合、売上管理が少し複雑なので、シートを使って管理していきましょう。私が使っているシートは、以下の項目を入力します。
Amazon売上管理シートの入力項目
- 商品名
- ASINコード
- 仕入れ日・出品した日・売れた日
- 販売価格
- 手数料※平均15%で計算
- FBA手数料※4%で計算
- 送料
- 販売個数
- 仕入れ値
- 売上
- 粗利※売上-仕入れ値で計算
- 利益※粗利-諸手数料で計算
- 利益率※利益/売上で計算
どれもリスト化に必要な項目なので、それぞれ押さえておきましょう。
実際の入力例を紹介すると、以下のとおりです。
まずは、価格以外の情報を入力していきます。
商品名は、わかりやすいもので構いませんが、できればAmazonのタイトルをそのままコピーして入力しましょう。
(リピート仕入れに便利です)
そして、ASINコードを入力したら、リサーチで使うERESAのリンクがあると便利です。
ERESAを使えば、このように簡単に商品のリサーチデータが確認できます。そして、”仕入れ日・出品した日、売れた日”をそれぞれ入力します。
※まだ売れていない場合は空白で構いません!
ここまで入力したら、次は価格を入力していきます!
入力する項目は、”販売価格・送料・個数・仕入れ値・売上”です!その他は、関数を組んでいるので、スルーして構いません。
販売手数料は15%で計算しており、FBA納品手数料は4%計算しています。それぞれの項目を入力して、売上まで入力が完了したら、”粗利・利益・利益率”が算出されます。
商品の場合は、粗利が3,970円で純利が1,991円だとわかります。利益率は27%なので、そこそこ利益が出る商品ですね◎
コツコツ入力していけば、売上管理も楽々です!
メルカリ売上管理シート
私は、メルカリも販売先にしているので、Amazonとは別に管理しています。入力する項目はほとんど変わりませんが、そちらも参考までに紹介しますね!
こちらが、メルカリの売上管理シートです!Amazonのものと比べると、ASINコードやFBA納品手数料などが削除されれています。
また、販売手数料についても、10%と決まっているため、固定しています。このシートで、あなたが入力するべき項目は、以下のとおりです。
メルカリ売上管理シートの入力項目
- 商品名
- 仕入れた日・出品した日、売れた日
- 販売価格
- 送料
- 販売個数
- 仕入れ値
それぞれ入力すれば、あとは自動的に数値が反映される仕組みです。実際に入力したので、参考にしてくださいね♪
価格以外の項目は、基本的にAmazonと変わりません。しかし、販売した商品が確認できるように、商品名はメルカリに出品しているものと同じものにしましょう。
数値入力に関しては、特にAmazonと変わりはありません。販売価格を設定して、送料や仕入れ個数を入力するだけで、自動的に利益が算出されます。
こちらの商品の場合は、粗利が3,970円の商品で、純利益は2,644円発生しています。利益率は36%と高く、Amazonよりも利益率が高いことがわかりますね!
このように、売上管理シートでは、販売先によって売れる価格帯や利益が異なるのがわかるので、販売先の比較にも使えますよ◎
補足:スプレッドシートをインストールする方法
今回配布しているスプレッドシートは、”閲覧モード”になっています。こちらを活用する場合は、各Googleアカウントでコピーして、自分のシートに貼り付ける必要があります。
ダウンロードする手順は、以下のとおりです。
スプレッドシートをダウンロードする方法
- シートを右クリックする
- 別のワークブックにコピーを選択
- 新しいスプレッドシートをクリック
この手順で進めれば、コピーができます。
まず、対象のスプレッドシートを開いて、シートで右クリックをします。すると、”別のワークブックをコピー”という項目が出てくるので、そちらにカーソルを合わせて、”新規のスプレッドシート”を選択しましょう。
新規のスプレッドシートが立ち上がり、管理表がコピーされていると思います。その他のシートをコピーする際も同様の手順で問題ありませんが、2枚目以降は”既存のスプレッドシート”を選択して、1枚目コピーしたシートに貼り付けましょう!
新規で毎回立ち上げるのは面倒なので、この流れが最もスムーズです!
まとめ
せどりをする際は、必ず売上管理が必要です。売上管理をしないことには、うまく利益を出せませんからね!
その際に活用したいのが、スプレッドシートですオンライン上で売上管理ができるため、外注化にも便利です。
また、以下のことが一括でネットで管理できるのは、便利以外の何物でもありません!
スプレッドシートでできること
- 売上管理
- リピート仕入れ商品のリサーチ
- 損益分岐点の計算
- 売れる商品の把握
- 縦積みの検討
ただ売り上げを管理するのではなく、別の使い方をすれば、さらにせどりが効率化します◎
在庫を抱えない仕入れをするためにも、それぞれ意識しましょう!