amazonでアカウントを2つ作れる?出品者・購入者それぞれ解説!

「amazonで2つ以上アカウントは作成できる?」
「2つ以上アカウントを作る方法を知りたい!」
この記事は、このような悩みを解決しています♪
amazonで商品を購入する際、アカウント登録が必要です。
一つのアカウントでも十分ですが、家族用アカウントや複垢といった2つ以上持ちたいという人もいると思います!
そこで、今回はamazonでアカウントを2つ以上作る方法を紹介しますね♪

よくわかる解説
- 複数作る場合は別の情報が必要
- 出品用アカウントは申請すれば作成できる
- 無許可で作ると閉鎖・凍結の恐れあり
amazonでアカウントは2つ以上作れる?
amazonで、複数のアカウントがあると何かと便利です!
家族で共同のアカウントを使っているなら、別々で作成するとよいでしょう。
しかし、「そもそもアカウントは2つ以上作ってもいいの?」という人がいると思います。
一応、要件としては以下のように定められています。
amazonでアカウントを2つ以上所持する場合の条件
- 購入用アカウントなら複数作成してもOK
- 出品用アカウントの場合は原則1つしか作成できない
購入用アカウントは、自由に作成できますが、出品用アカウントを作成するときは、事前に運営に申請しなければなりません。
「購入用アカウントは作成できません!」という人がいますが、誤解なので安心しましょう♪

購入用アカウントなら複数作成してもOK
Amazonでは、セキュリティの関係上、購入用アカウントの場合は複数所持が許可されています。
カード情報などを登録するため、家族で共用していると、無断で商品を購入されてしまう可能性がありますからね……。
引用:Twitter
知り合いのフォロワーさんは、勝手にパートナーがプライムデーで買い物をしていたと言っていました。
許可している場合なら問題ありませんが、無許可で購入されるとさすがに焦りますよね……笑
ただ、購入用アカウントを作成するときは、以下の内容で作成する必要があります。
購入用アカウントを2つ以上作る場合の条件
- 名前・住所などを本垢と別の設定にする
- 本垢に登録していないカード情報が必要
- メールアドレスは登録していないものに限る
つまり、あなた名儀でアカウントを複数作るのは許可されていません!
そもそも、個人で購入用アカウントを複数所持する必要性はありませんよ!

出品用アカウントの場合は原則1つしか作成できない
購入用アカウントは、複数作成が可能ですが、出品用アカウントは原則1つしか作成できません。
しかし、”原則”と抽象的な表現をしているのは、条件を満たせば作成できるからです。
Amazonでは、以下のように記載されていました。
複数の出品アカウントの運用:
2つ目のアカウントを開設するビジネス上の正当な理由があり、すべてのアカウントが問題なく運用されている場合を除き、出品する地域ごとに維持できるセラーセントラルアカウントは1つのみです。
つまり、複数のアカウントを作成する正当な理由がある場合は、2つ以上作成できます!
Amazonが定めている正当な理由は、以下のとおりです。
出品用アカウントの複数作成が認められている例
- 複数のブランドを所持して、独立ビジネスをおこなっている
- 2つの法人で商品を製造している
(OEM、ODMなどが該当) - 別のアカウントを必要とするAmazonプログラムに採用されている
出品用アカウントを分ける理由はさまざまですが、基本的にはビジネスを分担する目的がほとんど。
例えば、あなたが”美容コスメ用品”と”自動車用部品”を取り扱って販売をしているとします。
取り扱う商品がまったくの別ジャンルなので、顧客ニーズも違えば、潜在ユーザーも異なります。
この場合、出品者用アカウントを2つにわけると、ショップの専門化が可能です!
混合して販売するよりも、特化販売したほうが、売れ行きが伸びるのでメリットが多いです◎

amazonで購入用アカウントを2つ以上作る際の注意点を紹介!
仮に、あなたがamazonで購入用アカウントを2つ以上作ろうと思っている場合は、それぞれ注意点があります!
個人使用の場合は、複数作る必要性はほとんどありませんが、家族用で分ける場合は必要です。
その際、以下の注意点を把握しておかないと、うまく作成できないので注意しましょう!
amazonで購入用アカウントを複数作る際の注意点
- 新しいメールアドレス・電話番号が必要
- 新しいクレジットカードも必要
- 複数アカウントの統合は不可能
- プライム会員の得点は1つのアカウントまで
出品用アカウントも、2つ以上作る場合は、それぞれ別の情報にしなければなりません。
これは、運営に不正にアカウントを作成していると思われないための対策でもあります。
新しいメールアドレス・電話番号が必要
amazonで2つ以上のアカウントを作成する場合は、新しいメールアドレス・電話番号が必要です。
例えば、すでに登録されているアカウントの情報を、新規作成の画面で入力すると、以下の画面が表示されます。
すでに登録されているものは、基本的に登録できません。
メールアドレスなら、Yahoo!やGmailで簡単に作成できますが、電話番号は個人で2つ用意するのは難しいです。
しかし、家族用のアカウントで登録する場合は、専用のアドレスを作成して、登録したい家族の番号を設定すれば問題ありません!
ちなみに、住所に関しては、同一で構いません!
その代わり、個数限定や数量限定品を、家族のアカウントで複数購入した場合は、ペナルティの可能性も考えられます。

新しいクレジットカードも必要
Amazonで2つ以上のアカウントを作成する場合は、個別のクレジットカード・デビットカードがの登録が必要です。
しかし、カードの登録自体はできます。
私は、購入用アカウントを2つ持っていますが、どちらのアカウントでも共通のクレジットカードを登録できました。
この場合、何が問題視されるかというと、別アカウントで同じクレジットカードを使っていると、不正利用の疑いをかけられるからです。
例えば、あなたが奥様のアカウントを別途作成するとします。
その際に、支払い用のカードを、あなた自身が普段Amazonの決済で使っているクレジットカードを登録した場合、”別アカウント・同一クレジットカード”というアカウントができます。
決済処理は普通にできますが、別アカウントから同一カードで決済があった場合は、ペナルティがかかるケースも少なくありません。
その際、「家族のアカウントなので大丈夫です」と説明すれば問題ありませんが、結構手続きが面倒です……。
このトラブルを事前に避けるためにも、最初から別のクレジットカードを登録することをおすすめします◎

複数アカウントの統合は不可能
amazonで複数のアカウントを作成した場合、一つに統合するのは不可能です。
個人で2つ以上作成した場合、注文情報を管理するのは、正直面倒です。
(その意味も含めて個人使用で複垢作成は必要ありません)
2つ以上アカウントを作成した場合、アカウントの切り替えが可能です。
アカウントサービスのタブから、”アカウントの切り替え”を選択すると、別垢への切り替えができます!
例えば、あなたが購入履歴を確認したいときは、一度アカウントを切り替えて確認する必要があります。
また、Amazonギフト券の残高や、Amazonポイントもアカウント別での移行はできません。
統合・連携は不可能なので、これからアカウントを作成しようと思っている人は、注意しましょう。
プライム会員の特典は1つのアカウントまで
Amazonには、サブスクサービスの一つとして、プライム会員があります。
こちらは、年間4,900円月額550円を支払うことで、利用可能になるサービスです!
主に利用できるコンテンツは、以下のとおりです。
プライム会員で利用できるコンテンツ
- お急ぎ便が無料になる
- お届け日時指定便が無料になる
- Amazonプライムビデオが見放題
このように、何かと特典が多いサービスです。
プライム会員は、一つのアカウントに対して一つまでしか紐づけができません。
仮に、本垢でプライム会員登録をしたとしても、別垢で連携できるわけではないので注意しましょう!
サービスを利用したい場合は、別途登録する必要があります。
家族用アカウントを作成する際も同様で、アカウント別で登録しなければなりません……。

Amazonで購入用アカウントを2つ以上作る手順を徹底解説!
amazonでは、購入用アカウントなら2つ以上作成できます!
特に、運営に申請する必要もないので安心ですよ◎
仮に、アカウントを作成する場合は、以下の手順で作成しましょう。
amazonで2つ以上のアカウントを作る手順
- アカウントサービスを開く
- アカウントの切り替えをする
- 新しいアカウントを作成する
基本的には、新規でアカウントを作成する手順と変わりません!
しかし、この作成方法は、一つのブラウザでアカウントを複数管理する方法です。
別途作成したい場合は、アカウントを登録したい人の端末で作成するとよいでしょう◎
1.アカウントサービスを開く
まず、amazonのアカウントを2つ以上作る場合は、アカウントサービスを開きましょう!
公式サイト右上に、”アカウント&リスト”というものがあるので、こちらにカーソルを合わせます。
すると、アカウントサービスが出てきますが、今回選択するのは、最下部の”アカウントの切り替え”です!
こちらをクリックして、アカウント切り替え画面に移動しましょう。
2.アカウントの切り替えをする
アカウントの切り替え画面に移動すると、以下のページが開きます。
画像3※※※※※
現時点で登録している、既存のアカウントが出てきます。
私は、すでにアカウントを2つ作成しているので、2つ表示されていますね!
新しく作成する場合は、”アカウントの追加”をクリックします。
3.新しいアカウントを作成する
amazonで新規のアカウントを作成するなら、アカウント切り替えの画面から”アカウントの追加”をクリックしましょう。
追加ボタンを押すと、以下の画面が表示されます。
すでに作成している場合は、登録アドレスとパスワードを入力して連携を完了させましょう。
しかし、作成していない場合は、”Amazonアカウントを作成する”というボタンをクリックします。
すると、こちらの画面が出てきます。
Amazonで新しくアカウントを作成する場合は、以下の情報が必要です。
Amazonアカウント作成で必要な情報
- 名前
- フリガナ
- メールアドレス
- パスワード※最低6文字以内
こちらの情報を入力したら、”Amazonアカウントを作成する”をクリックして、設定完了です!
無事、Amazonのトップページに移動したら、複垢の作成が完了します。
家族用アカウントや、個人的に複垢を作りたいと思っているなら、こちらの手順で進めていきましょう!
Amazonで出品用アカウントは2つ以上作れる?
Amazonでは、購入用アカウントを2つ以上作成することは認められています。
しかし、出品用アカウントを作成する際は、所定の審査が必要です。
正当な理由がない限りは、作成できないので注意しましょう!
私が、以前勤めていた会社では、中国仕入れのAmazon物販をおこなっていました。
その際に取り扱っていた商品は、以下のとおり。
以前勤めていた会社で取り扱っていた商品
- 美容・コスメ
- パソコンの精密機器
- 女性用ウィッグ(医療用)
- 健康食品
パソコンの精密機器以外は、関連性があるので同一ストアで販売できますが、結局は3つのストアに分けていました。
”美容・コスメ・健康食品””精密機器””女性用ウィッグ”のストアを作成して販売しており、いずれも申請が必要でした。
明確な審査条件は公開されていませんが、以下の内容が関係していたと思います。
※申請に不備があればAmazon側から教えてもらえます
【複数ストア出品に必要な条件】
- 複数のブランドを持っている
(法人ならサービス名、屋号があるとスムーズ)- 別法人で運用
- 運営責任者が別名義
- 登録住所が別
- ストアごとのクレジットカード作成
おおまかには、このような内容でした。
私が勤めていた会社は、物販がメインの会社ではなく、広告代理業務・アプリ開発業務なども複合的におこなっていました。
仮に、会社が小売り・ECサイト運営に特化している場合は、別法人を立ち上げる必要はないそうです。
(Amazonのサポートセンターでいっていました)

出品アカウントを2つ以上作るメリット3選!
出品用アカウントは、必要に応じて2つ作成できます。
実際、出品用アカウントを複数作ると、以下のメリットがありますよ◎
出品用アカウントを2つ以上作るメリット
- 専門販売ができる
- リスク分散につながる
- 収益性が増す
特に、商品の専門販売ができるのは、アカウントを複数作るメリットです。
混合して商品を販売すると、ユーザーニーズが合わずに、離脱する可能性もありますからね……。
それを避ける意味でも、無理ない範囲で複数出品の審査を出すとよいでしょう。
専門販売ができる
amazonで、アカウントを2つ以上作成すると、専門販売ができます。
例えば、あなたが普段から以下の商品を取り扱っているとします。
amazonで出品する商品の一例
- 美容コスメ関連
→10代~20代女性が主なユーザー層 - 美容サプリメント(国内)
→20代~30代女性が主なユーザー層 - おもちゃ
→10代~20代の男性、子持ちの家庭がメインのユーザー層 - ゲーム
→10代~20代の男性、子持ちの家庭がメインのユーザー層
この場合、すべての商品を複合的に販売するのもありですが、個人的には分けたほうがいいと思います。
あなたがとある実店舗に行ったときに、美容コスメの隣に子供向けのゲームがあったら、困惑するでしょう……。
これは、店舗に限らずECサイトでも同様です。
統一性のないストアやショップは、総じて売り上げが落ちてしまいます。
仮に、商品に統一性を出したいなら、出品用アカウントを分けて、”美容コスメ・サプリメント”ストアと、”おもちゃ・ゲーム”ストアをそれぞれ作りましょう◎
ユーザー層もニーズも異なるため、分けたほうがおすすめです!
専門販売は、回転率を上げるだけではなく、リピーターも増やせますからね♪

リスク分散につながる
Amazonでは、たびたびアカウントの停止が問題視されています。
昔に比べると、Amazonの新規出品者の参入は厳しくなりましたし、変なことをしたらすぐにアカウントが規制されます。
Twitterには、Amazonのアカウントが規制された人が投稿していました。
Amazonはアカウント2回も凍結されたので😱アマゾン停止されてもOKなようにビジネスしてきました。定期的にリピートされる仕組みができたら最強ですよね
— テック|IT起業家|現役プロジェクトマネージャー (@degitaltech) June 30, 2021
規制される理由はさまざまですが、基本的にはamazonの利用規約に抵触しなければ問題ありません。
また、真贋調査に引っかかってしまい、アカウントが規制されることもあるようです。
真贋調査とは、amazonがおこなっている偽物を販売するユーザーを規制する目的でおこなっていることです。
近年、amazonでは偽物商品が販売されており、新規出品者へのあたりが厳しくなりつつあります。
それに、真贋品を販売していなくても、ランダムでチェックがあるというので驚きです……。
仮に、何らかの原因で、アカウントが規制された場合に、2つ以上作成していると、全滅は避けられます!
関連するアカウントがすべて停止するともいわれていますが、2つ以上のアカウントを作成する場合は、完全に別名義です。
IPアドレスも違うので、紐づけられてアカウントが規制されることはありませんよ◎
そのため、リスクヘッジの目的で、2つ以上アカウントを作るのもありです!
収益性が増す
amazonで、複数のアカウントを作成すれば、収益性が増す可能性が高いです。
このメカニズムは、商品の専門性が関係しています。
アカウントを2つ以上作成して、商品を販売する場合は、別のカテゴリが大前提です。
”ヘルビ用品×サプリメント”や”おもちゃ×ゲーム”などの、関連性が高い商品の場合は、ストアを分けられません。
一方で、”ヘルビ用品×おもちゃ”などのカテゴリが一切違うものに関しては、別垢の作成が認められています。
「収益性と何が関係しているの?」という人のために、簡単に解説すると、ユーザー層がまったく異なるからです。
ヘルビ用品とおもちゃを購入するユーザー層は、性別も年齢層も異なります。
例えば、20代女性に子供向けのおもちゃの販促をしたとしても、購入されません。
しかし、コスメやサプリの訴求をして、専門ストアを作成すれば、売れ行きにつながる可能性が高まります。
いろいろな商品に手を出して販売するよりも、ストアで特化販売をしたほうが、商品は売れやすくなります。

逆にアカウントを2つ以上作るデメリットはある?
amazonで、出品用アカウントを2つ以上作る場合は、デメリットも存在します。
アカウントの作成申請をして作る場合は問題ないですが、無許可で作成してしまうと、アカウントが規制されてしまうことも……。
これを避ける意味でも、デメリットを把握して、正しいアカウントの作成方法を学びましょう。
amazonでアカウントを2つ以上作るデメリット
- 閉鎖・凍結の可能性がある
- 大口登録の場合は月10,000円程度かかる
気を付けたいのが、閉鎖・凍結です。
リスクヘッジの目的で、アカウントを分けていたとしても、1つのアカウントが規制されると、別のアカウントも規制される可能性があります。
ペナルティに抵触するようなことをしなければ問題ありませんが、こればかりはわかりませんからね……。

閉鎖・凍結の可能性がある
amazonで、アカウントを2つ以上作る際に注意したいのが、閉鎖・凍結の可能性です。
amazonには、大きく分けて、以下の二つのアカウント規制処分があります。
amazonのアカウント規制処分
- アカウント停止
→一時的に停止し、要件を満たせば解除できる - アカウント閉鎖・凍結
→停止した状態を放置するとこの処分になる
アカウントが停止された場合は、解除までに14日間の猶予があります。
規制された内容によって、解除の条件が異なります。
一般的には、業務改善書の提出や、領収書・請求書の提出で解除可能です。
しかし、それが解除できなかった場合は、閉鎖・凍結へと進みます。
また、最近では、段階を踏まずに、いきなり閉鎖・凍結するケースがあるようです。
この場合、利用規約違反に該当していることが原因で、悪質なセラーと判断されたうえでの対処です。
一度凍結されてしまった場合は、二度とアカウントは復旧できません。
また、アカウントを2つ以上運用している場合は、関連するアカウントとして別垢も規制される可能性があるので注意しましょう!

大口登録の場合は月10,000円程度かかる
amazonで、複数のアカウントを運用する場合、作成したアカウント分の月額料金がかかります。
基本的に、アカウントを2つ以上作成する人は、法人かある程度Amazon物販をしている人です。
そこまでガチにやっていない人は、小口出品で十分ですからね!
しかし、ジャンルやカテゴリを分ける人ほど、大量に商品を仕入れては販売しています。
仮に、大口出品に登録する場合は、4,900円+税の料金がかかります。
毎月支払う必要があるので、2つアカウントを作成した場合は、毎月10,000円近くの出費になるわけです……。
ある程度稼いでいる人ならよいですが、そこまで収益化していない人からすると、結構な負担です!
アカウントの数が増えれば増えるほど、増えていく項目なので、注意しましょう!
amazonで出品用アカウントを2つ以上作る場合に必要なもの一覧!
amazonで出品用のアカウントを複数作る場合は、それぞれ必要なものがあります!
アカウントを分けたいと思っている人は、それぞれ必要なものを把握しておきましょう◎
具体的には、以下が挙げられます。
出品用アカウント開設に必要なもの
- クレジットカード
- 別法人
- 電話番号
- 銀行口座
- IPアドレス
それぞれ必要になる項目ですが、あくまでも申請を通す前提での話です。
”販売カテゴリが異なる、オリジナル商品を製造している”などの要件に該当しない場合は、認められない可能性があるため注意しましょう!
クレジットカード
amazonでは、セラーセントラルに登録する際、クレジットカードが必ず必要です。
こちらは、大口出品の利用料の初回引き落としや、送料の建て替えなどで利用します。
アカウントを2つ以上作る場合、本垢に登録しているクレジットカードや、購入用アカウントで登録しているものは避けましょう。
あくまでも、複垢の作成が認められているのは、別名義のユーザーのみです。
違うクレジットカードを登録しても、名義人が同じ場合は、同一のアカウントとして認められてしまいます……。
(この場合アカウント作成ができません)
また、クレジットカードの登録先住所が同じ場合も、同一人物と判断されてしまうので、別名義のクレジットカードを使ったほうが安心です◎
別法人
amazonで2つ以上の出品アカウントを作る場合は、原則として別法人である必要があります。
同一の法人で複垢を作る場合は、部署を作成する必要があります。
私が勤めていた会社の例を紹介すると、合計で3つのストアがありました。
それぞれの内訳を紹介すると、以下のとおりです。
amazonの出品アカウントの分け方について
- コスメ・美容関連:本社(メインストア)
- サプリメント・酵素関連:本社の別部署にて運用
- おもちゃ・ゲーム関連:別法人を設立して開設
関連性がある商品の場合は、別部署として同一法人でアカウント開設が可能です。
しかし、ジャンルが一切違う場合は、別法人である必要があります。
本社は東京にありましたが、別法人でのアカウント作成が必要になったため、大阪にペーパーカンパニーを設立。
登録住所地もその会社にして、運営責任者は会長が登録されていました。
クレジットカードの登録は、本社が法人カードで、別法人が個人カードで登録したところ、問題なく審査に通りました。

銀行口座
Amazonで出品用アカウントを開設する場合は、銀行口座の用意もしておきましょう。
これは、セラーセントラルに登録する際に必要になってくるので、個人・法人のいずれかを登録しておくとベスト。
(個人的には法人がおすすめ)
別名義の登録をしないと、同一アカウントだとバレてしまいます。
そのため、できる限り新規開設をするなどして対応しましょう!
以前勤めていた会社では、法人別の銀行口座を登録していました。
ペーパーカンパニーとはいえ、法人口座は作れますからね!
仮に、2つ以上の出品用アカウントを作成しようと思っているなら、別法人を設立する際に、合わせて銀行口座も開設しておくとスムーズです◎
IPアドレス※ネット回線
複数のアカウントを開設する際、ネット回線でIPを分けておくことをおすすめします。
IPアドレスは、ネットでいう住所のことであり、調べれば通信相手を特定可能です。
仮に、アカウントを開設する際に、同一IPからのアクセスをしてしまうと、同一のアカウントからの作成とバレてしまいます……。
これを避けるためには、以下の対策をしましょう。
同一IPを回避できる対策
- ネット回線を分ける
- 無線と有線で分ける
IPアドレスは、ネットにつないだ時点で判断できます。
仮に、会社で使っている同一のWi-Fiから、2つのアカウントを作成すると、共通のユーザーだとバレてしまいます。
しかし、ネット回線を分ければ、IPアドレスも変わるので、同一アカウントだと紐づけられることはありません!
そのため、別法人というケースでアカウントを開設するなら、本垢は有線接続、別垢は無線接続などと、使い分けていきましょう!
Amazonの複数アカウント運用で閉鎖・凍結する理由を紹介!【出品者編】
Amazonでは、2つ以上のアカウントを運用することが禁止されています。
アカウントを作成すること自体は問題ではなく、運用方法次第では規制がかかる可能性があるということです。
仮に、複垢運用で閉鎖・凍結するとすれば、以下の理由が挙げられます。
Amazonの複数アカウント運用で閉鎖・凍結する理由
- 無許可でアカウント2つ以上を作成した
- 関連性がある商品を出品した
- 同じ住所・情報で登録した
Amazonで、2つ以上のアカウント保持が許可されているのは、あくまでも別のアカウントとして判断できるものです。
同一の申請でも、別法人・別事業者であれば運用可能です。
しかし、何かしら関連する内容があれば、許可された複垢でも規制される可能性があるので注意しましょう!
無許可でアカウントを2つ以上作成した
これは言わずもがなで、運営に無許可でアカウントを2つ以上作ると規制されてしまいます。
人によっては、「バレなければ問題ない」という人がいますが、徹底していないと普通にバレます。
特に、一人で2つ以上のアカウントを運用しようとすると、高確率でバレるのでおすすめしません。
”住所・クレジットカード・銀行口座”を別名義にしたところで、以下の情報が共通していたらアウトですからね……。
複垢作成でバレやすいポイント
- ネット回線を共同で使い同一IPを使用した
- 仕入れ先によってバレた
- 誤って別のクレジットカードで決済した
このように、バレやすい理由はいくらでもあります。
仮に、2つ以上のアカウントを作成する場合は、作成できる条件に該当しているかどうか確認して、申請してからにしましょう。
関連性がある商品を出品した
Amazonで、2つ以上のアカウントを作成してもよいと運営に認められた場合、指定の条件であれば複垢が作成できます。
その条件は単純で、関連性がない商品を販売することです。
これは大前提で、少しでも関連性がある商品を販売するのはNG。
それぞれのパターンを紹介すると、以下のとおりです。
複数アカウントで販売してもよい例と悪い例の組み合わせ
- おもちゃ販売+コスメ販売:OK
- コスメ販売+サプリメント販売:グレーゾーン(状況次第ではNG)
- ゲームソフト販売+ゲーム機販売:NG
まず、おもちゃとコスメ販売のアカウントを分けた場合は、関連性が一切ないので、アカウントを2つ運用できます。
しかし、コスメ販売とサプリメント販売の場合は、”美容”というカテゴリでは、共通する部分があります。
そのため、規制される可能性があるものの、それだけが要件になるとはいいがたいです。
ただ、ゲームソフト+ゲーム機のような関連性が高いものは、アカウントを分ける必要がないことから、閉鎖につながります。
そもそも、アカウントを2つに分けるのは、混合して販売している商品を分担するためです。
専門販売をすれば売れ行きがよくなることから、Amazonも推奨しています。

同じ住所・情報で登録した
Amazonで複数のアカウントを作成する際に気を付けたいのが、同一の住所・情報で登録してしまう点です。
しかし、これには特例があるので、そちらをまずは紹介しますね!
例えば、あなたが経営している会社が、貿易・ECがメインの事業で、ほかに展開していないとします。
この場合、”別部署”として登録するのであれば、同一の情報・住所でも登録が可能です。
ただ、住所を部署で区切るのと、運営責任者を別の人物にする必要があります。
それ以外の場合は、原則として別法人・別事業者での登録が求められます。
私が以前勤めていた会社では、大阪のペーパーカンパニーを登録先の住所にし、別サイト専用の回線を通して、本社にて2つ運用していました。

まとめ
Amazonでは、購入者用アカウントに限り、2つ以上作成できます。
家族用のアカウントで分けたい場合は、作成するとよいでしょう。
出品用アカウントに関しては、原則としては使用できません。
しかし、以下の条件に該当する場合につき、作成できるので該当しているかどうか確認しましょう。
出品用アカウントが2つ以上作れる条件
- 別法人でECサイトを運用している場合
- 住所・クレジットカード・口座などで別のものを用意できる場合
- 関連性がない商品を販売する場合
この条件に満たしていれば、複垢作成が可能です。
しかし、無断で作成した場合や、同一の情報で登録した場合は、両方のアカウントが停止するので注意しましょう!